METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

Daily

20180904 HERE 〜ロック現場主義〜 ZEPP DIVERCITY TOKYOフリーワンマン公演

投稿日:2018年9月5日 更新日:

土曜日には久し振りのホルモンギグ。
本厚木で路上ライヴをおこなった後に友人らとホルモンを食べに行く会。
東京は不安定な天気だったので諦め気味だったものの現地は無事に晴れ。
相変わらずの肉クオリティに悶絶しながらお店を出るときには雨模様。
実に運がいい。このときはお気楽に感じていた。

公演に向けての最終リハやレッスンなどを終えて
9月4日。火曜日。
台風の噂は以前から流れていて、
僕はそういった予報・予測というものには惑わされないつもりでいるのだけど、
確かに天気は荒れていると言わざるをえない。
いや、実際西日本は甚大な被害に見舞われている。
家を出た10時頃。やや風は強いが東京近郊はまだ生きている。

ディスコミュニケーションな電車内に疲弊しつつ
東京テレポート駅へ辿り着くと4年前のMANOWAR来日公演を鮮明に思い出した。
https://www.rerure.com/blog/diary.cgi?no=382
大きな会場へ向かうワクワクとした気持ちが今日の向かい風とならんことを。

ZEPP DIVERCITY TOKYOへ入ると、改めて会場の規模を感じさせる。
早速ドラムを組み立ててセッティング。

自身のキットLudwig 1960’s Psychedelic Red.
僕の分身といっても過言ではないドラムキットだが、
ヴィンテージキットの個体差・クセあるサウンドは
HEREのような現代的爆音バンドではしばしば合わないことがある。
「好きな楽器」と「合っている楽器」は別なのだ。
しかし今回は会場諸々の理由でこのキットを使えることとなった。
サウンドエンジニア・サカイさんとチューニングやミュートを試行錯誤。
求めているサウンドの最低ラインには到達できたみたいで一安心。

演者の視点のみだと本番までかなり余裕のあるスケジュールだ。
しかし物販に立てなかったり、いつもと違う点がいくつかあるので
事前に看板を組み立てたりなんだり。

サウンドチェックは14時から。
この規模になるとバンド全体で合わせる前に音作りを入念に行う。
1つずつ確認して、In-Pishの2人も合流し合わせての全体リハ。
いつもドラムを叩くときは耳栓をするようにしているが、
この広さでは音が飛んでいってくれるので無くてもいける。
お陰様で全体の鳴りを細部に感じながら演奏ができそうだ。
返しのバランスもバッチリ。楽しい夜になるぞ…!

と、期待も束の間。
シンバルの高さの調整中、誤ってスタンドのネジが緩み
パイプのつなぎ目に指を皮を挟んでしまう軽傷を得る。
地味に痛いヤツ〜。大事にならなくてよかった…。

お弁当も挟んであとは本番を迎えるのみ。
途中西井さんへ作曲のアレンジのアドバイスも貰ったりと充実した時間。
しかし「噂」は刻々と現実となっているらしく、
まさかの開演手前で最寄りまで到着するりんかい線が運転見合わせ。
協議結果10分押しての開演となった。

9月4日(火) ZEPP DIVERCITY TOKYO
~ロック現場主義~

HERE フリーワンマンライヴ

結成10周年を記念してクラウドファンディングで実現することとなった
ZEPP DIVERCITY TOKYO – 2800人会場規模でのフリーワンマンライヴ。
支援して下さった方々のお陰で開催に漕ぎ着けられた今夜。
運営もバンドの皆さんに任せきりであったので、
今は目の前の事実:支援して頂いた皆さまの期待に応える演奏をするだけ。

もうね。楽しくて楽しくて。記憶が薄い笑。
耳栓を外せたり。広かったり。In-Pishとハジメタルさんもいるし。
しかし最大のポイントはやはり一体感であっただろう。
皆さまからHEREへの愛を感じざるを得ない一夜。
本当にありがとう御座いました。

後のファンミーティングに申し込んで下さった方々の一部も
今回の台風でやむを得ず来れなくなってしまったらしい。
全く見事に。開場から終演の間に暴風が通過したのだ。
計画の舵を取り成功はできても、地球のコントロールばかりはどうしようもない。
なんというか、仕組みだけを見ればそれも含めて「フリーライヴ」なんだな。

そして被災としての影響は東京には大きく現れなかったが、
西日本では甚大な被害として現実になっている。
心よりお見舞いを申し上げます。
一刻も早く平常な生活が戻りますよう。

今日を皮切りにHEREはツアーがスタート。
クラウドファンディング・ストレッチゴールでも追加決定した
各地ワンコインワンマンライヴも挟み、
4月10日には恵比寿Liquid Roomでのツアーファイナルワンマンが発表。
これはフリーではなく通常のチケット販売ライヴ。
バンドの真価と進化はここで問われることとなるだろう。
至るその日まで。または各々各地で。また皆さまお会いいたしましょう。

【NEWS】
フライヤーの折り込みもさせて頂いたのですが、
ソロ活動 #STDRUMS も9月末よりクラウドファンディングを開始。
ストリートからライヴハウスへシフトチェンジしてから初の
フルアルバムをイギリス製のレコードでリリースいたします。

レコードは製造国によって音の違いがあり、
特にイギリス・ドイツのレコードはクオリティが高いことで有名です。
僕がイギリスへ頻繁に通っているのも
1つにUKプレス盤をレコ屋で探し歩いているからといっても過言ではありません。

簡単に言えば拘りまくった・超バッキバキないい音のアルバムを作ります。
詳細は随時ご紹介していきますので、どうぞご支援ご協力をよろしくお願いします。

さて、終演後サポート陣は即刻片付けへ。
退館時間が相当タイトで、開演時間を押したくなかった理由もここに。
電車の遅延からまさかの終演後に駆け付けてくれた幼馴染みの司関の助けもあり笑
ドラム周りはすんなりと片付け。搬出も足立・西井さんのコンビで実にスムーズ。
無事に時間内に全てを完了することに成功した。

外へ出ると異様といえる気温・気圧。
蒸し暑いとはまた違う、纏わり付くような湿度だ。
電車も動いており、一本で渋谷へ。
土間土間VIPカードによって朝5時まで飲み放題がスタート。
死のゴングが鳴り響いたのである…。

ライヴを終えた達成感もあってか、光の速度で時は過ぎ。
最後まで現れなかった三橋氏は車内で力尽きていたらしい…。
それだけこの日に注力していたのだ。

呆気なく迎えた朝の空模様は異様ともいえる。
これはツアーの波乱を予期しているものなのか。それとも…。
まずはZEPP DIVERCITY TOKYOでのフリーワンマンという幕開け。
華々しい1日を終えたのであった。

11月11日(日) 渋谷RUBY ROOM
〜RICH FOREVER SEMINAR Vol.3〜

#STDRUMS
鉄アレイ
Monoral Zombie

【SWICH STAGE THEME】
RHIME手裏剣 as.Shreaky D

-OPEN 18:30 / START 19:00
-ADV ¥2000 / DOOR ¥2500

※出演アーティスト収録オムニバスCDを全員にプレゼント!(非売品)
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あの曲を叩けるようになりたい。ドラムを叩いてストレス発散してみたい…
未経験・初心者の方大歓迎!
経験者の方にはお悩み相談、基礎・ルーディメンツから
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新宿HILL VALLEY STUDIOにて1時間4000円。スタジオ使用料込みです!
僕の愛器を並べてドラムキット2台でレッスンできます。
まずは無料体験レッスンからどうぞ!
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それでは、続きはwebで。チーン。

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