METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Travel

20180616 #STDRUMS Recording day1 at Hermitage Works Studios. The Garratt Tavern. London.UK.

投稿日:2018年6月17日 更新日:

8時に起床。
爽やかな朝だ。
…と言いたいところだが、
昨夜Javiと共にバスキングに行ったジェイコブ。
深夜に寝ているゲストルームに入ってきて、
何故か扉を開けたりなんだり。
いいよ。ゲストルームだし。お互いの状況があるのは仕方ない。
しかしだな。今日はレコーディングなんだよ…。
ろくに寝られずこの日を迎えた。

Victoria駅から北上しManor House駅へ。
ZONE2と3の間で、落ち着いた街並。
少し外れのロンドンは大概空がいい。
組み込んだ曲の確認をしながらなのでそれどころでもないのだが…。
振り返るとこの道中が最もナーバスになっていたな…。

15分ほど歩いて所定の位置にいるとNathanが迎えに来てくれた。
ご存知の方はそう、UNDERGROOVELANDのDr/Voである。
彼はいま、ここHermitage Works Studiosに住み込みでエンジニアを目指している。
ロンドンでのレコーディングを提案したのも彼がいたからに他ならない。

初めてのロンドン・レコーディングスタジオで出迎えてくれたのは
Ludwig 70’s Vistalite…!
倉庫にあったのを最近思い出した(発見した?)のだそうだ。
フルキットでのレコーディングは初めてとのこと。
更にスネアは現行402。シンバルはPaiste 2002…!!
何故ならブリティッシュロック。LED ZEPPELINに憧れてここに来たのだ。
完璧すぎる待遇だよ…。

オープンリールや、ミックスルームにはレコードが並ぶ。
オーナーMargoのコレクションで、絶好の音響でこれらを聴けるらしい。
そりゃ住み込みも納得…。

早速セッティング。曲作りそのものには切羽詰まっていたが、
今日・明日とレコーディングの時間はたっぷり取ってあるので
いざ始まればこっちのもの。
ああでもないこうでもないが楽しい。
しかし、まさかレコーディングスタジオでさえもガムテープが無いのは意外。
輸出ビジネスになるんじゃないかこれ…?
はたまたそういったミュートの概念が無いのだろうか。

キックはノーホール・ノーミュートなので
両面にティッシュを張り付けて簡易帯ミュート。ガムテープは自前。
タムの鳴りが抜群にいい。
402は現場に入れば入るほどチューニングレンジの広さに感嘆。
サイドスネアはストリートのものを持ち込み。
ハイハットがK Zildjianなのも嬉しい。2002との相性もよかったなぁ。

というわけでセッティングを終えて、まずは曲の取り込みやクリック作り。
変拍子が結構あるのと、各所にきっかけとなる声を吹き込む。
今回のレコーディングは「セッション」が1つのテーマだったので、
曲をそこまで聴き込まず、思いつきを優先しながらも展開していく流れを組んだ。
言うまでもなく曲の完成がギリギリになったため、そもそも聴き込めていない。
というか、実はこの時点でまだ完成していない…。

これらの作業を終え、食事も取りつつ録音スタートは15時頃から。
実は今回、Javiとのコラボレーション曲も提案していたのだが、
この時点であまり現実的では無いような気がしていた。
というのも、焦って数を増やすよりゆったり進行した方がいい出来になるからだ。
というわけで3曲ではなく2曲をじっくり攻略する。
お陰様でリラックスできている。コンディションは良好。

20:30頃まで叩き、1曲の70%程までを録り終えて今日を終了。
コンピューターの不調もあるらしく、扇風機を直に当てて対応。
いい作品になっている自信はある。録り音も非常にいい。

明日はこのままのセッティングで再開できるので時間もある。
レコーディングとは段取りと余裕が全てだとつくづく感じた…。

予定の話や作品の方針やらで少し出発が遅れながらもNathanと別れ家の方へ。
22:30頃、2週間前に来たThe Garratt Tavernへ再び。Meeのお店だ。
彼とやり取りをしていて、今日食事を振る舞ってくれることになったのだ。
Javi,Tereと合流。数年前ストリートで出会ったリョウマとも再会。

スティーヴの「作品」を嗜み、Meeの案内で裏口のベンチへ。
プラベートスペースだ。真っ暗だが悪くない。

作ってくれたのはカルボナーラ!
これぞイ”タイ”リアン。シーフードが実に美味しい。
シェフ(Mee)が作る料理はやはり格が違うな…。

その後は屋内へ戻り飲み。土曜日ともあり爆音のDJがいて声が届かない笑。
リョウマはいまサポートバンドでギターを弾いていて
今年ヨーロッパツアーが決まっているとのこと。しれっとスゴい。
日本語で喋る違和感もありつつ、こういう空間が嬉しい。

金曜日もあってか、いつもより遅い閉店時間。
そのままリョウマにも家まで付いてきてもらいCDを渡す。
少しワイワイして僕はベッドへ。

明日もレコーディング。
そして最後の夜。
そして
このタイミングを狙ったかのような、
いや、いっそこれは、
これまでの流れが全てが仕組まれていたかのような
思いがけないサプライズが待っていることを
「彼」は知る由もない…。

8月3日(金) 渋谷RUBY ROOM
〜RICH FOREVER SEMINAR Vol.2〜

#STDRUMS
TERROR SQUAD
ベーソンズ
GROUNDCOVER.

-OPEN 19:00 / START 19:30
-ADV ¥2000 / DOOR ¥2500

※出演アーティスト収録オムニバスCDを全員にプレゼント!(非売品)
チケット予約はコチラから

ドラムレッスン受講生随時募集中!
あの曲を叩けるようになりたい。ドラムを叩いてストレス発散してみたい…
未経験・初心者の方大歓迎!
経験者の方にはお悩み相談、基礎・ルーディメンツから
ツーバスやブラストビートといった専門的な演奏方法まで幅広くお応えいたします。

新宿HILL VALLEY STUDIOにて1時間4000円。スタジオ使用料込みです!
僕の愛器を並べてドラムキット2台でレッスンできます。
まずは無料体験レッスンからどうぞ!
⬇⬇⬇詳しくは⬇⬇⬇
https://www.rerure.com/lessons.php

それでは、続きはwebで。チーン。

-#stdrums, Travel
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

22/10/2022:#STDRUMS + nakaitoshifumi + ILLUMINATI at 沖縄SLAM BAR #RBJT2022

2022年10月22日(土) (この日は我那覇邸から始まる。) 10:30頃 … 起床。 11:08 … 突如開催される我那覇先生のヒール・トゥー教室。 11:30頃 … 朝食。猿田彦コーヒー。 12 …

20210724 大分&別府観光編:蕎麦よし松・居酒屋ベンチ大分駅前店・水天・湯の里・焼鳥おおの ~RICH FOREVER TRIP 2021~

AT HALL楽屋の寝泊まりスペースにて起床。 エアコンの不調が噂されていたが、快適な眠りを得ることができた。 共有のスペースに次第と人が集まってくる。 機材を置いているホール側へ降りると、ヒロシくん …

RICH FOREVER TRIP 2024 IN KYUSYU 〜別府 KURUKURU 来る狂編〜

私は「お盆」というイベントを今日まで把握していなかった。すなわちそれは特急ソニックが大変混雑し、希望通りのチケットが取れないことを指す…

20170922 #stdrums in Camden Town, Brixton. London, UK.

昼前に起床。やや夜更かしな生活が続いている。 連日起きて→食事→ブログ→路上ライヴという生活。 気付けば持って来たCDもあと10枚ほどとなっていた。 充実はしているが、ルーティン感も拭えない。 折角イ …

24時間限定無料配信 “STLOG_JUL25” リリース #STDRUMS

本来残されない日々音楽の「瞬間」と、残された結果生まれる「過程」をログとして配信する【ブログ連動型】月刊オフィシャルブートレッグシリーズ。”STLOG” 膨大な録音データの編集をしていればロンドンの短い夏は過ぎ去り…

Archives