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20160726 Les Houches, France to Dover, England. Old Street, London.

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車が立ち往生してフランスはLes Houchesに留まり3日目。
何処を見渡しても絶景の山々と、
まだスイスに近いフランスに停泊している違和感が交錯する。










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スーパーマーケットでパン、ハム、チーズ、レタス等々を買い込む。
昨日のバスキングのお陰で財布を気にしなくていいのは助かる。
そして車へ戻ると、意外にもエンジニア氏が早速修理に着手してくれていた。
リフトに上げられ、部品を交換。エンジンが無事に掛かる。
この2日間が僅か20分で解決されるという呆気ないものであった。
恐らくこのエンジニア氏がボスで、腕もたつのだろう。
忙しいなか手を回してくれてありがとう!










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昨日稼いだコインでの支払いも受領してくれた。
€159.44に加えてオイルも買っておき、遂に移動だ。


昨日と同じホテルにWi-Fiを借りて今後の道のりをチェックする。
ロンドンへ直行するにはフェリーが一番安いらしい。
調べると21:30発の便があった。
チェックインは90分前で、現在時刻は13時過ぎ。
水を汲んだり準備をしたかったけれども、その余裕はなさそうである。
ノンストップでフランスはCalaisを目指すこととなった。
因みにロンドンを発つのは28日の15時。猶予は残り約50時間。










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無事に動く車がこれほどありがたいものとは。
まさかの思い出ができたLes Houchesよ。さらば。
Chamonixでのバスキングを忘れることはないだろう。
トラブルもなく順調に走る車さま。ありがたや。
作曲やブログのメモを纏める。


途中JaviからNathanへ運転交代の際に前方座席へ。
BillとNathanの間に座ったため、スペイン語地獄が待っていた…。
Billは音楽をかけるとよく喋る。
ましてや運転中の車内なので声も張る必要がある。これはキツい笑。


そして後部座席はJaviとTereのお陰でぐちゃぐちゃ。
冷蔵庫の上に毛布?が敷かれていたために発熱もしている。
どうしたらここまで「意図せずに」ひっくり返せるのかがわからない。
モノへ対する意識と配慮には随分と隔たりがあるようだ。
そして違いを理解し、受け入れればいいのである。


ジャーマンではないRAGEはこの車内で再生される率がとても高い。
盛り上がる車内で黙々と作曲。
高速道路の料金所が見えてきた。€77。移動距離を考えれば妥当である。
そしてフランスの国境審査。これを終えると今度はイギリスの審査。
流石はイギリス。旅程票の提示を求められる。持っておいてよかった。
続いて荷物審査。最後にフェリーの登場審査と。
4回もパスポートを見せて、21時に遂にP&O Ferriesへ到着。










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潮風に導かれ、港から夕陽を眺める。
車内にipodを置き忘れてしまったが、脳内ではislandsが自動再生されている。
Prelude: Song of the Gulls. かもめの歌。
かもめの鳴き声が長かった旅の終わりを告げているようだ。


ふと、幼少の記憶が呼び覚まされる。父親とサビキ釣りをした千葉港。
夜にライトを持って出かけたイカ釣り。親父がなんとか1匹ヤリイカを釣って、
持って帰ってイカ刺しを作ってくれた。別格に美味かった。
潮の香りが、当時の思い出を蘇らせた。そして今日まで生きてきた。
きっと親父もislandsを気に入ってくれるだろう。日本に帰ったらCDを贈ろう。
映画のスタッフロールのように記憶と気持ちが身体を流れていった。










出港時刻通りにフェリー内へ車を停めて上の階へ。
船内のメイン通貨はポンドで、なんとGUINNESSがある!
しかも£3.90。なんだこの天国は…ポンドを置いてきてしまったために車へ。
しかし、出港したあと車庫へ行くのは禁止されているのだそう。
車上荒らしの防止か。落ち着いたらスタッフの方が同行して取りに行けることに。
それまでは我慢…なんぞ全くできずにカードでまずは1杯。










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離れていくヨーロッパ・フランスを眺めながら文字通りの祝杯を挙げる。
至福の1杯。さらばフランス。さらばLes Houches。さらばChamonix。
そしてさらばヨーロッパ。










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係りの方の同行で無事にポンドを回収して即2敗目。いや、3杯目。
バーが閉まってしまうタイミングだったので併せて4杯目。










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メンバーはゲームコーナーのタイムクライシスで白熱中。
この珍道中。僕はGUINNESSでチン入中。










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22時過ぎにイングランドはDoverへ到着。
そうか、これがドーバー海峡だったのか。
テレビ番組の企画で耳にしたことがある我々世代は多いだろう。
フランスとイギリスには1時間の時差があるため、90分の船旅は30分に短縮された。


1時間ほど更に走ると、見たことのある風景。赤いダブルデッカーバス。
遂にロンドンへ到着した。オフライセンスの数が都会を証明している。
25時頃。Old StreetのNathanが住む家へ。
ここはパブだった空き家らしく、1階はほぼそのままの状態で残っている。
カウンターの中にある冷蔵庫には大量の出来合いのパスタが保存されている。
オフライセンスで買ってきたGUINNESSで皆で乾杯。ほんと、お疲れ様。
特に運転をし続けてくれたJavi, Nathan。計4000km以上の旅となった。
パスタを食べて適度な時間に就寝。
屋根があって足が伸ばせるだけで贅沢を感じる夜でした。


それでは、続きはwebで。チーン。










※日本へ帰国後両親に会い、港での思い出と共にislandsを無事に渡す。
後日、アルバムへの感想は「宗教音楽みたいだな!」でした。
チーン。