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夢が現実になる瞬間。”MANNEGLASS FESTIVALEN” at PARKTEATRET Oslo, Norway / #STDRUMS U.K. TOUR 2025

投稿日:2025年11月22日 更新日:

11月19日 (水)
コウちゃんと荷物の準備を進めて、昨日の余りで朝食。14時前にEspen 現る。PARKTEATRET へ到着。次第に集まってくる今日の出演者、それぞれの再会が愛に溢れている。センターのドラムライザーは一段高くなり、設置されるのはスーツケースドラム。全ては継続なり。FIEH のメンバーも揃ってリハーサルが始まる。毎日のように聴いていたバンドが、目の前どころかステージの内側で演奏をしている。全ては継続なり。今日初めてのセッションも多く、細かい時間割りを Kai の指示と Espen の動きを中心に動いていく。打ち合わせが間に合わない部分も致し方なし、あっという間に開場。

“MANNEGLASS FESTIVALEN”
なぜこのようなイベントが開催されたのか。コメディアン Martin Beyer Olsen の前説から、FIEH と #STDRUMS の出会いをメンバー達で再現するという寸劇から始まる。フロアにセッティングしたスーツケースドラムを演奏、ハイハットクラッチを交換し、(設定では) 91 Living Room のステージに戻った FIEH は “Supergud” を演奏。わたしの設定はオーディエンスだが、2年前の1曲目と同じ “Supergud” で始まったこのとき、紛れもなく幸せなオーディエンスだった。集まっている人々のノリもずっと愉しげ。こうして幕を開けたフェスは転換に DJ POSNER を挟んで Jezebel、Nom de Guerre と続く。フロアには出演者たちが常に入り混じり、Sofio を見つけると MANNEGLASS ではなく乾杯と伝えてくれた。

一旦インターバルを挟み、再び Martin の呼び込みから Nora, Johanne に担がれて “Mr. MANNEGLASS Yuji” 登場。割れんばかりのマンネグラスコール。2人の司教と共に現れるリチャート3世のようなカルト状況。SOPP, ALL GLASSES EQUAL を挟んで、ステージ中央の黒いベールに包まれていた【真 MANNEGLASS】をお披露目して大喝采。愛深すぎる…。

Why Kai ベース&ダンスセットが始まり、最後の曲で自分も加わり、Leo のベースから SATURATIONS のバンドセットが始まる。キレ味鋭い Elias との刺激的なダブルドラム。続いて自分の曲を2曲、Your Sound を DJ POSNER とDJセットで叩く。バンドメンバーを呼び込み 21st Century Schizoid Man をバンドで演奏。トランペット Lyder, サックスAxel とは初合わせながらも最高のインタープレイをかましてくれた。

ノルウェーのサッカーチームが歴史的な勝利をしたからか、国家のような合唱曲から始まった FIEH、MANNEGLASS BABY, OSAKA BABY。律儀な日本語のMC。最後の曲で呼び込んでもらい、From Chiba としてダブルドラムでバンドに参加しての “Grendehus Funkadelic”。彼らは一番好きな曲を選んでくれたのだった。遥かに早いテンポで (もっと速くなることもあるという) 叩き始めるドラム。踊るステージ。後半のパートでグルーヴは熟成され、終わってほしくない侘しさと、終わりに向けての喜びが交錯する。全てが夢のようだった。

こうして最後のステージは DUNK。Martin もアナログシンセサイザーで加わり、Ola, Elias, 自分のトリプルドラム、総勢8名でのセッション。Elias の進行を追いながら MANNEGLASS が歌詞に入る曲も含めて20分。

最高の会場・オーディエンス・共演者・スタッフで完遂した “MANNEGLASS FESTIVALEN” なんという夜だったのだろう。2年前にロンドンの路上でハイハットクラッチを交換したきっかけで FIEH との絆が生まれ、深夜のvibes で生まれた謎の言葉に火がつき、渋谷で出会ったMartin を介してフェスへと発展してしまった。終始喜びと幸せに満ち溢れた空間。音楽の力…。それぞれ演奏した曲はツアーで積み重ねてきた修練の最終発表の如く、今日このステージでバンドと共に最高の演奏ができた。スーツケースの低音をちゃんと作ってくれた Espen にも多大なる感謝を。

終演後物販。どこかで見たことがあった人は、新宿で出会ったポールさんだった。まさかノルウェーに移住されていたとは!こうして機材を片付け、PARKTEATRET のバー側で皆さんと飲む。どこへ行っても MANNEGLASS。カウンターの傾斜がある机にはご用心。2・3次会と続き、ここで Ola に Hey Joe の7″ UK MONO をプレゼントする。Dash the Henge で発見して、翔二郎へのお土産にしようと思っていたのだが、アナログにハマり始めた Mitch Mitchell を敬愛するこの男に託すほかなかった。4時ごろに Elias と彷徨い Espen 邸へ帰還。コウちゃんは飄々と起きていた。

11月20日 (木)
昼過ぎに起床。Espen 戦闘員も合流して、行きつけらしい Papegøye でコーヒー。Espen ポイントが貯まっていてらしく1杯無料で 2つで90 NOK。昨日唯一手に入れた現金100 NOK が使えた。ブラックメタルの世界では聖地として有名な Helvete へ到着。レコード店であり、インナーサークルが活動していたという伝説の地下室がある場所。(その内容には諸説あり) 昨日配ってしまいステッカーが手元になかったそのとき、ケータイのケース内に1枚持っていたコウちゃん。できるぜ…。Deathcrush な時間を過ごしたのち、駅まで向かいコウちゃんとお別れ。我々にとっても7年振りくらいのUK リユニオン、からのノルウェーまで一緒に来れて本当によかった。

一旦家に戻り、スーパーでパンを買い足して夕食。その後 Elias, Kai と合流して昨夜を振り返る。書き忘れていたが Elias にはロンドンで手に入れたLudwig 60年代のハイハットスタンドを贈呈したためお返しの無限ビール。ここでも GUINNESS を試してみたが、特級の美味さではなかった。(もちろん美味しい) 別のライヴ会場に移動してAndreass, Konstantin と再会。Robinet で日本好きのパンクロッカーたちと出会い、クリスマスシーズンの定番らしいジュースを飲んで気付けば朝4時。

11月21日 (金)
Espen 戦闘員が夕食を用意してくれる日ということで、大量のラム肉とキャベツとジャガイモを煮込んでいる。Oslo で育ち現在は Berlin に住んでいるJuan も今日は Espen 邸に泊まりきて、Espen の彼女と4人でディナー。家庭料理の定番 Får-i-kål は食材の旨味がシンプルに効いていて大変美味。醤油が少し入っているため、肉じゃがのような味わいになっていた。

彼らは飲みに出かけるということで、私はライヴを終えたという Elias と連絡して合流。複数の会場が混在しているという Blå 付近で飲み、どうしようかとカナル付近をうろついていたら…気付けば Elias と共に大きめの会場のバックステージに来ていた。(どうしてこうなったのかは思い出せない) そこで行われていたのは…ノルウェイジャン・トラッドのベテランたちによる、楽屋での歌の交換会だった。俳句を読み合うように、自然な順番で古典的な曲が歌われていく。

この状況は Elias としても大変なサプライズだったらしく、会場の人々と音楽シーンの話しをしたりしていると、ロッキンな女性、Tuva と仲良くなり、明日のイベントのゲストリストとTシャツをプレゼントしてくれた。彼女こそが、スタジオの待合室に飾ってあったレコード “VALKYRIEN ALLSTARS” の中心人物だったのだ。レコードは Elias のものだったようで、持っていけと。くれるのかよ。これぞRICH FOREVER。幻のような時間を過ごして、気付けば朝8時ごろに帰宅。Oslo の伝説もあと1日…。

それでは、続きはwebで。チーン。

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