“Bandcamp Friday” 月初金曜日・24時間限定配信。
本来残されない日々音楽の「瞬間」と、残された結果生まれる「過程」をログとして配信する【ブログ連動型】月刊オフィシャルブートレッグシリーズ。
(本来、手数料なしで直接アーティストへ還元されるイベント “bandcamp Friday” に連動しての毎月リリースでしたが、今月は適応されません。)
ロンドンでの生活をブログに記録し続けて10年以上、ライフワークとして日々の情景や気持ちの言語化していたため、更新が止まることになるとは私自身も予想していない事態でした。ブログの作業時間を作曲へ置き換えられた10月を振り返ると、時間は有限という言葉の意味をより深く理解するきっかけとなったのです。
Move to Harringay, Bandcamp Friday & Weekend of busking / #STDRUMS U.K. TOUR 2025
10月上旬のブログはまだあり、月初に引越しを経て日曜日のBrick Lane の一コマを収録。この引越しが今期最後の “ヤマ場” となる予定が、(もはや慣れてしまった) 予期せぬ事態に見舞われ大変なことになっていきます…。
その最中のBrixton での音源は録音マイクを使えない状況にあり、バッキングトラックを再生しているiPhone本体で同時に録音したテイク。決していい音質ではありませんがライヴ感が気に入っています。
この2曲は10年前にリリースされた UNDER THE BIG BEN に収録されており、今もなおストリートで人々の身体を揺らす楽しみと「人力ドラムンベース」をやり続けてきた1つの結果といえる録音です。とはいえ耳が疲れるので2曲が限界。オリジナル版との変化をお楽しみください。(UNDER THE BIG BEN もフリーダウンロードです)
25日の収録音源は、現在住んでいる『家』でのジャムセッションパーティーにわたしがベースで参加した録音。ドラマーはほかのメロディー楽器を経験することで「どのようなドラムが合わせやすいか」を深め、他の楽器演奏者はドラムおよび打楽器の経験により「リズムとはドラムに頼るものではなく、いかなる楽器演奏にも自らが出す必要がある」ことの理解を深められます。いまだにコードもルート音もわかっていない体たらくですが、なんとなくの規律性をもたらしてくれている様子が伺えます。
というわけで、この「予期せぬ事態」の詳細と真相については特典映像でたっぷりと話しています。記録の文章化から動画へと移り行くのか、はたまたブログとして残され続けていくのか。過渡期にある METAL TRASHING FIT II、東京とロンドンのストリートから時代の流れを見続けてきている男が語る真実をお見逃しなく。(動画は24時間の音源配信終了後にお届け予定です。アーカイヴあり。)
日々の記録を音源で公開する “STLOG” も振り返れば2年前の10月分からスタート。2年前と同じ画角のアートワークにして、#stdrums のバスキングを (劣悪音質で) 中心に収録した原点回帰的音源といえます。日本時間11月8日20時まで無料公開中。経済的に余裕がある方は投げ銭頂けますと大変ありがたいです。特典映像もお楽しみに!よろしくお願いいたします。
それでは、続きはwebで。チーン。
