7月17日 (木)
今週は細かな実験中…ダルさがあり早起き失敗。前日に摂ったものは翌日に繰り越してしまうのか、移ろいゆく気圧の影響か。野菜スパゲティーを経て作曲を進める。曇り空のしたDalston へ到着すると、爆音プリーチャー再来。木曜日は活動日なのかもしれない。前回と同じ場所でバスキングスタート。
人通りは少なくとも反応はいい。向かいの家から人影がちらつくのが見える。前回警察の通報で終えたため、迷惑がっているなかと思いきやノリノリ。Johnny も合流して21時ごろまで演奏。
その後The Jago へ向かうとセッションはまだ始まっておらず、Johnny は始まる前に帰ってしまった。セッションの人の入りは比較すると然程なく、毎週開催なのだからそういう日もある。
今日のセッションへの参加は正直微妙で、恐らくフィールを近付けようとしたことが裏目に出たっぽい。「それっぽい動き」をしても無意味なので、合わせて気持ちのよくなる出音を模索したい。この気持ちになるのもまた大切な瞬間だ。先週会ったアナ、アレックスは誰だ…??
カウンターに行くと「日本人ですか?」というサヤ。彼氏の “Forever Tim” と一瞬で仲良くなり、帰ろうと思いきやボタヨン延長線。これよ。結局彼らのおうちにお邪魔させてもらい、ALDIで買っておいたマッシュルームを夜食にして就寝。
7月18日 (金)
昼頃に目覚めて、Forever Tim からベーコンサンド、コーヒーを用意してもらい家を出る。お世話になりました!Hoxton 辺りに住めたら自分の活動範囲とフィットしそう。(いまの居住地は無敵すぎる)
一旦家に戻り、食事を取ってBrixton へ。ライヴ前にバスキング…駅前はチャリティー団体がおり、KFC前への移動を余儀なくされる。早い時間だとこちらの反応は薄く、なんとかいいvibes を保てたか。
しかし、やけに馴染みのあるロゴを胸にしょった人々が街を歩いている。試しに「アレ」をやってみると、高反応。これはもしや…?
マジか。ギャラが折り合わず日本で観ることは叶わないMANOWAR のライヴは明日。しかし安いとはいえないチケット。筋肉渋滞のハンマーサインを共にしたかった。
一息ついてHootananny を目指す。前回来たときもJoel だったか。Five Point jam のときに出会ったドラマーのアントニーから誘われたライヴがJoel。ロンドンに来て初めて観たライヴがJoel。繋がっていくものだ。
大所帯になっていた前回からシンプルな4人組編成でのライヴ。随一の美声であり「親鳥」のような存在のJoel Sarakula。ロンドンの夏としては時間が早すぎたのか、人の集まりが少ないぶん周りの人たちとの交友が進む。シーザーはブラジル出身、買ったものの要らなくなったジントニックをくれた Ese はJavi の友達だった。
Joel 作品では群を抜いて1st が好きだが、1st の曲は演奏しない意思を感じている。現行ミュージシャンは今この瞬間を見ているので、懐古は言語道断。橋を掛ける Northan Soul. 「なにか一緒に作ろうよ」と言ってくれて本当に嬉しかった。続けることの大切さをこの旅では実感し始めている。
すっかり話し相手になってくれたシーザーとEse。プログレバンドをやっているという男と話したり、Joel から楽屋のビールを貰いまくってすっかり酔い、仲間たちの姿を見失ったため遅くに退散。フォルダによると4:45に鶏肉を焼いていた。
7月19日 (土)
大雨とは幸運とも読める。昼からバスキングができなくなったため、仕方なく、休養。塩風呂と良質なタンパク質。アイスコーヒーで仕上げて浮かんだ曲のスケッチを始める。
21時半に Brixton へ到着。メインスポットでセッティングを終えて音を出し始めた瞬間に、向かいでもレゲエがスタート。おいおい…もちろんテリトリー内の彼らはこちらの言い分など聞く耳を持つはずもなく、偶然喜んで見てくれていたネパール人たちが機材移動を手伝ってくれた。その間にもウォーリアーな男たちが通り過ぎる。
というわけで MANOWAR のライヴ終わりに向けてのバスキング。屈強な戦士たちが頭を振りながら横切っている最中、曲間で「Other bands Play! 」「ウオオォォ〜」という通常ではまずあり得ないユナイトを実現。やはり MANOWARRIORS は常に正しい在り方をしている。しかし流石のナイトバスキング、欧米の酔っ払いは本当に強いので死亡率は上がる。
陽が落ちたという意味での『夜』の演奏はやはり楽しい。2日連続の Brixton からさくっと帰宅して明日の動きに備えるつもりが、曲が進んでしまい3時頃就寝。
それでは、続きはwebで。チーン。