“Bandcamp Friday” 月初金曜日・24時間限定配信。
本来残されない日々音楽の「瞬間」と、残された結果生まれる「過程」をログとして配信する【ブログ連動型】月刊オフィシャルブートレッグシリーズ。
6月から約半年間のロンドン・EUツアーを終え、11月末に日本に戻ってきました。思い返す素晴らしい日々。そして、帰国早々大変なことが起きてしまい…大変なことしか起きてなくない?とはさておき、結局前回の【STLOG】公開記事からブログを更新できず今日に至っております。というわけで「ブログ連動型」に遅れを取ってしまっている “METAL TRASHING FIT Ⅱ”。11月は旅も終盤、ロンドンからマンチェスター・ノルウェー・ドイツとツアーを周った記録です。
ロンドンでの録音は11月9日と12日。この2日間は “FAREWELL WEEK” と銘打って、前者は Brick Lane でのラストバスキング。午前中から居座って沢山の友達・出会ってくれた人々が集まってくれたこの日。場所を変えてサックスの Toli、Teppei も来てくれての、まさに Brick Lane らしい喧騒にまみれたバスキングの最後の録音を収録。音源を再生している iphone で録音したためモノ音源。じっくりとお世話になったこの場所への感謝を込めて収録しました。
12日はラストギグということで Henge Brixton でのライヴ。Camberwell のステージがあるレコード店 Dash the Henge の姉妹店?で、まずは機材を取りに行くところから…レコード店に自ら進んで足を踏み入れるほど怖いことはない。店の外に機材をセッティングしての Brxiton ならではの野外爆音ライヴ。この日はレコード収集家としても思い出深い1日となり、やはりこうして書き出すとブログの面白さを思い出させてくれます。(なんのこっちゃ)
こうしてマンチェスターでの “HYPER JAPAN” (この日も本当に素晴らしかった!) を経て、5ヶ月間のイングランド滞在を完遂。遂に初の北欧・ノルウェーはオスロへ。約一週間の滞在でしたが、この数年間が全て繋がったような、本当に素晴らしい日々でした。人々の優しさと音楽への意識。ライヴは19日にハイハットクラッチの忘れ物が生み出したイベント “MANNEGLASS FESTIVALEN”。
情報量の多いアルバムカバーが示す通り(?) 参加する誰もが楽しそうで、幸せに満ち溢れた1日でした。#STDRUMS – SATURATIONS のバンド演奏、FIEH に参加して演奏できた夢の時間、DUNK とのトリプルドラムセッション。そしてもう1曲は…1曲目のリハーサル音源がヒント。全てが叶いまくりの夜。まー凄かった。あと、同じレコーダーを使っているのに音が抜群にいいのは Espen 先生の本領発揮。スーツケースを蹴っているとは思えない低音を味わえます。
こうして仕上がりまくりのコンディションで23日は Berlin – Zentraum にてライヴ。ベルリンは8年ほど前にバスキングで来たことがある以来、屋内会場でのライヴは初めて。Google Map には出てこない、アンダーグラウンドの関係性で成り立っている場所でのライヴはカルチャーの意味と成熟を教えてくれる。自由が重なり合い生じる混沌のなかで垣間見える恍惚のような時間。限られた機材のなかでの選択、前に動いて行ってしまうキック。楽しい反面シビアなツアースケジュールでもあり、ドイツでの過ごした日々も忘れられない瞬間の連続でした。
【STLOG】今月号にも特典映像が付いています。MANNEGLASS FES.の秘蔵映像などを織り交ぜた充実の内容になっているのでお楽しみに。(音源配信期間終了後にお届け予定です。アーカイヴあり。)
こうして振り返ると「リソース」を意識したツアー・1年でした。いくらでも過ぎていくものから、限られたものへの変化へ。今現在は幸い?ゆっくりと過ごさざるを得ない状況でもあるため、少しずつブログにもリソースを当てていかなければ…。【STLOG】日本時間12月6日、17時まで無料公開中。経済的に余裕がある方は投げ銭頂けますと大変ありがたいです。よろしくお願いいたします。
それでは、続きはwebで。チーン。
