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#stdrums "Anywhere Dancefloor" リリースしました

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前回の記事でお知らせした通り、
stdrumsの1st Album "Anywhere Dancefloor"をリリースしました。










twitterではこの情報をざっくりお伝えしてきておりましたが、
改めてなにものかを説明したいと思います。


持ち運びができるコンパクトドラムと
作曲ソフトGarageBand for iPhoneによる路上リズムユニットです。
その情報発信のハッシュタグに使っている #stdrums が
皆様に伝えるための現在のところの名称となっております。


この発案は遡ること今年の初め、
ドラムを練習で同期に合わせて叩いたら飽きずに続くのではと、
iPhone向けのGarage Bandを入手したことが始まりでした。
多くのループサンプルが入っているため、
それを流しながら叩いて遊んでおりました。
段々とサンプルの組み合わせることでより曲らしくなり、
流しながら叩けば一人でライヴが出来る。


そんなことを考えながら4月にイギリスはロンドンへ飛びました。


そして向こうで見た「表現することへの寛容さ」
広く深い空と芸術文化が根付いた土地。
気付けばメロディを口ずさみ、フレーズができていました。
このストリートで叩けたらどんなに幸せだろう。
構想はこのとき完成しました。










帰国して機材を揃え始めました。
幸い持っていたコンパクトキットを更に具体化。
カホン・ハイハット・スネアの3点のみとし、
電池駆動のアンプを友人から借りて、
スーツケースに全て入るようにしました。
これで何処へでも行ける。









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手始めに実感や反応を得る実験を目当てに、
国内での路上ライヴを始めました。
2回目だったか、渋谷で演奏中
路上ライヴの写真を撮っているという方と出会い、
音源作成を推奨されました。
やってみようとレコーディングはその翌日。
1日で録り切り、ミックスして、ジャケット作って…。
大よそ2週間で完成しました。










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ジャケットにはシリアルナンバーを入れました。
1枚1枚手焼き・手刷りの完全D.I.Y作品です。
イラストはこれまでtwitterのアイコン等を描いてくれている
mooちゃんにお願いしました。
いつもピッタリな絵を描いてくれてありがとう!










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レコーディングは路上と同じキットではありませんが、
キック・スネア・ハット・シンバルという点数は同じです。
マイキングはキック・スネア・エアーの3点。
慣れないMTRでセルフレコーディングしました。










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スネアはhighenaでも使っている
WFL 40's Buddy Rich "Be-Bop Model"
バンドではローチューンですが、この音源では強めに張りました。
ハイピッチにしても低音もカバーする素晴らしい鳴り。
Buddy Rich本人がハイピッチですしね。
レンジの広さにこの楽器の深さを見ました。







【収録楽曲解説】







1.intro
まずはご挨拶のドラムソロです。
Miles Daviesばりの40分超えの演奏から切り取ってフェードイン・アウト
したかったのですが実際は4分くらいのソロでした。
スネアの鳴りが気持ちいいです。


2.jf16
一番最初にできた曲です。
GarageBandに入っているループを繋げて重ねて。
トラックメーカーの基本中の基本をやっております。
後半にはコーラスが入っていますが、
これが某JFさんのアルバム16曲目のネタを拝借したため
この曲名となりました。


3.LONDON WAY
ハイドパークを歩いてるときにできたフレーズから組み立てた曲。
群を抜いた開放感と深くて広い空をイメージしました。
歌はオランダ滞在中に録音。
なんとなく英語っぽく歌ったものをそのまま使ってしまいました。



散歩中に構想したMV.
Royal Albert HallからHyde Parkまでの道を
歩きながら写真を撮り続けて繋げたものです。
(イギリス旅行記だとこのとき)
枚数にして800枚を超えているのですが、
曲が長いために間隔も広くなってしまいました。


天気のいい日にゆったりと耳を傾けてもらって、
そのまま眠ってしまって頂ければ幸いです。


4.funkypiano
GarageBandで練習していたときに一番気に入っていたループ音源を
一発流し続けてできた曲。
タイトルもそのまんまです。
相手は淡々と同じフレーズを引き続けてくれるので、
僕の押し引きがこの曲を自在に変化させます。


5.fastechno
5拍子のEL&Pみたいなリフがメインにある曲。
このリフは大学生くらいのときに作ったもの。
とうとう使える場所がありました。
後半は延々と16分音符を埋め尽くすビートで圧を高めます。
不気味な雰囲気を纏いながらも荘厳さを感じて頂ければ嬉しいです。










そしてこのキットを持って11月にロンドンで路上ライヴをやってきます。
向こうのストリートでの一期一会を大切にしたいと思い、
元々音源は作ろうと思っていました。
まさかこんなに早く完成してしまうとは…。
あの助言をくれた方に感謝。













これまで皆さんが撮ってくれた動画!
今後も各SNSにて #stdrums で纏めさせて頂きますので、
もし撮影して下さる方は是非こちらのハッシュタグをご利用下さい。










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見に来れない方用にも通販を用意してあります。
送料込1000円です。
ご希望の方はme@rerure.comへどうぞ。










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タイトル通り、音楽があればどこでもダンスフロアーになる。
どこでもダンスフロアーになるあの雰囲気を、
日本でも再現できたら嬉しいです。


それでは、続きはwebで。チーン。