METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Daily

洗練の “Manneglass” 九州編 / #STDRUMS & Why Kai【RICH FOREVER JAPAN TOUR 2025】

投稿日:

3月13日 (木)
ツアーオフ。お昼は諸石アニキの協力のもと、CD-Rのデュプリケーターをお借りして21日の特典CDを一気に焼く。「ツアー中の企画開催」のため、事前にある程度の枚数を予測してCD-Rを作る必要が出て来てしまった。”全員プレゼント” の難点あり。

今日はDJ Posner が自らイベントを組み込んでいた。???昨日の渋谷にも来てくれたHIMAWARI ちゃんが DJ Posner の曲を使ったのをきっかけに、幡ヶ谷 FORESTLIMIT でのイベント出演の話しができたそうな。素晴らしいな DJ。Espen, Isak も集まってノルウェイジアンパーティーが続行している。

「ハイボールなんだから高く Manneglass しなきゃダメだろ」とかなんとかで完全に “My G” 認定のスウェーデン出身:アルビン、オネス、ポール。昨日焼肉屋で話しに出ていたハイエストボーラーたち。人間関係は相性こそ全て。

Kai と Elias も遅れて登場。話しによるとコメディアン Martin は “Manneglass” をポッドキャストで取り上げるんじゃないかと話題になっている。スウェーデン軍団も “Manneglass” で取り囲み、”Manneglass” が辞書を書き換える日も近い。

この後スウェーデン組と Espen で友達のバーへと移動し、Shimokitazawa Meltdown. この男…さては長期戦闘派とみた。気付けば朝方に帰宅。自宅ラーメンの証拠写真あり。

3月14日 (金)
すっかり春を思わせる気候の羽田空港。時間通りに集り Why Kai & Espen で搭乗。隣席だった Kai がボソッと「実を言うと、Tシャツのデザインは “Manneglass” でよかったと思い始めたんだ…」このツアーで一番面白かった瞬間ノミネート。Kvinneglass グッズも一緒に作ることで双方合意。

夕方ごろにFUK入り。帯同して動くと想像を超えた機材量なのがわかる。博多駅で Isak, Posner と合流。彼らが今回付いて来てくれたのは機材を持って運ぶ重要任務があったのだと振り返る。彼らは北九州に前乗りのため一旦解散。

私は一度ホテルに荷物を置いてショウイチくんと合流。ウエストにて株主優待を存分に味わい任務完了。ご馳走さまでした!

3月15日 (土)
悪天候。ホテルのチェックアウトが存外早かったので昼からスタジオ入り。FIEH を流しながらセッティングをする…このあとメンバーと合流して、演奏を聴けるどころかツアーが続くのだと…幾度となく感謝が溢れたツアーだった。各所への連絡などやり残しも多いため、スタジオを終えたあとも時間の許す限りワーク。

鼻炎がどんどん酷くなっていく。薬を仕入れて北九州 MEGAHERTZ 入り。位置取りを決めてセッティングを進める Why Kai と ジミーさん。サウンドチェックに立ち会うだけでドラムが上手くなるツアー。ペダルとスネアはお店の備品なので Speed King を貸し出す。

セッティングの都合上ドラムマットを使わずフロア直にセッティングして #STDRUMS の準備も終えて、白頭山で食事をしているというノルウェー組に少し合流しての開場。福岡支店長コウちゃんのお陰で物販を任せられるのが助かった。

去年 MEGAHERTZ を再確認しての本日。室内に沸々と漂う波長をノルウェー組も感じ取ってくれている。DJ からいい流れを受け取って #STDRUMS が最初のライヴ。ドラムマットがないため全部の楽器が動いてしまい、キックのストッパーも破れてしまった。幸いリカバリーが効いてライヴは無事に終演。『#STDRUMS のツアー』でもあると思い出した日だった。相手が要望を伝え合うことに抵抗を持たない人々なのだから尚更。ご協力いただいた皆さまありがとう御座いました!

セッティング中に少し前説を入れての Why Kai。保温していた鍋に火を掛けたかのような熱気が会場を凝縮する。音がそのまま聞こえてしまう飾れない距離感で、洗練された出音のバンドが遺憾なく実力を発揮したら。

素晴らしいミュージシャンであればあるほど、技術は自身のためだと理解している。究極の演奏をする Elias と「お互いに与え合っていること」を確認した夜。私はハイハットへの意識が高まり、Why Kai のパフォーマンスは日を増すごとにハードになっていった。

●LIVE ACT:
Why Kai (Norway)
#STDRUMS (東京)

●DJs:
Posner (Norway)
Say (葉)
Yoshio (Paradise/Link)
Kenta (Vinyl Session)

こうして DJ Posner、B2B を経てイベントは終了。天候と集客はローカルでは特に関係性があり、未来への考え方をジミーさんと話し合う。梅子、ラーメン屋とハシゴをしてホテルへ帰還。写真のブレ方がコンディションを物語っている…。

3月16日 (日)
鼻炎が影響し喉がやられた。昨日ライヴを終えてそのまま機材を置かせてもらったため、12時前に MEGAHERTZ へ。待っている間に流れる Donny Hathaway – The Ghetto が沁みる。”MASTER JIMMY!” と喜ぶメンバー。次回の来日公演は MEGAHERTZ にて2週間連続行われる予定です。大変お世話になりました。

食事でもコーヒーでもいい場所…というわけで FAN FAN を目指す。どうやら人員不足らしく、それなりに待って無事に入店。覚えたての日本語を Elias が店員さんに投げかけた「チョーシドウ?」が最高に面白かった。Posner はチーズケーキとコーヒーとジュースを注文。 「Why? Because I can」名言多発。

Kokura Meltdown と Isak。

新幹線の自由席を待つヨーロピアンたち。「Suddenly film maker!」とカメラを回す Posner と 撮られる Elias を撮る我々。「この街は俺のものだったのか…」とP-TOWN と Posner。正しくは故郷と言えよう。

こうして福岡→大濠公園と乗り換えて PEACE 到着。少し準備にも慣れが出てきたか、彼らのサウンドチェック中に物販設営。ヒカルちゃん、江口にお手伝いいただく。#STDRUMS もしっかり音作りできて、尚且つセッティングをそのまま置いておける段取りとなった。我々の出会いについてCRANK かっちゃんと話しており、”Manneglass” について説明すると「ああ〜〜、つまりメガジョッキ乾杯ってことか」的確。

ジュンさんと Bellbottom from 80’s に組んでもらい、フードからレコードの出店まで幅広いパーティーとなった日曜日。”Yutaka Sakamoto” は背面でのモジュラーシンセライヴ。照明も際立ち「ゲートウェイ」を感じさせる空間。Battles やsquarepusher など完全に好みを狙われたDJ “Ashira” を経て #STDRUMS。ようやく自身のパフォーマンスとして腰を添えた演奏ができた日だった。

早い出番はたくさん飲めていい。Why Kai は今日も無敵の無双演奏。疲れているとは言っているものの演奏に全く影響を及ぼさない。Elias のドラミングはいつまでも新しい挑戦に満ち溢れている。新しい世界への挑戦が Jazz だ。最後は Bellbottom from 80’s。このツアーは Bellbottom from 80’s とのものでもある。ホームでの貫禄のテキーラライヴ。Why Kai たちと一緒に日本でライヴを見る日が来るとは。

【live】
Why Kai
#STDRUMS
Yutaka Sakamoto
Bellbottom from 80’s

【dj】
Posner
CRANK
Ashira
Noguchi Takafumi

【food】
らすた食堂(from中津)
Maya飯 (牡蠣女ver.)

【record shop】
flower of romance (from宇部)

今日は終わらない。なんとなんと、Posner とかっちゃんの B2B タイム。ノルウェーと福岡にベースミュージックの橋がかかろうとしている。夢のようだった。Remember the Future して完遂。このあと予期せぬ事態に陥り、ホテルに帰り着いたのは朝方。…昨日から4日連続の2本目にして九州編完遂。明日は大阪SOCORE FACTORY. 余談ながら、この日に買った SCI-CLONE – Everywhere I Go にどハマり中。

ツアー完遂記念セール中!
https://shop.rerure.com/

それでは、続きはwebで。チーン。

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