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20141112 #stdrums TATE, Camden Town. Red Lion.

昨夜の早寝も影響して日が昇る前に起床。
暗がりに赤い太陽が隠れ、幻想的な空が広がっている。
朝食を済ませてブログでも書きに外に出ようとすると、急に雨が降ってきた。
一瞬にして土砂降りの天気。
しかし30分後には晴れて、30分後には雨。
これがイギリスの天気なんですね。前回は経験できませんでした。


身支度をしていると昨日と同じくらいの時間になってしまい、やや急ぎ足で家を出る。
今日もまずはTATE modernに行きます。
と。駅に到着すると、
…妙に親近感のある人がいる
…しかも、それは一方的に…


恐る恐る声を掛けてみると、









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信じられないことが起きました。
前回来たときに観たミュージカル版ONCE.
http://www.rerure.com/blog/diary.cgi?no=345
なんとそのキャスト、Matthewさんでした。
しかも彼のパートはドラム。
奇跡としか言えないsuper miracleです。
親切に話を聞いてくれて、路上ライブおすすめの場所まで教えてくれました。
名刺とフライヤーを渡せたけど、何故かCDを忘れていました。
あまりの出来事に気が動転してしまっていましたね…。


ソワソワする気持ちが続きながらTATE modernに到着。
今日も像のパフォーマンスをする方々が並びます。
彼らも毎日やっているのだろう。
セッティングをしていると、とある男性が話し掛けてくれた。
「昨日はどうだった?」
偶然昨日観てくれた人なのでしょうか。


"I'm Yoda"


一瞬なにごとかと思いきや、像の1人、ヨーダのコスプレをして浮遊しているパフォーマーでした。
I'm Yodaと言える面白さが後を引く。
彼も毎日いるようなので、これからも仲良くできそうです。









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start busking!


昨日同様、通り過ぎながらチップをくれる。
この時間は小学生の野外授業?が多く、やっぱりビートは彼らと相性かいい。









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うち1つの集団。
集まるや否や全員が一斉に踊り出して一瞬にしてダンスフロアー化!
引率の先生まで踊ってくれたし笑。
いわゆるブラック要素の強い踊り方は独特だったなぁ。
そんな彼らを躍らせられる音が出せて嬉しい。
終わったら皆とハイタッチ&質問攻め。はーすごいわ。









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CDは1枚売れました。
昨日も今日も同じ曲のときに売れたのは偶然か。
しかしその曲はCDに収録されていない…笑。


今日は場所も変えてみようと考えていたので最後の曲をスタート。
後半に差し掛かったとき、横から止めるように人が入ってきた。
しまった警備の方か。何か書類を持っているし、警告書でも書くのかな。
やや警戒気味に話を聞くと
「今から向こうで撮影をするので音を1時間出さないで欲しい。代わりに20£あげるよ」
この国にはバスキングを止める交渉術まであるのか。
なにか映画?を作っている方々でした。


僕は信念とプライドを持ったジャパニーズバスカーですよ。
金額の大小じゃない。今日ここで演奏して、いかに多くの方に音を伝えられるかだ。
そもそも曲を途中で止める無礼を働いた意味をわかっているのかい。ええ?


"ofcourse OK! thank you!"


こうして20£で買収されてTATE modernは終了。
周りでやっていた他のバスカー達と少し話をする。
こうやって輪を広げていくのね〜。


さて試しに、近い場所のsouth kensingtonへ行ってみる。
地下道がバスキングで有名らしいのだ。
しかし辿り着いてみたものの、そこは管理下に置いてあるゾーンでした。
昔は自由にやれたのでしょうか。


地上で場所を探してみるものの、小綺麗さが気になる。
近くに居た方に尋ねてみると、あまり路上ライブはやっていないのだとか。
なにか問題になるのも厄介なのでここでの演奏は無理と判断。


さて次はどこに行こう。
piccadilly line上だからなぁ〜。
西に行けばActon Townがすぐだけど、ここは路上ライブしても意味ないだろうし。
Acton Townは行ったところでねぇ。









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素晴らしい空です。









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おや?









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はい。
遂にワンマンRed Lion.
定期券を買っているので飲むために来てしまいました。
金は無いけど時間はあります。


路上で稼いだお金で最高の料理とビールを堪能。
こんな幸せあるでしょうか。
ほんとうに美味しい。Red Lion rules!


幸せを噛み締め、日も落ちたところでcamden townに移動。
この町はやっぱり身体に合います。いい感じのガチャガチャ感。
どこら辺でやれるか、ギターを持っている方が居たので尋ねてみる。


「路上ライブしたいの?」
「そう。」
「楽器はなんなの?」
「ドラムだよ。」
「ヘイ!ドラマーを探してたんだよ!一緒にやろうぜ!」


毎回こういう引きが強過ぎます。
しかしシールドが無いとのことで、共演は後日に見送り。
彼のFacebookを見るとストラトキャスターと交際中とあったので間違いなくいい奴だろう。
さて場所に関しては何処でも行けると、もっと改札の近くをとオススメしてくれた。


演奏を始めると…TATEと反応が全然違う!
ほんわかしているTATEに比べてこっちは野郎臭というか、ロック臭というか。
やっぱりカムデンは好きだ。
THIN LIZZYのTシャツが異様な好反応を見せる。人気あるなぁ〜。
途中で1人が「ライセンスを持ってる?」と訊いてきた。
噂通り必要なのか。


「持ってないけど、どう?いいと思う?」
「構わないよ!やっちゃえやっちゃえ!」


彼はアドバイスとして教えてくれただけでした。いいやつだな…。
しかし確かに、どうなるのだろう。
少なくともどの場所も長時間やるのは危ない予感がする。









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途中で雨が降ってきたので一旦中止。
最低限の片付けをして、何故か貰ったお菓子と、ストラト交際ギタリストViviがくれたビールで休憩。
ストリートライフ満喫しまくっております。最高。
今週末にBrixtonにライブをするというイタリア人がCDを買ってくれた。
エレクトロニカらしく、日本人のミュージシャンも沢山知ってたなぁ。


天気もコロコロしていたので大凡1時間で終了。
カムデンと夜間帯はまだまだ調査してみる価値がありそうだ。
荷物を片付けていると、なにやらラップに包まれたハッパが入っている…。
おいおいおい、止めてくれよ。誰だ入れたのは。
匂いを嗅いでみると…そう…この匂いは…


…オレガノ…???????


なんで?
嫌がらせ??
誰だ入れたのは笑。


帰り道、電車の乗り継ぎをしているとドレッドマンに話し掛けられる。
どうやら彼は神戸に住んでいたことがあるらしい。
日本人のデジュリドゥ奏者を知っているとのこと…
もしやと思ったら、やっぱりChapaさんでした。すげー。世界的な有名人です。


そんなこんなで帰宅は22時頃。
kronenbourgを買ってきたのだけど眠気の限界。
そりゃこんだけ濃密に過ごせばそうなるか。
スーツケースが破損してしまったので直さなきゃならないのですが明日へ持ち越し。
早々に床につくのでした。









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それでは、続きはwebで。チーン。
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