METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Travel

20180527 #stdrums in Brick Lane Market. WRONG STORY on Luton AirPort, back to London. CHURCHILL’S

投稿日:

9時頃に起床。
ううむ。疲れが残っている。

日曜日に関してはブログも料理も後回し。
Brick Lane Marketでのバスキングは全ての面でとても重要だ。
更に今日からスペインへ向かうので、
必要な荷物も全てスーツケースに入れなければならない。

しかしどう探しても、ハイハットクラッチが見当たらない。
昨日だ。Borisからハイハットを借りて自前のクラッチを付けた。
確かにそのあと何処にしまったか明確な記憶がない…。
ハコか・彼のシンバルケースか…。
ひとまずBorisには一報を入れて、Nathanに頼みの綱を送ってみたが現在家にはないらしい。
こういうとき、かなり高い可能性で手に戻っている日本はスゴい。
(そしてこのときの感心が今日の教訓に繋がることとなる…)

幸いハイハットのトップにつけているスプラッシュシンバルはクラッチを応用して付けている。
マッフルとガムテープを駆使して、クラッチとしてギリギリ使えそうな状態にできた。
勿論シンバルは使えなくなるのだが致し方ない。
一部のお土産関係はJaviに託し、11時頃外出。

いつもに増して重いスーツケースを運びVictoria経由でAldgate Eastへ。
もっと賑わっている印象があるBrick Laneだが、今日はまばら。

場所も簡単に取れて早速セッティング。
ロンドンに来て、まだしっかりと #stdrums でのバスキングをやっていない。
Brick Laneで場所も良好。条件は揃っている。

スタート早々反応は悪くない。
途中、なにやら怪し気な雰囲気の男性が近づいてくる…
…あ!こいつは…あの踊りのやつだ…。
奇怪な動きで人を集めるが、勿論注目は彼にいってしまい、音楽は二の次にされてしまう。
(昨年9月の記事参照。というか看板が見やすい…)

20170917 #stdrums in Brick lane Markets. Nomadio Community. London, UK.

バスキングとは勝手にやってるもの。なので反応も自由で結構。
ただ、圧倒的に「そういうことじゃない」わけで。
完全な一方通行。「無視され慣れている人間」ほど難しいものはない。
クラッチもやはり不完全。機材の信用は迷いない演奏へ繋がる。

途中ワンマンバスカーのキャメロンと再会。
どうやら世間は連休らしく、ロンドンから人が離れているのらしい。
ドラムンベースプロジェクトの話も聞きつつ談笑。彼は本当に気持ちのいいやつだ。

演奏を再開すると、今度は自治体。
これも以前の記事にある「30分やったら移動してね」のやつだ。
荷物も大量にありすげー超めっちゃマジで真意に心より面倒だがこればかりは仕方ない。

14時半頃に移動。
お陰様でメインスポットに来ることができた。
よしセッティング…
先ほどの自治体の方々が登場。あれ、移動したのだが…?
どうやら、100m離れないといけないらしい。どーやって測るねん笑。
ここはまだ20mだとか。ううーん、そこなのか…?
実にお粗末だが、まあ仕方ない。再度荷物を纏めてマーケットを下る。

音を便りに向かうとキャメロンの姿があった。
ここでやっていたのか!通行止めがされており、苦情も入らないのだそう。
現地の最前線はたくましい。
場所のシェアもOKしてくれ(ちょうど次がラストステージとのこと)
隣でセッティング。
彼は足でコントロールするワンマンバンド用のドラムキットを手に入れ、
エモーショナルな演奏と歌で観客を魅了していた。
前提としてバスキングは運が大きく左右する。
まさに釣りと同じで、その瞬間の人の集まり方等々、少しの違いで大きな差がでる。
しかしキャメロンとは「バスカー」として同じ立場にいる。
その反応の差を見てしまうと、僕もバスカーとしても追求が足らないと感じざるを得ない。
大きな感銘と意欲を貰えるバスキングだった。
(しかしこの写真、ちょっと風刺的でもある。)

30分程演奏して片付け。
荷物を纏めて駅へ。

オフライセンスでGUINNESSを買って電車で一服。
汗も相当かいたのであっという間に飲み干してしまった。
Hammersmith LineでBaker Street駅へ。
ここからの直行バスでLuton空港を目指す。
Javiと合流するかと思いきや、バスは別とのこと。
向こうは向こうでバスのキャンセルがありメチャクチャらしい。

冒頭に書いたスペインへの旅は、元々土曜日に予定されていた。
しかし航空会社のストライキがあり土曜の便はキャンセル。
振替が日曜の夜便になったとのこと。

JaviをはじめNathan, Jordi, Bill…彼らの友人の結婚パーティ。
新郎新婦は大の日本マニアということで、
Javiと日本人の僕がサプライズで現れて彼らを祝福しようという計画だ。
僕の任務は、彼らの名前を入れた升と日本酒を持ってくること。
また翌日から北スペイン→フランス→ロンドンという車での旅をする予定だ。

こちらのバスは10分ほど遅れて到着。
荷物を預け入れてシートへ座る。
するとJaviから入電。
なにやらバスでかなりモメているらしい。
後でしっかり聞いた内容としては、各方面からバスの予約があるため
ダブルブッキング状態となり、乗るべきバスに乗れない人が多数いたらしい。
彼らもなんとか乗ることができたが、そのバスで乗れなかったらしい女性5人が大抗議。
まーつまり、我々は立ってでも乗る。みたいな感じだ。
(法律上バス会社がそれを許すわけにはいかない)
勿論女性らの意見もわからなくはないが、とはいえお前らのせいで40人も遅れることになる。

この押し問答があり、彼らが空港に着いたのは19:40頃。
LCC – Vueling航空バルセロナへの出発は21時。
規約では40分前までにチェックインをすればいいらしい。
彼らは事前にオンラインチェックインを済ませているため、カウンターへ。
だが、受付がいない。

(20時に撮影したフライト一覧。チェックインデスクの案内は出ているが…)
このタイミングで隣のeasyJetのフライト欠航が発表。
押し掛ける人々。Vuelingのカウンターも人で埋まる。
勿論カスタマーサービスも人・人・人。
Vuelingの電話受付は終了。
だがいいかい。21時までって書いてあるよ…。

してVuelingも、もはや当然の如く約2時間の遅延を発表。
Javiたちは飛行機に乗れるが、このままではバルセロナに着くのは26時。
タクシーを使ったとしても現場への到着は4時前となってしまう。

・僕を残して何時の到着でも無理矢理向かうか
・コトの顛末を全て伝えて返金対応を願うか(可能性は高くはない)

ストライキによる旅程変更。
アホによる大幅なバス遅延。
怠慢な業務。
全てが重なり我々はスペイン行きを断念。
まるでヨーロッパ全体から止められているような錯覚だとJaviと話す。
同意する。彼は遅刻癖があるため、なにか遅れることに少し非を感じるのだが
ここまで正当に動いてこの仕打ちは初めてだ。
無駄に頭も使い疲労もピークへ。
とりあえず…帰ろう…。
外へ出ると空には満月と雷が共存していた。

日本のサービスとアフターケアが如何に優れているかを実感。
ここから得られる教訓は
「これだから外国は…」
ではなく
「日本が過ぎる」
と考える方が精神的負担が少ないということ。
対人関係でも
「これだからあいつは」
より
「僕が○○過ぎる」
と考えれば「では次からもっと緩くていい」ということになる。
「日本は忘れ物にリスクがなさ過ぎ」なのだ。
罪を憎んで人を憎まず。

家の近所のバー”CHURCHILL’S”がギリギリ閉まってしまうのを交渉して
(ここまできてもまだ時間に追われなければならないのは本当に辛かった)
複雑な1杯。罪を憎んで人を憎まず。GUINNESSはいつでも最高だよboy…
今日のスペイン行きは断念したが、
フランスからイギリスへのフェリーチケットも予約している。
厳密にいえばバルセロナから北スペインへの電車チケットもあるが、これはもう仕方ない。
今後の動きも相談しつつ家でもう少し飲みベッドへ。
少し詰め過ぎたこの週末。明日はゆっくりしよう…。

8月3日(金) 渋谷RUBY ROOM
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それでは、続きはwebで。チーン。
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