METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums

#stdrums でツアーを行う意味とTシャツ・CDプレゼントの理由

投稿日:2017年4月16日 更新日:

昨夜は個人練習→リハ→レッスンとスタジオでバシバシ叩いて、
(しかしエンドから折れるとは…)
その後の路上ライヴも大変いい調子にやれて、
嬉しいことにイベントチケットも売れました。
このモチベーションを残す意味も含めて、ブログを書いてみようと思います。

先週末はアナディメでライヴ。
【狼の宴】に出演させて頂きました。
スウェディッシュデスメタルと謳っているバンドが
このイベントで歌えたというのは素晴らしい意味があると思います。
(いい写真!)

アナディメもベース前川さんが加入して下さり、
同タイミングにギター陣もサウンド環境を一新してくれたのもあり、
この4月での2本のライヴで一気に締まった気がする。
スタジオでのリハからグイグイと感じていたことがステージでも現実となっていた。

BAREBONES, BEYOND HATE, 鐵槌。
そして4/28の企画に出演して下さるFORWARD.
自分のイベントが控えるなか出演のバンドをフロアから観たとき、
エネルギーが一種のプレッシャーとなり自分へ迫ってくる。
この緊張と高揚が混ざった圧力はなかなか味わえないものだ。

UNDERGROOVELAND & #stdrums
【RICH FOREVER JAPAN tour 2017】

ロンドンの路上で出会ったのを切っ掛けにセッションを重ね、
昨年は共にヨーロッパ横断ツアーを敢行。
盟友たちが遂に日本へやってくることとなり、ツアーを真っ先に提案した。

まずTERROR SQUADに出演を依頼。
その後ヴォーカル宇田川さんのご紹介を経て
DEEPCOUNT, FORWARDへ出演を交渉。
仮押さえしていた日程が別れてしまったため、
TERROR SQUADには両日出演をお願いしてツーデイズが決定。
正人さんソロ、鉄アレイ、G.A.T.E.Sという顔ぶれが集まって下さる結果となった。

4月22日:渋谷。
4月28日:下北沢。
お分かりの方はその通り。
「ジャパニーズハードコア・メタル」の最高峰といえる出演。

そこに僕はANOTHER DIMENSIONではなく
#stdrums での出演を選択する。
ANOTHER DIMENSIONで出演をすれば企画としてぐっと内容が締まる。
アプローチも大変やりやすい。

音楽には「ジャンル」がある。
大きな区分でのジャンル分けは勿論、
同じ系統のサウンドにも細分化が無限と言っていいほどあり、
それこそ【狼の宴】にアナディメが出演したのも斬新である。

「ジャンル」はポジティヴに使用したとき真価を発揮する。
外国人ともTシャツとバンド名があればコミュニケーションができる。
1つの共通言語を介して喜びや感動を共有できるなんてどんなに素晴らしいことか。

しかし、イベントや企画によく使われる「ジャンルを越えて」という言葉。
このお陰か、昨今『区分けされないと能動的に活動ができない』
という一種の矛盾を感じることがある。
自ら細分化をして、そこを跨いだから「ジャンルを超えた」のだろうか。

僕にとって音楽はもっと広く、もっと自由なものだ。
何故なら芸術・表現には正解も間違いも無いのだから。

「ジャンルを超えて」を僕はオーディエンスのために使いたい。
例えば「メタル」と「パンク」は知っている人からすれば違いがはっきりあるが、
知らない人からすれば両方ともディストーションが強く激しいサウンドに過ぎない。
(このように「ジャンル」はネガティヴに使うとなんとも陳腐なものになってしまう)

ソロ活動を介して路上で・ハコで会った人々に
企画を介して新しい発見をしてもらいたい。
このアプローチをするにはアナディメではなく#stdrums の方がいい。
今日も路上でチケットが売れたのは何よりも代えがたい喜びである。
個人の「通常」からでは出会えないサウンド・ライヴ。

ROSEROSEの頃から企画に対して常に持ち続けているテーマ。
「意外性」と「ミスマッチ」
一昨年の渋谷サイファーフェスでもそうだ。
VVORLD, HORSE & DEERが始まった瞬間
オーディエンスの頭に?と!が浮かんでいた。

TERROR SQUADの血が沸く爆発力。
鉄アレイの30年以上の活動から生まれた神秘のグルーヴ。
DEEPCOUNTの空間を真っ青に変える一吹き。
FORWARDの歴史の証明と言えるサウンド。
正人さんの男気と色気を兼ね備えたドラミング。
G.A.T.E.Sの荒ぶるロックンロールメタルパンク。

1つは
ロンドンからやってくる彼らに
日本の素晴らしいバンドを観て・共演してもらいたい。

そしてもう1つは
こんなにも中身と説得力があるホンモノの音楽・表現が
ましてやこの距離間であるのを
少しでも多くの、知らない人に体感してほしい。

また、ライヴハウスを知らない人が気軽に来れるように
「入場にチャージは掛からず飲食代で費用をまかなう」形を実現したい。
しかし日本では立地や近隣苦情の理由等々から、どうしても難しい。
どこでも入場をするのに最低でも2000円とドリンク代を支払う。
この敷居をどうにかして下げたい。

22日・28日の2日間は、
販売予定のツアーTシャツ、
もしくはUNDERGROOVELANDの最新作のCDを差し上げます。

Tシャツの詳細はコチラからどうぞ。
表はフライヤーデザイン、裏には今ツアーで共演してくれる全バンドのロゴ入り。

CDはロンドンから日本へ持ち込んくれるデジパック仕様。
もうね。利益云々じゃないんです。


(bandcampで視聴できます!)

世の中「素晴らしいもの」と「知名度」の比率は釣り合っていない。
「素晴らしい」とは個々が持つ感性であり
「知名度」とは共有に依るものだからだ。

僕は今回の企画は本当に素晴らしいものだと思っている。
海を越え音楽で繋がっているバンドの来日。
心から尊敬する出演陣。
入場料に対するハードルの低さ。
どこから見ても不安要素が見当たらない。

しかし、僕の力では認知が明らかに足りない。
どうか、このブログを読んで下さった方は、是非ライヴへ足を運んでみて欲しい。
難しければこの記事を広めて下さるだけでも本当に嬉しい。
必ず新しい発見があるという確信がある。
さきに『「ジャパニーズハードコア・メタル」の最高峰』と書いたが、
ここで『日本の音楽の最高峰』と改めさせて頂きたい。

火曜日にはNECRONOMIDOLのツーマンライヴを鑑賞。
アイドルのライヴを初めて客観的に見れたのだけれども
「現実を忘れられて、一体感が生まれる空間」として昨今のバンドよりも遥かに成立していた。

翌日にはSHOBALEADER ONEのライヴ。
ロンドンで初めて観て#stdrums の方向性を決定付けたバンド。
「意味のあるテクニック」と熱量との研ぎ澄まされたバランスが同居した圧倒的ライヴ。

数々の刺激をもらって、いよいよ来週からツアーが始まる。

4/22(土) 渋谷・RUBY ROOM
w/ DEEPCOUNT
TERROR SQUAD
鉄アレイ
-OPEN 18:00 / START 18:30
-ADV ¥2500 / DOOR ¥2800

4/28(金) 下北沢・THREE
w/ FORWARD
TERROR SQUAD
村上正人(ASSFORT)
G.A.T.E.S
-OPEN 18:00 / START 18:30
-ADV ¥2500 / DOOR ¥2800

※上記2公演限定!
入場者全員にツアーTシャツ・UNDERGROOVELAND CDどちらかをプレゼント!

チケット予約はこちらから!

UNDERGROOVELAND & #stdrums
【RICH FOREVER JAPAN tour 2017】

4/22(土) 渋谷・RUBY ROOM
4/26(水) 赤坂・HEAVEN
4/28(金) 下北沢・THREE
4/30(日) 大阪・戦国大統領
5/1(月) 大阪心斎橋・火影
5/5(金祝) 西横浜・EL PUENTE

4/26(水) 赤坂・HEAVEN
ホストメンバーとしてセッション & ライヴ!

4/30(日) 大阪・戦国大統領
w/ GAROTA
Gotta Neal Experiment
BLONDnewHALF
MAMEDORO
-OPEN 18:00 / START 18:30
-ADV ¥2000

5/1(月) 大阪心斎橋・火影
w/ PUMPKIN SNEAKERS
モックン(ドラマンデー)&チンウィル(VVORLD)
まちゅこけ
-OPEN 18:30 / START 19:00
-ADV ¥1800yen / DOOR ¥2300

5/5(金祝) 西横浜・EL PUENTE
w/ HORSE AND DEER
バケツドラマーMASA
taikan exorcist
-OPEN 18:30 / START 19:00
-ADV ¥1500

それでは、続きはwebで。チーン。
(ネクロマライヴにて、ストリートで出会ったAzim, Yves, Disgunderシンジさん)

-#stdrums
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