METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

Travel

No drumming life but routine… / #STDRUMS U.K.TOUR 2025

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6月15日 (日)
午前中に起床。昨夜のシューティングの結果を見せてもらいながらエスプレッソでロンドンの日曜は始まる。週末、特に日曜日のロンドンでなにもしないなんてことがあるなんて…。Brick Lane の方角へ一礼して手元に届かない機材の出荷連絡やリリースの審査報告を待つ。

Cosmo は両親の元へ。お昼に Laura が作ってくれたソテーサラダが美味い。料理好き同士、人に振る舞うことへの「手間じゃない感」まで伝わる。ロンドンならではで彼らに作れる料理を探そう。

Cosmo も帰ってきて、公園でチルしないか?と3人で近所の公園で一服。今日は暑すぎず、天気も安定していて最高の休日といえよう。この公園、凄くいいな…。

というわけで彼らは仕事に使うドローンのテストをしに行くとのことで、一旦家に戻ってPC やヘッドホンを持って再びこの公園に戻り作曲。野外での作曲が捗るのをを思い出し、日本の公園ではやらないルーティーンなことに気付いた。

21時ごろにカタがついて家に戻りディナー。食べ終わったタイミングで友達が働いていて割引が効くパブに行くと Cosmo から連絡があり、曲を少しまとめて家を出たタイミングで既に閉店していたと連絡をもらう。日曜日はどこも早閉めするのがロンドン。

こうして三度同じ公園でSalut. ほんの数年前まで日本よりパブのGUINNESS が安くて最高などとわめいていたが今となっては夢のような話。それでも美味いのが GUINNESS。いかなる状況でもその場から楽しみを生み出せる人々がいる。彼らの今日の仕事の成果や、オランダでは自転車の後ろに彼女を乗せることが重要な契約になるなど話して24時ごろに就寝。

6月16日 (月)
リビングソファー生活は家主のルーティーンに合わせるのが基本。陽が長い夏のロンドンで早寝早起きできるのは時間が有効に使えてよい。すっかりエスプレッソにはまり、気付をしてから朝練。

こちらもルーティーン化してきたスパゲティーを経て、編曲のために昨日の公園へ再ログイン。隣の席座ってきた配達関係の男性が持ってきたサンドイッチを「一口食うか?」とジェスチャーしてくる。食事を済ませてすぐに移動してしまうのだから、本当に含みも意図もないんだよな…。ここに座っているだけでまだまだ楽しい。

Cosmo から Portobello Market に行く連絡があり、バスを経由して18時にカフェで合流。彼の手元には細長いダンボールがあった。スペイン人のエステバン (70) との会話を楽しんでいるのだが、強いスペイン訛りで永久的に喋ってくる「オーセンティック・スパニッシュじじい」で最高によくわからなくて最高。

彼のドライブで Portobello Market まで連れて行ってもらい馴染みのカフェで一服。今後のバスキングに備えて下見が目的であった。中東出身というカフェの店員ピーもいい人でゆったりと時間が流れて行く。

仕事終わりにここに来て人と話すのが好きだという Cosmo。彼もスペインの血が流れている。「人と喋る」こと自体がライフワークであるため「コミュニケーション力」という言葉には収まらない。カフェをはしごして Hyde Park 付近まで送ってもらい解散。Royal Albert Hall のスケジュールをチラ見して帰宅。

Laura も友達と飲んでいるということで、今日買い足してきた鶏肉を使ったオーブン料理を作る。お米があったので土鍋流の炊き方を披露したところ、これまで食べてきた食感とは違ったそうだ。いわゆる日本流は「アルデンテ」に拘ったような状態なのだろう。

フィルムメーカーである Cosmo から、企業の動画に使う音源を作ってみないかと提案を受けた。デモを作ってボスに聴かせてみて、よければ実際に仕事として取ってこれるかもしれない。これまでのデモから使えそうなネタを引っ張り出してメロディーを考えながら土台が完成。風呂に入ってやや遅めの就寝。

6月17日 (火)
ロンドンに来てから1週間が経過しようとしている。7日間ドラムキットに触れない日常が訪れようとは。昨夜のデモに展開をつけて Cosmo へ送信。

昨日受け取った段ボールの中身は新しいスツール。失ってしまったものと同じ白を選んで早速先端を折り曲げる。G17の力でクッション部も無事に巻き込めた。前回の赤Antlar は高さがあったのでそのまま収納できたのが懐かしい。

椅子をめぐる冒険 / 好きなバンドに友達が加入していたハナシ / #STDRUMS U.K.TOUR 2023

この前見つけた雑貨屋さんでレコードを物色 (超高い) してから公園にログインして編曲作業。道路を挟んだお店のスタッフの休憩所としても使われているみたいで各々が自由な時間を過ごしている。

帽子GET。

2023年の Brick Lane、前回ラストのバスキングを Cosmo とその友達にシューティングしてもらっていたのだが、その映像を初めて視ることができた。色々テクニックを知らなかったということでラフな部分も多いが、恵まれた環境から満ち溢れるエネルギーが高く、素材として使えるものばかりじゃないか。編集を頼めればベストだが、忙しい彼がどこまで手を付けられるかは未知数。

Laura 作のチキンライスならぬチョリソーライスを堪能して、もう少し編曲に手をつけて就寝。音作りが決まれば完成に向かえそう。バスキングをせずとも生きていられるのは前回最後の Brick Lane で稼いだポンドの賜物であり、2年の時を超えて旅路は今もなお続いていたのである。機材到着までもう数日。やれることはたくさんありそうだ。

ちなみにデモを Comso のボスに聴いてもらえたところ “Melody is sucks!” ということで一蹴。

それでは、続きはwebで。チーン。

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