METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Daily

#STDRUMS 真冬の北海道ドラムクリニック&ライヴツアー2026、完遂。

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あけましておめでとう御座います。年明け早々には厚木の定期集会にてアナログDJ。そして年賀状。誕生日はハガキ印刷だと相場が決まっている。豊かさとは不要物にこそ宿り、楽しむ余裕と粋な姿勢が人生に彩りを与える。帰国してからの切り替え作業はトンネル切削工事の如くゆっくりと大きくねじ進み、一歩ずつ変化していくさまは日々成長を続けるカラスミからの雄弁な助言のよう。

14日【U.K.初盤食堂】は手短な説明をすれば、自家製カラスミと共にBLACK SABBATH – MASTER OF REALITY U.K.初版を流した結果、ゲスト諸石エンジニアはCD再生の時点で呂律が回らなくなり、初版再生のあとは完全に語彙力を失っていた。思い描いていた夢の到来。好きな音楽への思い入れが与える影響力をまざまざと体験したのであった。レコードのレビューと合わせてブログを書きたいため機能をスキップせざるを得ない。

(次回:第十四回【U.K.初盤食堂】は2月12日 (木) 渋谷 7th Floor にて開催。THE DOORS オリジナルUS盤&UK盤 “轟音” 再生 & サイケデリック・ミュージック大特集!)

いつまでも過去に囚われている場合じゃない。こうしてリアルタイムな機能を取り戻したMETAL TRASHING FIT II。圭一郎くん、ハジメくん、そいちゃん、Joker さん、Kei Toriki と立て続けの来訪があり、日々のガラを煮詰めた海老出汁ラーメンで明日の準備を進める。

1月22日 (木)
3:30起床。職人の朝は早い。6時前に羽田空港着。ピークタイムのような賑わいを見せるなか、出発便が近くなる順に手荷物検査を経て9時前に旭川空港着。-10°を表示するバスターミナルから駅まで移動し、大西さんと合流。コンビニでの印刷作業を経てMOSQUITO へ到着。

セッティングを早々に済ませて11時から個人レッスンスタート。ライヴハウスという馴染みの場所で、パフォーマンスとはまた違う業務を行える面白さ。最初のサムくんのレッスンを終えると大西さんは朝食を用意してくれていた。

平日にも関わらず予想を超えるご参加があり、休憩を挟みつつ19時からはグループレッスン。皆さまの意欲的な姿勢のお陰で質問も止まらず、ルーディメンツの基本にも触れられた充実の内容でした。

大西さん、夢子先生、そして車のバックギアが入ったまま動けなくなってしまったセイヤと4人で梁山泊。名店の呼び声に相応しい鹿肉 (刺身を田舎風と読む)、ズリへた、ワリッカでキメていく夜。先に霞む明るい未来を追っていくしかない。多分な追加公演。長い1日。大西さん、ありがとう御座いました!

1月23日 (金)
当時の梁山泊では熊肉も扱われていたという話をしていたら、夢子先生お知り合いの店で今日ヒグマカレーが用意されているらしい。不可避。ケースに詰め放題のシステムを立体的に活かした、ココナッツヒグマカレーと優良なおかずたち。よく煮込まれていてココナッツの香りもあり、エナジー溢るるも獣臭はナシ。カレーと大根の相性を知った。

気付けばバスの出発時間ギリギリ。道中夢子先生と別れて18時前に札幌LOG へ到着。ドラムスローンの機構を直して、お店のシンバルを組み合わせれば開場。#STDRUMS ワンマン公演。 アコースティックの鳴りを活かしたLOG での演奏はやはり特別。ツアーに向けて仕上げた新曲も無事に披露できた。来てくれた人々と話しつつ、明日に向けて解散。ケイくん、ありがとう御座いました!無事に終演まで空腹訪れず、第五次HEAVY METAL ブームを迎えている昇太郎邸にて色々聴きつつ、ドンチェリーと共に曖昧な記憶。

1月24日 (土)
不動のベストオブナンバーワン、味登利食堂にてチャーシューメン。団体ゆえに手を出せた餃子も含めて大満足し、雪で埋もれたバス停からすすきのへ移動。Emilio、テスくんと合流。週末の混雑から一歩抜けた優良コーヒー店のサービスに感心しつつ、打ち合わせを経てスタジオシーラカンスへ到着。佐々木店長・スタッフの皆さまと会場を作っていき【札幌ドラム研究会】開場。

ドラマーが集まる【札幌ドラム研究会】は8年振りに始動すべく、ゲストとして声を掛けてもらい今季のツアーが実現した。旭川での経験も手伝って、出てきた質問を共有する質疑応答。上手くなりたいという純粋な気持ちがモチベーションを高めていく。スタジオからお借りした Rogers – SUPER TEN の鳴りも実に素晴らしかった。昨日を観てくれた Emilio から助言をもらって今日も新曲を演奏。

その後のアフターパーティーはスタジオ2Fにある Brew it にてドラム2台でのオープンジャムセッション。ベーシスト、ビートボクサーのリュウくんも飛び入りもありノンストップ・リズム祭り。the hatch リューくん&リュウくんとのダブルドラムジャングルは最高だった。札幌での新しい可能性を模索する札幌ドラム研究会&セッションの取り組み。計画してくれた Emilio、テスくんに大いなる感謝を。ミーティングから始まったおかげでイベントの意志や狙いも見えてよかった。解散直前でマサシくんとも久し振りの再会を果たし、昇太郎邸にて特大ホッケのお世話になる。

1月25日 (日)
「ユージさん、力仕事はお得意?」
曖昧な起床から一転、札幌の現実を体験する。一夜にして凄まじい積雪に見舞われ、ご家族と共に雪かきから始まった日曜日。地下鉄以外全ての交通機関が麻痺し、車で送っていただくためには車庫前の雪かきを再度おこない、道だった道を大揺れで渡っていく。脇道に入って機材を降ろした一瞬の隙にスタック。過酷!動けなくなった車に人々が集まり、最終的には4WDの牽引で雪道から脱出。散り散りになる人々…。車を見届けてSPIRITUAL LOUNGE へ到着。

まさか斜めのステージが復刻されているとは思わなんだ。エンジニアあみさんとも再会。時間をたっぷりいただいてサウンドチェック、雪は夕方頃に落ち着いたものの、交通網は引き続き動いていない模様。

「すごいタイミング」となった “in the air SPECIAL” SQUAREPUSHER が霞む『ししし』精神的にオルタナティヴであり、最後はハードにまとめた『matching_me』そしてお呼びいただいた新保さん率いる『S.T.Y.』今日の主催であり「泡無し大盛りビール」を作る達人、新保さんの真髄を見た。ウィルコジョンソンの肢体とアンガスヤングのメンタルで往来するギターと支えるリズム隊。この状況でも中止を選ばず、むしろ来れる人々を歓迎する姿勢の時点でバンドのロックンロールは確約されており、姿勢こそ俺たちの原動力なのかもしれない。

(Photo: コニシダイスケ from ししし)
タイト&パワフルなリズムにエピック要素が詰め込まれた『P.P.N.S』を経て #STDRUMS。「ご来場への感謝」を改めて感じられたのは大雪のお陰とも転換できよう。アットホームな気楽さとツアー最終日のやる気とが混ざり合い、大味さと綿密さを混合した演奏ができたように思える。Emilio は今日も来てくれて札幌ツアー皆勤賞。機材トラブルで録音ができていなかったのが惜しい。

トローリーバッグを預けさせてもらい、地下鉄が動いている範囲からの徒歩帰宅。この時期・この瞬間でないと味わえない白銀の世界。持ち歩いているだけで冷えていく缶ビール。いかなる状況であれど、いまある要素を揃えればその瞬間を楽しむことができる。新保さん、ありがとう御座いました!家に戻ると昇太郎も復活してHEAVY METAL の姿勢について話す。

1月26日 (月)
車庫天井の雪かきから始まる週明け。天候は回復。しかし交通網は麻痺したまま。4日間を振り返りつつ、NEED TO CONTROL のボックスセットに感銘を受け、結局電車は動いていないためシャイニングの迷路のようなダンジョン道を1時間ほど歩いて貝天国へ到着。遂にたどり着いてしまった。

初の店内飲食は鍋・蒸し貝・ジューシーな干物から始まり、焼き鳥、塩分過多な海老焼きと続いた後に海鮮丼。完全にオーバーワークな我々に対して「魚、焼きましょうか?」とご機嫌な店主。来店までの軽い足取りは絶望となり、昇太郎は満腹でも少しずつ量を減らす方法をHEAVY METAL になぞらえて力説してくれた。一歩ずつ進んでいく…。

夜になれば電車も動いているだろうと楽観視していたものの、駅の表示は機能せず。1時間ほど待った挙句「運転できる乗務員がいない」というアナウンスが飛び込んできたため諦めてのタクシー帰宅。消化に全機能を捧げている状況での徒歩を選択する余力は残されていなかった。この一連で我々のグルーヴは更に高まり、大量にGUINNESS を買い込んでの後夜祭。ライヴの感想をまとめたり、THE IMPRESSIONS に溶けて就寝。

1月27日 (火)
ようやく胃袋が通常の満腹状態になってきた栄養過多の火曜。JRが動いていないとの報があり。飛行機を一番遅い出発に変更して、お世話になった昇太郎邸を離れる。よい練習とHEAVY METALを!アンディーさんとの再会、SPIRITUAL LOUNGE へ荷物を回収。浮上していた選択肢は雪を中心に剪定され、最終的にJRは問題なく動いていた様子。

予定より早く新千歳空港着し、やる気に満ち溢れた空港内コンビニで追加公演。空席だらけの最終便でなんとか東京へ戻ることができt…終電終了のお知らせ。タイミングとタイミングを繋げて、全てを順調に変換し続けた末路に異論はない。待合席やチャージポイントが占拠されている空港にてブログを仕上げて、諸連絡を進めれば始発。

こうして ライヴだけではなく、ドラムクリニック・レッスンを織り込むことができた #STDRUMS 真冬の北海道ツアー2026、完遂。充実の余韻。過酷で特別な日常。雪と共に生きる北海道を体験できた大満足のツアーでした。北海道のドラム&音楽シーンを盛り上げていければと思います。各地各所、お世話になりました皆さま・ご来場いただきました皆さま、昇太郎&まり子先生、ありがとう御座いました!

それでは、続きはwebで。チーン。

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