METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Daily

20211001 #STDRUMS + GREEN MILK FROM THE PLANET ORANGE 〜渋谷奇天烈大百科〜 渋谷CYCLONE

投稿日:2021年10月2日 更新日:

仙台でのワンマンライヴを経て、9月は制作を中心に過ぎ去っていった。
受注生産パーカーとカスタムオーダーメイドTシャツの受付を開始。
ライヴ活動は13日の Monsters Of JAProck “TATSU FEST.” へ出演。
朝劇【恋の遠心力】へのゲスト出演もあり。

上映終了ギリギリに観に行けたAMERICAN UTOPIA。
映像作品だからこそ味わえる旨味を凝縮したライヴエンターテイメント。
EARTHDOMではTERROR SQUADを久し振りに堪能。

【MACBETH TO MORI 〜野外即興朗読シェイクスピア劇〜】を100倍楽しめるようになるブログ

残りの活動時間は貯め込んだツケを払うべくブログへ着手。
時系列を整理し、事象のパズルを組み合わせていく。
7月の九州【RICH FOREVER TOUR 2021】も完結。
【MACBETH TO MORI】解説ブログは特に時間が掛かってしまった。

ようやく時系列もリアルタイムに追いつき、筋子を醤油に漬けて10月を迎える。

否、迎える前日の9月30日。
ソロ活動の旨味と特色を並べ直していた。
#STDRUMS の方針模索は日常茶飯事。
1人での活動故、ひとたび立案されれば即時脳内での首脳会議が始まる。
得意なこと・最近の着目点・なめろうの作り方を音楽へ変換…などなど。
付き合いのいい友人とメールで意見交換をしながら言語化していく。
ブレインストーミングよろしく書き出していると、1つ閃きが降りた。

突如として始まった編曲作業は深夜から朝にかけて行われた。
一旦睡眠を取って10月1日。
演奏できる状態に仕上げて、セットリストに組み込み今日はライヴ。
荷物の多さを嘲笑するような台風の下を歩いて渋谷CYCLONEへ到着。

会場入りすると既にドラムセットが最前に迫り出されている。
BGMにはCAPTAIN BEYONDのライヴ盤。
これ以上無いRICH FOREVER VIP待遇だ。

13″ Ludwig にミュート感とアタックを期待し、初めてコーテッドCSを装着。
直線的なサウンドがどう影響してくるか楽しみなところ。
ゆったりとサウンドチェックを終えた。

物販のセッティングでフロアにいると、GMFTPOの音出しが始まる。
スラッシュメタル・ハードコアなジャムセッションから曲へ。
サウンドチェックの時点で、既に強烈なエネルギーだ。
一音目から確信を持たせてくれるバンドは間違いない。
士気も上がり、ディスクユニオンの様子をパトロールすれば開演。

【渋谷奇天烈大百科】
6月 “吉田一郎不可触世界バンド” とのツーマンライヴは記憶に新しい。
またイベントを組もうと店長セイキくんと話していた矢先。
突如として福岡のヒロシくんからミックスCDが送られてきた。
DJの感覚で好きな/反応しそうな楽曲をランダムに詰め込んだもの。
私はヒロシくんの選曲センスに絶大な信頼を寄せている。
どんな新しい音楽と出会わせてくれるか、吉兆の再生ボタンを押した。

流れに身を任せていると、聴いたことがある質感の音楽…。
“GREEN MILK FROM THE PLANET ORANGE”
九州ツアーの道中、確かにこの3人組の話題となった。
【RICH FOREVER SEMINAR vol.6】へも出演いただいた素晴らしいバンド。
渋谷サイクロンとも友好関係があるバンドである。
必然と受け取れたこの偶然を、即セイキくんへ共有。
こうして7月の九州ツアーは今日のツーマンライヴへと軟着陸を果たした。

そんなGMFTPOから今夜のライヴは始まる。
こちらもドラムが前へ迫り出し、フロント2人と三角形を作るフォーメーション。
10分ほどの1曲目を終えてペダル周りのトラブルがあったようだ。
整えて2曲目。
Aちゃんの切れ味よいフィルインはミッチ・ミッチェルを彷彿とさせる。
フレーズの入れどころ、タイミングが実に爽快。
楽曲は何度か切れ目らしい顔を見せるが、まだまだ終わらない。
これはもしや…。
こうして30分超えの2曲目 “PHOENIX” にてライヴは締め括られた。

電車の遅延があったらしく「ギリギリ2曲聴けた」という声が上がっている。
大丈夫だ、2曲しかやってねぇ。
ロッド・エヴァンスの怪しい声に導かれながらセッティング。

場の流れと空気が今日の演奏内容を左右する。
最近は小さい音を活かしてダイナミクスを作るドラムを意識していた。
だが、GMFTPOの演奏を体感してしまった私にコントロールなど不可能。
落ち着こうともHCモードのスイッチが入ってしまっている。
リキみあってのライヴ、そう考えるのもまた一興。

用意した新曲はサウンドチェックにて初演奏。
演奏者本人も含めて初めて聴く音はいかがだったであろうか。
楽曲は演奏しながら成長させていくRobert Frippの手法へ忠実に従おう。
これからどのような変化が訪れるかもお楽しみに。

終演後はあっさりと解散。
セイキくんが遊んでいるかとうっかり誤算していた。
来てくれた友人と軽く一杯。
帰るか朽ち果てるかの瀬戸際、近くの別の店に顔を出したのが運の尽き。
ばったり写真の方々と遭遇し、全ての計画を投げ捨てる。
気付けば朝方となっていたのでした。
次回東京でのライヴは11月23日を予定しております。

それでは、続きはwebで。チーン。

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