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タムとミュートと私 〜その2〜

ノイズの原因としてラグのミュートをしたものの解決しなかった前回


ということは、残る原因は1つになりました。
引き続き12インチタムを分解していきます。










ファイル 256-1.jpg
タムの内臓ミュートです。
70年代のLudwigはネジ式のミュートですが、
この60年代のものはこの様なノブ式となってます。
このミュート、是非実戦で使っていきたいのですが、
如何せんプレイ中にすぐに落ちてしまう。
予想するに、激しく叩くプレイを想定されていないロック過渡期の60年代。
ハードロックの登場によって70年代のネジ式ミュートになったのではと。










ということで










ファイル 256-2.jpg
外しました。
このスプリング&ワッシャーの構造を問題視しておりました。










ファイル 256-3.jpg
すると驚くべき発見!
こちらは13インチのノブミュート。
上の12インチと比べて見た目がスマートですよね。
スプリングが綺麗に収まってる。


実際13よりも12に多くノイズを感じておりました。
んで分解すると12のほうにワッシャーが2枚も足りませんでした。


ノイズの原因これかー!!!!!
見つけたどー!!!!










(ということはラグミュート必要だったのか…?)










化粧スポンジ「え、私まだ人の顔触れてないすけど?」










「私、ミュートになるために生まれてきたわけじゃないんすけど?」










す…すまん。










挽回を図るべく別の改造もついでに。










ファイル 256-4.jpg
タムのホルダー部分です。










これを










ファイル 256-5.jpg
わかりますでしょうか。
固定部分を内側ではなく外側にしました。
右側が少し削れているのがみえます。
逆さに付いていたものですので、つまりタムが角度する方に
経年劣化で削れているんですね。
状態に歴史あり。










ファイル 256-6.jpg
いつもは内側を回していることになりますので、
レンチがシェルに当たって嫌だったんですね~。
ご覧の通り外側にすることでレンチが圧倒的に回し易くなりました。
これぞ現場対応の改造!










ファイル 256-7.jpg
今回はアメリカンサイズのcorted EMPERORを装着。
Vintage Aに比べて厚みがあって、
とてもふくよかですね~。










試叩するとノイズはばっちりなくなりました!
ノイズとの戦いもついに終止符を打つことができました。
ありがとう化粧用スポンジ!!










化粧スポンジ「」










ファイル 256-8.jpg
おまけ。
タムの内部です。










ファイル 256-9.jpg
Date Stamp.
1967年11月6日に作られましたよ~とのことですが、
ヴィンテージの価値を上げる為に後から付けられているものも多いんだとか。
音が良いから問題無いですけどね!










それでは、続きはwebで。チーン。