METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

Travel

BRIXTON RADIO / HYPER JAPAN at Manchester city centre / U.K. to Norway… / #STDRUMS U.K. TOUR 2025

投稿日:2025年11月17日 更新日:

11月13日 (木)
GUINNESS の写真で始まる木曜日。コウちゃんマネージャー合流で Dash The Henge へ向かい昨日の取り置きを回収。レコード屋なのに自動で GUINNESS が出てくるのが Dash The Henge。Chirs and Tim、どうもありがとう!RAT RECORDS に始まり、この場所には随分とお世話になっている。その後 Wheaterspoon にてパイント & FISH 儀式を終えて The Royal Exchange にて Johnny、Sho と合流。店長の Aki さんは6月に出会った Gaz’s Rockin’ Blues の周りと繋がっており、これまた嬉しい出会い。贅沢にもダブル奢り GUINNESS を嗜みながら彼らとも別れを告げる。

11月14日 (金)
ロンドン最終日。長らく付き添ってきた LEGENDS にも別れを告げて、南は Stockwell へ。10年前、ストリートで出会った Javi たちが住んでいたこの地を再び踏みつつ、Brixton Radio へ到着。バスキングを見てくれた DJ Sofia の発案で、急遽セッション&レコーディングを試みることになった。限られた機材で音バランスなどを調整しながら収録。うまく使われることを願いたいが、果たして。こうしてロンドン最後の仕事を終える。

ANGEL を経由して Islington の FLASH BACK RECORDS へ。Johnny 追加公演で、閉店間近にて今季最重要アイテムといえる MASTER OF REALITY を入手。(1月14日 (水) 第十三回【U.K.初盤食堂】にて再生予定) 家に戻り冷蔵庫を掃除しつつ Dalston での Ollie 邸ハウスパーティーに参加。ロンドンでのハウスパーティーはどうも騒がしいだけのものが多いなか、流石 Ollie や Tom の友達ということで落ち着いた雰囲気を楽しむことができた。倒れゆく人々を眺めながら朝方4時ごろに撤収。Ollie なくして今季のロンドンツアーなし。メリッサ、アスカとも別れて Harringay へ戻り、24時間対応の Mike とラスト・ハングアウト。全てを終えて7時に就寝。

11月15日 (土)
あろうことか昨日ウィンドブレーカーを Brixton Radio へ置き忘れていた。部屋を片付けて、コウちゃん現る。荷物をシェアしてもらい、崩壊の一途を辿るスーツケースを転がす。分厚い冬服がアダとなり、汗だくで Euston へ到着。エクスプレスで約2時間、Manchester へ到着。バスを乗り継いでようやく今日のイベント “HYPER JAPAN” の会場 City Centre へ到着。ロンドンで開催される日本カルチャーの展示会 (コミケ的な) の初のマンチェスター開催に、ロンドンで出会ったオーガナイザーからオファーを頂いての出演となった。

ステージでは平野綾さんがインタビューとライヴ中、少数精鋭で回している楽屋で準備を進める。華やかなステージの後にセッティングされていくスーツケースドラムはなんともシュール。すっからかんになる予測もあったが、多くの人が残ってくれており、ストリートvibes とカルチャーが結び付いたライヴ。トラックの不備などトラブルも見受けられながら、トラブルを切り抜けていく対策が随分と身に付いたことを今回のツアーで実感した。オーディエンスのみならず、司会の方やスタッフの方々も喜んでくれていたのが印象深かった。

終演後の物販には列ができており、1人ずつお話しながら写真を撮ったりサインを書いたり。熱狂的にハマっていく NERD (オタク) という条件は世界各国同じだが、自身の楽しみとして個々人がポジティヴに自立しているためストレスが一切生じない。この経験は私が長年抱いている疑問への活路となった。日本での「推し文化」が、音楽やカルチャーではなく本人への過度な依存へと繋がりやすいのは、応援しようとする気持ちと自己顕示欲とが切り分けられない状態にあるのだろう。

こうして終演後、The Social でのライヴで出会った Josh、Hazel、アイトくんと合流して Josh 邸へ。マンチェスターも軒並みホテルが高騰するなか、ギリギリで宿を貸してくれることとなった。一旦家に荷物を置いて、先にシャワーも浴びてしまい、近所のケバブ屋さんから Wheaterspoon へ。よい「サグさ」があり、物価もまだまだ安定しているマンチェスター。Josh と一緒にバンドやっているドラマーの Max も合流してパブで飲む…。Josh と Max、その仲間たちが話しているのを眺めていると、まるで Jimi Hendrix と John Bonham とが新しい可能性を模索しているような、カルチャーと未来への期待、それは荒廃していく世の中だからこそ生じる、ロックンロールのカウンター要素がひしひしと蠢いているような時間だった。そうこうしているうちに「一旦散歩でもしようぜ」と Josh と Max が連れて行ってくれたのは…家だった。明日を加味して知らずのうちに誘導をしてくれていた2人。マンチェスター最高。27時に就寝。

11月16日 (日)
4:30 に起床。リビングに行くと Josh の姿があった。コウちゃんも目覚めて、荷物を纏めて外に出る。手に入れた冬服のお陰で寒さもなく、TESCO が開く前にバスに乗って空港へ。ありがとう Josh! コウちゃんは一旦ロンドンへ。残った残金£7 でミールディールを買って最後の食事。

低解像度マニアはマンチェスター空港がオススメ。

9時前。さらばUK。さらばロンドン。さらばマンチェスターよ。長らくの旅を終えて、ここからまだ続く旅。

11時過ぎ、Norway は Oslo 空港へ到着。VELCOMMEN! 空港で待ってくれていた Espen 選手と合流してセントラルへ向かう電車へ向かうと… 同じタイミングでツアーから戻ってきた Ola と合流。こんなことあるの????やはり Olso でのイベントは開催前から成功が約束されていた。

今日から約一週間は Espen 邸にお世話になる。MANNEGLASS. ノルウェービールのウェルカムから一息ついて街へ出る。オススメのベトナム料理屋にて Kai, Elias, Posner と再会。MANNEGLASS. 因みにフォーと瓶ビール1本で 350 NOK。(1 NOK = 15円) ブラックメタルを作った国はやはり強烈だぜ。

というわけでスーパーでの買い出しをして、夜は Espen 邸にて簡単な夕食。その後街へ出て19日の会場 PARKTEATRET の下見。ちゃんとイベント名が掲載されていることを確認して、Espen 飲みルートをフォロー。バンドメンバーの ロジャー、サウンドエンジニアのモアーと話しながら、ノルウェーのジン Akevitt を嗜む。ライヴ会場でもある REVOLVER と、セントラルの秘密基地のようなバーで Oslo GUINNESS チェック。やはり回転数が GUINNESS のフレッシュさを生むのだと実感。こうして遂にUKを離脱し新境地ノルウェーへ到着。愛と友情に溢れた最強伝説 “MANNEGLASS FESTIVALEN” が開催されようとしていた…。

それでは、続きはwebで。チーン。

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