METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums

5月10日:下北沢THREE追加公演【RICH FOREVER JAPAN tour 2017】

投稿日:2017年6月16日 更新日:

5日のツアーファイナルを終えてひと段落。
浅草観光では役者の小黒くんに遭遇したり。
Billは下駄を無事に買えて大満足。
バスキングも連日盛況。考えてみれば連休で街並みにも活気があった。
桜の時期になんて合わせて来なくてよかったね笑。

Street Live! Hope they'll be back to Japan soon again❤️#undergrooveland

Saiさん(@gogosaiko)がシェアした投稿 –

4月28日:下北沢THREEの企画を終えて発表された、5月10日の追加公演。
彼らは11日に旅立つので、最終日にもう1回ライヴがあってもいいのではと。
しかしNathanの別バンドのライヴが本国で急遽入ってしまったため、
10日の便での帰国に変更となった。
偶然にも航空会社側のブッキングにミスがあり、
変更を選べる状況だったからこそできた選択らしい。

Javi, BillはEVERESTというバンドを組んでおり、
そこのヴォーカルがNathan.ドラムはJordiという編成であった。
僕とJaviが出会い、ベーシストということでBillを呼んでもらいUNDERGROOVELANDを結成。
そのときの記録はコチラをドウゾ↓
#stdrums 1st UK tour (まだカホンに座って叩いている頃である)
帰国後、ドラムも叩けるNathanが加入しバンドは存続した。
ということで、最終日にオリジナルメンバーで演奏するのは面白いのではないかと。

2日間に分けて行われたスタジオリハは意外にもしっかりとしたものだった。
元々ある曲ネタなのか、新曲としてネタも持って来てくれたのだ。
ストリートでやっているように、既存のリフに合わせてジャムをすると思っていたので、
ライヴへの期待も高まる。

10日、追加公演当日、かつNathan出発の日はまたもラーメン。
エンジニアあゆみちゃん、翔二郎も駆け付けてくれた。
あっさりと時間は過ぎていき、抱擁を交わして我々は下北沢へ向かった。
横井翔二郎 オフィシャルブログ – RICH FOREVER

会場へ到着し、慌ただしさと冷静さが交錯し始める。
思えば「この状態」にも慣れてきたものだ。
Billはユニオンで鉄アレイのCDを買って大喜び。とうとう手に入れたか。
リハーサルで思い詰まる瞬間もあり、開場。

【RICH FOREVER JAPAN tour 2017】
5/10(水) 下北沢THREE
UNDERGROOVELAND(from UK + #stdrums)
小型MUSHAxKUSHA
Monoral Zombie
NECRONOMIDOL
SEI WITH MASTER OF RAM
sone + JitteryJackal

リハーサルで起きた出来事は、1番目SEI WITH MASTER OF RAMである。
アナディメのメンバーでもあるギターのけん氏。
彼の家にメンバーは宿泊していて、どうにかして共演して欲しかった。
言うならば、今日は彼らのために用意された追加公演ともいえる。
最終日、彼らは初めてのけん氏のギターサウンドを聴くこととなる。
やられた。ドラマが過ぎた。
高まりが抑制できないリハーサル。

SEI WITH~そのものも久し振りのライヴ。
盟友印藤さんがこの日に出演して下さることも感慨深い。
こうして本番。気付けば新曲も用意されていた。
今日の対バンの編成上ドラムが下手にセッティングされ、
カメさんのキックがフロアを緊張させる。生音ありきの迫力。
印藤さんの、メンバーのために伝えようと英語を用いたMCが印象的であった。
僕の任務は1つ達成された。

sone + JitteryJackal.
紹介が前後してしまうが、JitteryJackal a.k.a.ジュネくんは、
NECRONOMIDOL・ネクロ魔バンドのメンバーとして僕と共に活動している。
ネクロ魔をお誘いするにあたって、彼の別ユニットを誘わない手はない。
東京の夜の重苦しい空に、一点の光が見えるようなサウンド。
来てくれたオーディエンスに新しい発見があることに僕の企画の意味がある。

こちらも盟友・上田哲也擁する小型MUSHAxKUSHA。
テッちゃんの気合いの入り方はここ最近でトップクラスであろう。
揺れとパワーが同居するグルーヴに、カリスマ池田氏のパンクロックが混ざり合う。
小型MUSHAxKUSHAはメンバーが足らない故のデュオではなく、
この2人でのバンドとして別物である。
歴史と努力から抽出された濃厚エスプレッソロックを堪能。

ここでNECRONOMIDOL。
自分(ら)が演奏した楽曲を自分の企画でフロアから聴くのは不思議な体験だ。
Nyxのパフォーマンス中、音響のトラブルでオケの演奏がストップ。
どうするかと思いきや、そのままアカペラで歌い切る彼女たち。
日々培われてきた舞台度胸と、歌唱力の証明にもなった素晴らしいハイライト。
小銭を全て床にばら撒くほどのBill, Javiのはしゃぎっぷりを見て大満足。

そしてMonoral Zombie.
ネクロ魔を小型MUSHAxKUSHAとで挟む出順にドラム・大西氏は大喜び。
その期待通り、ステージから放たれる爆裂な演奏にフロアは一気に別の次元へ。
オーディエンスへ次々と刺激を投げ掛ける。
こういう出順にこそ意味がある。
畳み掛ける音数・ユニゾンにエンターテイメントなキャッチーさも加わり、
フロアは成す術もなく、ゾンビの如く踊らされた30分。

さあ、機は熟した。
UNDERGROOVELAND.
よいライヴイベントとは、空気がいいか悪いかの一言に尽きる。
出演の皆さん・オーディエンスの皆さんのお陰で
完璧なコンディションにあった5月10日の夜。
日本最終夜にしてオリジナルラインナップでの演奏。

白熱した。
決めた進行をガンガン破っていくJaviの演奏もお構いなしだ。
ミスれミスれ。
ハシれ。燃えろ。
打て。
弾け。
叩け!
個人的な感情のみを使い、我を忘れて演奏する。
全身から出てくるものは:汗なのか、涙なのか。
わからないが、この3週間を締め括るために懸命だったのは確かだ。
アンコールには用意していなかったAfrobeats.
#stdrums が歩んできた軌跡を総括したような奇跡。

この日のイベントは
「この組み合わせは鉄板」
「あの客層が狙える」
ではなく
「家に泊まっていた」
「最初に話した」
「友達のオススメ」
「仕事で関わっている」
などなど…。
尊敬と信頼を勿論前提にしているが
いわゆる「ノリ」でオファーし、出演者を決めた。

何故なら、自分にでもわからない化学反応が見たいからだ。
オキマリの
「絶対来て損無い」やら「間違いない」やら。
どうでもいい。そんなわけない。
いいか悪いかはその日に行ってみないとわからないだろ。
しかし今日は(も)、良質な出演者・オーディエンス・ライヴハウスのお陰で
結果的に「イベントそのもの」が舵を取り、
素晴らしい内容に「なってしまった」一夜であった。

終演後、それぞれ個人が感じる個人のMVPの意見交換をし合う。
新しい発見・対価がある1日。
信じてあの場に集まって下さった方々に最大の謝辞を。
本当にありがとう御座いました。

イベント終了後、皆さんにもお付き合い頂き、それはそれは飲んだ。
タカがハズれた奴らの様子も見ながら、
明くる5月11日。
帰国の日。
どうなるかは神のみぞ知る…。

RICH FOREVER JAPAN tour 2017 ONLINE SHOP
https://stdrums.bandcamp.com/merch
#stdrums セカンドアルバム “feat. Javi Pérez”リマスター盤リリースを記念して、Tシャツと合わせて2500円の超特価セットを数量・期間限定で販売中!
お問い合わせからでもご注文頂けます。

それでは、続きはwebで。チーン。(このときの写真でした~。)

-#stdrums
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