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20161024 Red Lion, Acton Town, London to Tokyo.

10時前。アラームが効かず翔二郎に起こされる。
旅立ちの日に満身創痍とはいい傾向だ。









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11時には家を出る計画を立てているので、意外と時間がない。
部屋の掃除を翔二郎に頼んで僕は買い物へ。
せめてものお礼として日用品を買い込む。洗濯洗剤が意外と高い。
随分と冷え込むので、戻ってから余りものの野菜でスープを作りながら家の掃除。
Nathanをはじめこの家の住人はちゃんと掃除をするのですんなりと片付け完了。









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家を出る予定時刻になった。
Nathanはまだ起きない。
流石に起こすのも悪いので、置き手紙を一筆書いて荷物を転がし外へ出る。
約2週間、ハプニングから転じて結局ずっと住まわせてもらって家ともお別れ。
1人ならまだしも2人も受け入れてくれた。
考えてみれば部屋とベッドがあったのは初めてでした笑。
アナスタシア、ディヴィッド、バーニーと彼女さん。今までありがとう。
大変お世話になりました。


Acton Townに到着したのは12時過ぎ。いいタイミングにNathanから電話が来る。
部屋の掃除と置き土産を喜んでくれた。本当に律儀で懐の深いやつだ。
日本に来たいと言ってくれていた話が現実になることを願うばかり。









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そしてRED LION - Wetherspoon. 行きと帰りにはここに来なければならない。
今期最後のGUINNESSを嗜む。









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平日の昼間だというのに店内はなかなかに賑わっている。
今日のフィッシュは素晴らしい揚げ具合で美味しかった。
これからのフライトに向けていい前哨戦となった。









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1時間ほどゆっくりして空港を目指す。
空模様は曇り気味で、地下へ潜る車窓から別れを告げる。









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Heathlow空港へ到着しチェックイン。
荷物は手分けしたお陰で難なく預け完了。
文字通り肩の荷が下り、あとは飛行機に乗るだけ。
最後の悪足搔きの1杯を飲み干して手荷物検査へ。









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16時に離陸。行きと違ってガラ空きとはいかない様子。
早速飲みながら映画はズートピアを鑑賞。
随所に散りばめられたとは萌え要素は二次創作の餌食となるだろう笑。
作品としてはシンプルによく作られた内容で面白かった。


現地時間の0時頃にドーハへ到着。ここから6時間の乗り換え待ち。
一先ず仮眠室で横になる。
しかしすぐさま飽きて、革ジャンの修理をしたりなんだり。
前回同様、割とあっさり過ぎていきました。
こんなに時間はあるのにブログには着手できない…。









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現地時刻の朝6時頃、遂に飛行機へ。今回は空港を移動するバスに乗る。
地平線が見えるくらいの広大な敷地を突っ切って搭乗。
いよいよ、あとは日本に到着するだけだ。
実は昨夜からの体調不良を引きずっていた翔二郎。この辺りで復活。
コーラの飲み過ぎが影響を及ぼしたといっても過言ではない。


ドーハから過ごす10時間の間に、引き続きよく飲む。
どうやらドーハ発の日本行きは1日に1本らしい。
とんでもない待ち時間になるのはこれが理由で、
世界中から集まった乗客がこの1本に乗るため、シーズンに関係なくなかなかの混雑具合。
こうなると添乗員さんは忙しくなりこちらも好き勝手やれなくなる。
そんななか1人の添乗員さんはやけに世話をしてくれて非常に快適な旅となった。
全く以ってよく飲んだ。
翔二郎の解説のもと、サッカーのダイジェスト番組を見る。
途中から「レコ屋でオリジナル盤を見つけたときのリアクション」をアフレコして遊ぶ。
この2週間、我々の間には何もトラブルが無いどころか、より仲良くなってしまったようだ笑。


22時半頃に羽田空港へ到着。
スーツケースを受け取り、荷物を再交換して関税も無事に通過。
帰ってきた。山手線へ乗り換える。
電車内の混雑に洗礼を受ける。端っこに場所を譲ってくれない国、日本。
コミュニケーションの不足さに翔二郎と面喰いながら解散。









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と思いきや旅立ちの日に寄ったラーメン屋に再集合。
にんにくしょうがへの思いが捨てられなかった様子。
最後までよく飲んだ旅でした。
26時頃に解散。
素晴らしい2週間をありがとう!


それでは、続きはwebで。チーン。

20161023 #stdrums in Brick Lane Market. Final night in Old Street, London.

10時、ほぼ仮眠に近い状態で起床。
さくっと身支度を済ませて器材を持って外へ出る。
TESCOで買ったミールディールを食べながら移動。
最終日は料理をしている暇も無くなるお決まりのパターンです。










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12時頃にブリックレーンへ到着。
今日も至るところにバスカーが点在するなか、
メインスポットでは2iceが演奏中。
オヤジさんに話すと、場所をシェアしてくれることになった。ありがたい。
数曲見届けてバトンタッチ。
やはりブリックレーンの反応はとてもいい。
最終日にしてCDの在庫は20枚ちょい。
順調に売れていくものの、果たして今日で売り切れるか。


以降30分ずつで交代をしていく方式。
休憩中に荷物を置いて動けるのが嬉しい。
というわけで合間を縫って各レコ屋へ。
先週買い間違えたアナログも無事に返品できた。
(そこで買ったDeep PurpleのIn Rockもセカンドプレスだったのは残念な話…)
因みに翔二郎もislandsを探すために一緒に来ている。
彼はSOHOの方へ出向いていった…まだ見ぬユートピアを目指して…。


17時頃に2iceが撤収。今から別のスポットへ向かうらしい。
彼らの選択は賢明で、18時頃には大体の店が閉まってしまう。
人通りも少なくなり盛り上がらなくなってくる。CDはあと10枚ほど。
17時半頃。最後だと思っていた1曲で電池も丁度切れて終了。
今回の旅はこれで終わりか…。片付けを始める。
しかし、なにか後ろ髪を引かれるものがあり、途中で手を止める。
緊急時に持っているバッテリーを交換して、再度セッティング。
最後に1曲。自分にとってのアンコールでidontknowbutを叩いた。


今期でのバスキングはこれまでに比べて特に大変なものだった。
内容や活動方針によるものであればまだいいものの、
そもそも演奏ができない。まさかの同業者からの止めが入る。
そうなると「なんとか演奏したい」という方針になってしまう。
しかしこの最終日は、2iceとコミュニケーションを取って場所を譲り合う。
バスカー同士お互いをリスペクトし・共有する。
お昼から老若男女・国籍を問わず耳を傾けて反応してくれた。
"Anywhere Dancefloor" Brick Laneのストリートがダンスフロアーになった。
当たり前だと思っていたことが当たり前にできず、
この日普段当たり前だと思っていた光景をとても嬉しく思えた。
イギリスの路上に音を残したい。この原点の気持ちに帰って、最後に1曲。
人も少なくなってしまい反応もそこそこだったけれども、いい演奏ができた。










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こうして演奏は終了。CDは売り切れなかったものの満ち足りている。
片付けて、閉店間際のホットドッグとGUINNESSで一服。
終えた安堵と共にゆっくりと家へ向けてスーツケースを転がす。


Old Streetの家へ戻ると何やら大掛かりな作業をしている。
UNDERGROOVELANDのMVを撮っているらしく、
mind the gapの撮影をしてくれたVictorと久し振りの再会。
手伝いに来ていたカイラも会えて嬉しかった。
彼らの作業はまだまだ終わりそうになかったので、荷造りを済ませる。
そのためにまずはスーツケースの鍵を分解しなければならない。
いつぞやかに、何故かロックが開かなくなってしまっていた。
幸いにもケースを開けた後にロックが壊れたので使用に問題は無かったが、
飛行機に預ける場合はそうもいかない。
裏から外し分解を試みるものの、ねじ止めが少なくて上手くいかない。
しかし何やら押し込んだりあれこれしていると初期状態に戻ったらしく、
どうにか上手くいって鍵が使えるようになった。助かった~。










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一旦お風呂に入って仮眠。翔二郎の帰宅に合わせて起こしてもらう。
どうやらislandsは見つからなかったらしい。この数日で随分翻弄されたようだ。
さて今回は翔二郎のお陰で荷物を持てる幅が随分と広い。
わざわざ僕のレコードのために持って来てくれたスーツケースがあるくらいである。
がしかし、そのケースにはレコードが入らないことが判明。
レコードを梱包して僕のリュックへ何とか入れる。小物を手分けしてなんとか完了。
微妙に小さくなったスーツケースがここまで荷造りに影響するとは。
今後1人で来る際は頭に入れておかなければならないポイントです。










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さて荷造りをしているタイミングでAlexとGeorge登場。
最終日ということで遊びに来てくれました。
荷造りも済んで、彼らも作業が終わりゆっくりと飲みだす。
翔二郎は若干体調が悪いようで先に寝てしまった。
お土産で持ってきた黒霧島と梅酒をお湯と生姜割りで振る舞う。
Nathanはすっかり日本テイストを気に入ってくれたようである。
音楽を聴きながらワイワイ飲む。こういう繋がりは至福の楽しみです。
レコードプレイヤーは引き続きノイズが乗ってしまうらしいので
買ったレコードを聴こうという話になったものの断念。










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いい時間にGeorgeは帰り、Nathanもベッドへ。また明日。
残ったAlex, Javiとオフライセンスへ行きもう1缶買って飲む。
保険として買っておいた1缶もやはり飲み干して、27時頃に解散。
既に夢見心地。果たして明日は無事に起きられるだろうか。
音と酒に浸った夜へ吸い込まれていくのでした。










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それでは、続きはwebで。チーン。
£146

20161022 #stdrums in Oxford Circus, Brixton. Shoreditch, London. Thinking about BUSKING.

Clapham CommonにあるJavi宅のソファーにて起床。
10時頃に眠り続けるJaviに別れを告げて外へ。


この家は老人ケアホームの居抜きで、30ほど部屋があるらしい。
ロンドンで条件がいい家を探すのはとても大変なようだ。
Stockwellの家は群を抜いた好条件物件だったわけだ。










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駅までバスで向かう距離だが、天気もいいので歩く。
バスが24時間あるので、電車のみでなくバス停の位置も大切。
ロンドンらしい街並みを歩くとClapham Common公園が見えてくる。
先が霞む程の広大な敷地内。均等に配置されたサッカーゴールや運動設備。
Physical Graffitiを聴きながら園内を抜けて駅まで到着。










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Old Streetの家まで戻り少々仮眠。家のベッドが一番ですね。?
15時頃にOxford Circusへ向かう。
人気のスポットにはビートボクサーが2人と、例のギター。
そこまでしても、あの場所でやる意義があるんだなぁと感心しながら反対の場所へ。
土曜日でいつもより賑わう街並み。
かぼちゃのバケツを持つ少年少女たちも多い。Walls of Jerichoが欲しいのかな。










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反応は良好。Nathanとまたも会う。ロンドン内で友達に会うのは新鮮。
前回あった、対面からの苦情も無く(改めて考えてもおかしな話だが…)約1時間の演奏。
16:30頃、切り上げてBrixtonへ向かう。


Javi, Constantinと合流してセッションをするため、少し先に行って場所を確保。
…したかったものの、ちょうどビートボクサーがバスキングをスタートしたところ。
2時間ほどやりたいというので、Javiに電話して相談。
場所は移動せず待ってみようという結論になった。
街を行き交う人を眺めていると、駅から見たことのある日本人の方。
おお、Troy Barでお会いした素之助さん!わざわざ見に来て下さったとのこと。
同じくTroy Barのえみちゃんも来てくれるらしく、演奏できないのがもどかしい。


コンスタンティンは18時頃にきて、Javiはその30分後くらいに到着。
アンプからバッテリーまで全部を持っての移動はさぞかし大変であろう。
すると突然わちゃわちゃする外人たち。
「なにか足らないよね!?」と嬉しそうに訊いてくるJavi.
うむ…?おいおい、ギター持って来てねーじゃん!一流の外人はやることが違う笑。
幸いRaimonが持って来てくれることになった。


ビートボクサーは19時過ぎにバスキングを終え、我々もセッティング。
まだギター(本体)が到着しないのでそれまで#stdrums で繋がせてもらう。
数曲後にRaimonが来てくれてようやく演奏できる状態に。
Javiのバッテリーが壊れていたらしく、エレキでのバスキングは久し振りだそう。


旅の終わりにして久し振りのバンドセッションは格別な楽しさがある。
数曲後、演奏している最中にとある女性がJaviに話し掛けてきた。
演奏を止めて話してしまうJavi,なにか様子がおかしい。
どうやらライセンスを持っているバスカーらしく、演奏をするから止めてくれ。とのこと。


大変大きなショックだった。
2時間待ったのにも関わらず演奏が出来なくなってしまったことでも、
今回の旅で最初で最後だろうセッションが止められたことに対してでもない。
(個人的感情ではそれらも関与はするが。)


バスキングという文化は、路上というグレーゾーン上での、
関係とコミュニケーションを経た共有ではないのだろうか。
パフォーマンスの良し悪しではなく、チャレンジそのものにリスペクトがある。
影響がない距離感を保つ、それが難しければ話し掛けて相談する。
いつまでも交代しないでやり続けるのではなく、場所を譲り合ってくれるのは
お互いに「演奏したいけど場所がなく諦めた経験」を持っているからだ。


「ライセンスがあるから私がやるわ。」
法律を基準にすればまかり通る手段だろう。
しかし、他のバスカーへのリスペクトはあるか?
そんなものはバスキングではない。
露出の高い衣装で人気がありそうなコピーソングを繰り返す、
ただの金が欲しいだけの営業だ。
勿論持論に過ぎない。だが、わかるだろう?
時代の流れに取り残されただけなのだろうか。
文化よりも法律なのだろうか。
Oxford Circusのギタリストからの苦情も相当驚いたが、
今回の旅に於いて決定的打撃であった。ましてやBrixtonで。


Iceland先の、Boots前にセッティングをし直してセッションを続行。
しかし暫くして近隣から苦情が来てしまい終了。
例えばこういう事態は当然で、全くもって仕方ない。むしろ煩くてすみません。
ちゃんとコミュニケーションを取って、謝りながらも関係を作る。


更にバス停の方には別のバスカー。Javiが一緒にセッションしないかと交渉してくれる。
OKが出たので向かうと、以前セッションしたフランス人のギタリストでした。
こうしてようやく落ち着いて演奏ができた…しかし時既に遅し。
予定があったために2曲ほど演奏して僕は片付け。
スケジュールを変えて演奏し続けるのもできないことは無かったけれども、
今日の僕には少々負荷が掛かり過ぎていた。悔やまれるが仕方がない。


Old Streetへ戻り機材を置いて鍵を預かり外へ。
以前路上で会った日本人の学生さん達と合流。既にだいぶ出来上がっている笑。
土曜日ということもあり、Shoreditch方面のPUBはまだ幾つか空いていたのでチン入。
結構なチャージを取られたのだけれども、下の階のクラブゾーンのものだったことが判明。
まー仕方ない。上の階でしこたまGUINNESSを飲み、明け方に帰宅。
明日はいよいよ最後の日曜日。Brick Laneへ向かいます。










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それでは、続きはwebで。チーン。
£55.3

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