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20150424 Piazza San Pietro, Colosseo, Foro Romano, Roma, Itary. to Barcelona, Spain.

8時頃に起きてロビーへ出ると朝食が用意されていた。
昨日の疲労もあったのか朝からよく食べる。
荷物を纏めて、昨夜出来なかったチェックインと共に11時のチェックアウト。
短い間でしたが、また。









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街の中心部に出るために、宿の近くの停留所からバスに乗る。
料金はどうすればいいのかな…?
ローマの中心部に近付くにつれ、クラクションが一方通行に飛び交う。
30分程で主要の駅に到着。
あれ…ここは、昨日乗り換えたRome Tiburtina駅じゃないか。
つまり40分も待って乗り換えずに、バスで来ればシンプルかつ楽だったのだ。
そして今回も何故か料金は支払わなくていいと言われた…。









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打ちひしがれながらも地下鉄を乗り換えOttaviano San Pietro駅へ到着。
ローマの地下鉄はA線、B線という2種類で成り立っているらしいのだけど、
その車両の汚いこと。隙間なく描かれたグラフィティはもはや其々の個性にすら感じる。
「まあ!また好きなデザインの車両が来たわアリヴェ〜!」
なんてなるのだろうか。


ローマはフィレンツェに比べてかなり都心な印象。
観光客を狙ったテキ屋やチケット勧誘などがかなり多い。









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それらとビールの誘惑を乗り越えた先に広がるサン・ピエトロ広場。
イタリアの建造物を見てはデカいという言葉以外生まれていない気がする。
柱がみっちりと規則的に並び、壁に迷い込んだような感覚に落ち入る。









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パノラマ写真も撮ってみました。
館内へ入るには広場を一周回るくらいの列に並ぶ必要があり、
チケット勧誘が多いのも頷ける。
広島のお好み焼き屋ですら並ぶのを躊躇する僕がその列に入れるわけもなく、
外観を楽しんで広場を出た。
噴水の水の滴り方が美しかったなぁ。
水は生命力を感じる。ナンテ。


再び地下鉄を乗り換え、Colosseo駅へ。
駅名からもうわかるとは思うけれども目的地は









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この佇まい。
コロッセオをみてようやく気付いたのだけど、こういう遺跡に妙な親近感があるのは
プレステのトゥームレイダーのお陰だな。2か3の舞台がローマなんだよね。









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舞台や客席だけではなく、地下通路まで作られている。
こんな建造物が紀元前に作られているとは。
柱の細工や全体のバランスの美的感覚が近しいのも興味深い。
現代の技術向上とはテクノロジーそのものであって、
小さいもの・クオリティの高いものを量産することには長けているけれど、
実際の技術や精巧さそのものは、当時から変わっていないのかもしれませんね。









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その隣にあるフォロ・ロマーノ遺跡。
街一つ分がそのまま残っているような状態。









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ティトの凱旋門、マクセンティウスのバシリカなど
やはりその大きさに圧倒されながら、この場で起こっていたことに思いを馳せる。
再度書きますが、この名前はiPhoneさんのGPSによって判明しているものです。









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じっくり遺跡探検を楽しんだあとに食事へ。
フィレンツェではあり付けなかった海鮮パスタを探すと、こちらではメジャーのよう。
近場のレストランにチン入して念願のボンゴレビアンコ。
太麺で美味しい〜!
調子付いて海鮮の酒蒸しも頂き、ゆっくり時間を過ごせました。


さて、時間もきて街の中心部Terminiへ戻りシャトルバスの手続きへ。
これからスペインへ向かうために空港への足となる。
来る時間がかなりマチマチで、結構ギリギリの到着となってしまいそうだ。
レストランでゆっくりし過ぎたようだ。
しかも予定の時間にバスが来ず、10分ほど遅れて到着。
道路もかなり混んでいる様子で、焦りが始まる。
20:45ゲートクローズの状況で、30分に空港へ到着。
走りに走ってチェックインを済ませ、荷物検査も無事に通りなんとかゲートに間に合う。
飛行機の出発もやや遅れていたようだ。


23時頃スペインはバルセロナ空港へ到着。
中心部へ向かうバス停の場所を案内所の方に訊くと、英語が通じる…!
これがどれだけありがたいことか。
バスにもすんなり乗れて、カタルーニャ広場へ到着。
宿にも無事にたどり着くことができ、近くのBARへチン入。
GUINNESSもあったので久し振りの帰国。
ここでスペインの小皿システムを堪能。種類を沢山食べれて嬉しいですね。
目まぐるしいこの数日を振り返りながら、宿へ向かうのでした。


それでは、続きはwebで。チーン。

20150423 Firenze, Galleria dell'Accademia. to Roma, Italy.

午前中に起きて荷造りを纏め、カウンターと別れを告げる。
昨日とは打って変わって計画的に、事前予約をしたアカデミア美術館へ。
というのも、長蛇の列で予約を辞さない人気っぷり。
その予約にも関わらず数十分待ってようやく館内へ。
X線による荷物検査があるあたり、流石イタリア随一の美術館である。
検査官が着ていたツェッペリンTシャツに反応してくれたのが嬉しい。
無事に越えて券をもぎる際に荷物が大きかったため、ここに置いていけと言われた。
ありがたいが、スリが多いとされている国で些かの不安も覚える。


ようやく入場して、ふと隣の大広間に入ると









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あっ。と、何かが抜けるような存在感。









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ミケランジェロ作、ダヴィデ像のお出まし。
想像していたものより遥かに大きいことに驚く。
この左右に何体かミケランジェロが作った囚人の彫刻があるのだけれども、
その完成度からどうしてこのクオリティに到達できたのだろうか。
こんな大きな大理石があることそのものにも驚くし、
見れば見るほどに完璧な彫刻のように思える。









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ここを超えると沢山の彫刻がある小部屋に入る。
Lorenzo Bartoliniの作品が特に素晴らしく、見入るとまるで今にも動きそうなものばかり。









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表情は勿論、布団の細部まで彫刻というのが信じ難い。


また楽器コーナーもあり









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初めて見た楽器。鍵盤と弦がミックスされたような、なんぞこれ。









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フィレンツェに纏わる歴史コーナー。
聖書に描かれた装飾文字の美しいこと。
Lizardのジャケットに出てきそうなものばかりでした。


というわけで夕方までみっちり堪能して、Firenze Santa Maria Novella駅へ向かう。
電車のチケットを受付で買うにはまず予約番号を貰う銀行のようなシステム。
券売機でも買えるのだけど、どうも調べたものに比べて高い。
30分ほど待ってようやく受付と話ができた。
場所を伝えると、無事に各駅停車のチケットを入手できた。
買い出しも済ませ、ローマへ電車で向かう旅の準備ができた。









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乗り込んだときは空いていたものの、発車時には満員。
隣の男性が何故がウクレレを持っていて、向かいの方と話が盛り上がっている。
遂にガレバンのピアノとウクレレで演奏が始まる。ディスイズ、イタリー。


なんて呑気にやっていると、車掌さんが来たのでチケットを見せる。
すると何か怪訝そうな顔でとあるラミネートされた紙を見せられる。
そこには日本語もあって、駅ホームにある機械にチケットを通さないと罰金5ユーロらしい。
確かに何もせず電車に乗ってきたけど、知らねぇ〜。
というか各ヶ国語の注意を用意するだけ旅行者が間違えることなら、対策取ってくれ〜。
なけなしの5ユーロを支払う。だから鈍行の旅にしているのもあるのになぁ。









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車内も空いてきて、5ユーロ高く買ったと信じるワインに移行したタイミングで
遠くの方から声を掛けられる。
なんと駅の待ち時間に写真を撮ってくれと頼まれたカメルーン出身のデヴィでした。
イタリア在住の友達に会いに行くのだとか。
こういう出会いがあるのも旅ならでは。
日も暮れはじめた頃にはすっかり車内も閑散としてきた。









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21時前にRome Tiburtina駅へ到着。
ここで40分ほど待機が必要だったので駅を探索すると、ピアノを発見。
Luton空港にもあったが、音楽の環境を用意してくれる気持ちが素晴らしい。
そんなかんなで無事に乗り換えも済ませ、22時前に宿の最寄駅、Fideneへ到着。
22時にチェックインなのだけれども、宿と駅は大きな道路を挟んだだけで近いので大丈夫。


…しかし、一向に道路を越えられない。
電車が並行して走っているため、道がないのだ。
結局クリップの端から端を回るようにようやく道路に出る。
時間はすっかり22時を過ぎていて、まずは宿に連絡をしないと。
道沿いにあったホテル兼BARに入って事情を話すと電話をしてくれた。
何かを話して替わってくれたのだけど、嗚呼そうだ英語が通じない。
ましてや電話なので全くダメで。取り敢えず一方的に用件を伝えて切る。
電話が繋がったということは人はいる。向かうしかない。
対応してくれた方に感謝を告げて、車が通る大通りの脇をワインボトルと歩き続ける。
途中何人もの売春婦と思われる方々とすれ違う。セクシー衣装を越えて卑猥笑。
結局駅から1時間ほど歩いて宿へ到着。
しかし門は閉まっており、ドアホンも無い。
万事休すと門を叩いていると、奥から人が出てきてくれた。
助かったと思いきや、インド人の旅客者で似たような境遇に合っているらしい。
門のロックコードを教えてもらい館内へ。
その方が電話で宿主とやりとりしてくれているのを見ると、もうここには居ないらしい。
その代わり、ポストの中に鍵が…あったー!
この方が居なかったら暗い大通りの街灯の下野宿だったな…。
助けて下さり本当にありがとう御座いました。


こうして間一髪、宿に辿り着き、赤ワインも一本飲み切り眠りにつくのでした。


それでは、続きはwebで。チーン。

20150422 Firenze,Italy part.2 Palazzo Pitti, Piazzale Michelangelo.

絵や建造物を見続けてお腹が空いてきたので近くのレストランにチン入。









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トマトとニンニクのスパゲッティ。
パスタとスパゲッティは違うことをこの旅で知った。
麺の硬さがベストで、ソースに何か歯応えがあるものが入っていて美味しい。
これがアルデンテというやつなら、僕は随分茹で過ぎている傾向にあるな。
赤ワインもさっくり頂く。
もう1品出て15ユーロ。物価は基本的に高いかな…?









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絵描きや名産店を潜り抜けながら石畳を歩く。
橋の路面に宝石店が並ぶヴェッキオ橋。
因みに建造物の名前がわかるのは写真にGPS記録が残っているからです。ありがたや。









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その先にあったピッティ宮殿。多くの観光客が日光浴をしている。
入場もできたのだけど、時間の都合上すぐに出ることになりそうなため諦め、更に上へ。









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大通りではなく、逸れた方に急な坂の小道を発見。
方角は同じだと思ったので午後6時の青空のもと、脚を踏み出してみる。









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草木と建物と空間と空の色が、自由に変幻して魅力する。
かなり歩いてきているが疲れはあまり感じない。
しかし目的地に着く気配がなく、通行人に聞いてみると
もはや地図外の場所まで来てしまったいたらしい。
やってしまった。









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その遠回りをした結果、辿り着けたこの景色。
坂を登り続けていたため、フィレンツェの街並みを一望できた。
なんと、美しい。









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そして20時前に頂上、Piazzale Michelangeloへ到着。
今までほぼ無人の道を歩き続けていたため、人の多さに驚きと安堵が混ざる。









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ダヴィデ像が掴み取れそうな雲を囲む街を見下ろす。
太陽が徐々に姿をなくし、同居する月が夜の合図を出すと星が空を支配していく。
なんと幻想的な時間だったこと!









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夜の帳が下だり、ワインを飲みながら宿へ戻る。
昨夜行ったBARへ再度お邪魔し、もう一本飲む。
ここら辺からかなり記憶が曖昧になり、定かでないまま宿へ戻るのでした。


それでは、続きはwebで。チーン。