METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Daily

20210904 #STDRUMS + モアモアズ 〜ONE DRUMMER MAN CONCERT in 仙台FLYING SON〜

投稿日:2021年9月5日 更新日:

【平沢進+会人(EJIN) 脱出系亞種音】FUJI ROCK FESTIVAL 2021を完遂した8月後半。
曲覚えを並行していたベッド・インのハードスパンキングなリハーサルが始まる。

週末にビレッジマンズストアとのツーマン。
そして月末31日のワンマンライヴ。
合間にはGOK SOUNDでのCFイベントへの参加。
今年の8月は実感する前に通り過ぎるであろうと見当は的中した。

9月に入ってようやく視界が広がり、この数週間を振り返る。
4日、土曜日。
連日続く雨のなか、荷物を持って東京駅へ向かった。
自由気ままに音楽を聴いての移動は久し振りである。
再度の原点回帰として squarepusher を耳のお供に北を目指す。

本来は sugarman 企画【アイヘイトプール vol.4】が予定されていた。
政府からの宣言が延長となり当該日程にも影響、企画は中止。
今年のうち、制約が掛からなかった “通常営業” は僅か3週間ほどのようだ。
戦う相手をすり替え、向き合うべき真実を隠し続ける政府官僚。
“緊急” の状態が8ヶ月ほどある時点で、なにか裏があると思わざるを得ない。
明らかにおかしい。
おかしいことは明らかではあるが、店舗・出演者にもそれぞれ事情がある。

動きがあったのは FUJI ROCK FESTIVAL 2021 に出演した直後。
メールの時点で伝わる熱量の電話が掛かってきた。
・#STDRUMS の活動を止めることに拭い切れない違和感を持っていた。
・ワンマンであれば、開催可能な時間割を作れる。
電話の主は sugarman ではなくFLYING SON佐々木店長からであった。
sugarman 側には既に話を通してあり、彼らも開催を歓迎していくれている。
活動形態と方針のリスペクト以ってしての提案を断る理由がない。

同じ東京を拠点とする “モアモアズ” には出演の可否を問い合わせた。
近所の理髪店に行ったのをキッカケに仲良くなったコウくん。
話していると彼もバンドをやっていて、仙台FLYING SONが地元でありホーム。
今回のイベント開催は、我々の共演の実現が大きな動機となっている。
即答OKで、オープニングアクトという形の出演を固めた。
奇しくも彼らの音楽スタイルは、短い持ち時間に持ち味が出る場合がある。

仙台への道中、溜まりに溜まっているブログの制作はやはり進行しない。
復路の予約変更手続きなどをしながら、今日の演奏内容を練っていた。
超尺のライヴは新しいアイディアを試せる格好のチャンス。
曲のアレンジとサンプリングソースを覗いていると、1つ考えが浮かんだ。
自分自身の刺激のためにも、今までにない新しい何かを突っ込んでいきたい。
イメージを反芻。
ソロ活動のメリットはこういった瞬間に集約されている。

16時前に仙台へ到着。
今日の準備に余裕が無いのは終演に合わせた時間組みの影響ではない。
廃スティックキーホルダーへ使う、ヒートンの在庫が切れていた。
ヒートンとは、?マークを形をした金具のことである。
(東急ハンズへ在庫とを問い合わせたときに使われた例えを流用しよう)
店舗へ行ったものの、店員さんとのグルーヴが生憎合わずに再度電話をした。
アクセサリー関係の極めて小さいサイズのものしか置いていないらしい。
インターネットは足を使わせない利便性を高め、直接行動の瞬発力に枷を嵌める。

不測の事態。
ひとまず半田屋にてエナジーチャージ。
店舗に居座る人々の独特な雰囲気がこの店の魅力を思い返させてくれる。

会場入りして早速サウンドチェック。
今日は【脱出系亞種音】で使用したLeedyの15″を持ってきた。
しかし音出し中にスナッピーを留めるワイヤーが経年断線。
運悪くケースを変えていたため、予備のワイヤーを持っていない。
お店にも無いため、急遽ワイヤーに使える素材を探さなければならない。
東急ハンズの品揃えはご覧の通り。
スネアスタンドの緩みも少し気になりつつ本番に向けて奔走が始まる。

物販を組み立てたのち、駅反対側にあるユザワヤへ。
ヒートンはここにもなかったが、テグスに使うナイロンコートワイヤーを入手。
やや結ぶのが難しそうだが、演奏中に千切れてしまうよりかはマシだ。
その後100円ショップを2店舗渡るもヒートンには出会えず。
今日販売できる廃スティックキーホルダーの数が制限されてしまった。
万事休すで会場に戻れば開演。

#STDRUMS
“ONE DRUMMER MAN CONCERT” in SENDAI

オープニングアクトを引き受けてくれた “モアモアズ” からスタート。
髪を切ってくれる近所の理容師と仙台のハコで居合わしている時点で面白い。
ファストなナンバーの隙間にあるドロドロとしたグランジ感ある楽曲が印象的。
最後はかっ飛ばしてライヴ終了。速い is JUSTICE.

モアモアズの演奏中にキーホルダーの製作とワイヤーの調整。
有りものの道具たちで付け替えるものの、想像通りの難儀である。

春から始めた2021年スタイルのライヴも随分と慣れてきた。
新しい試みは確実に次へと繋がる結果となっている。
しかし斯くして、ホワイトステージの験担ぎは裏目に出た。
反応の調整をする間も無く始まってしまったため何度もスイッチが切れる。
懸念していたスネアスタンドも受け口が開いてしまい不安定に揺れる。
…機材トラブルがあったライヴの験担ぎをしたらこうなるか。笑。
脱却のコツはより気にせず叩き続けること。

20210223 #STDRUMS + sugarman + Broken Shinonome + imieda 〜アイヘイトプール vol.3〜 仙台FLYING SON

今年2月に来たときのライヴレポートの通り。
仙台FLYING SONでのライヴは、地元バンドとの共演が最大の魅力。
ワンマンライヴと形を変えたことで開催そのものを達成できた喜びはある。
だが本来主催のsugarman、私からしても不本意な結果であることに変わりない。
だって、メンバー全員ライヴに遊びに来てくれているんだもの。

異常事態が平常とされるカルトな世情の複雑性。
それでも彼らは日程を譲ってくれ、親身に宣伝を協力してくれた。
次は必ず、アイヘイトプールを実現させよう。


終演後はこれからの展望などを話しつつ散り散り。
営業しているお店で軽く飲み、路上で軽く飲み、解散。
コウくんはエフェクターケースを置き忘れて帰ってしまった笑。

明くる日曜日、佐々木店長のアラームにて朝方起床。
帰りのバスを午前中のものに変更しておいた。
またも半田屋でちくわ天うどん。
驚愕のコストパフォーマンス180円にして、重量感のあるうどん。
おにぎり1つ入るのがギリギリの「腹パン」感を経てバス停へ。

こうして夕方には都内へ帰還。
実は今回は観光も視野に入れていたツアーであった。
それもまた次回の楽しみにとっておくとしよう。
#STDRUMS 仙台初ワンマンライヴ、無事完遂。
急な発表にも関わらずご来場いただいた皆さま、ありがとう御座いました!

それでは、続きはwebで。チーン。

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