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Múm at Lido / The journey’s end: Egypt’s nightmare / #STDRUMS U.K. TOUR 2025

投稿日:2025年12月1日 更新日:

11月27日 (木)
9時就寝。14時に起きてスーツケースの修理。夜に “Lido” にて念願の Múm のライヴ。アコースティックな作りの会場。前方にいる人々と話していると Who knows where the time goes が流れてくる。ギター Róberta Andersen の別トリオバンド hist og がスタート。トランペットとギターでお互いにベースとループの役割を担いつつ、ジャズを基調にしたエクスペリメンタルで、柔らかい音がよかった。

そしてMúm この距離感。1曲目からドラマー Samuli Kosminen は水が入ったバケツを持って登場し、打楽器を水に入れて音程を変えて、それを Örvar がマイクで拾ってエフェクトを掛けるという。息遣いが聞こえてしまうほどアンサンブルがコントロールされた演奏。序盤 “A little bit, sometimes” で爆砕。USB-C!

曲ごとにメンバーのパートが大胆に変わっていく。ライヴでは音源よりも遥かにトラッド色が強まり、なにか儀式を見ているような気持ちになった。声と声の交わりが戦慄で美しい。様々なスタックで多彩な音色をコントロールするドラムが驚異的に最高。時折ハウリングが発生していたが、ステージのサイズに対して楽器が多いので仕方ない。今日はツアーラストということで1曲目のバケツが客席に投げられる。日本人のオーディエンスも散見された。

仲良くなった人々と明日スタジオに入ろうと提案をいただく。ビールは€6 だが、バウチャーコインとジョッキを持って行くと€1 安くなるシステム。物販で新作LP を購入。日本語が喋れるスタッフの方と現金について話して、Örvar に 1st のアイスランド盤を持っていると伝えると驚いてくれた。Samuli にはうっかりアツくなってしまった。最高の夜だった。

その後 “Clash” に移動。múm のレコードを見て話しかけてくれたロック好きの男性と話す。ノルウェーで会った Joan と合流。ドイツでの生活や、人の話しをしたりして1時間ほどで解散。帰り道のバスのアクセスが運悪く、ほぼ徒歩での帰宅。

11月28日 (金)
最後の滞在。荷造りと準備を進める。昨日誘われたセッションは16時からだったが、1時間のみの予約だったらしく断念。Javi から借りていたカードリーダーをアイルランド宛に発送して任務完了。郵便局の近くにあった Big Aufs Messer Records は新品が中心で、ポストロックやエクスペリメンタル系が充実しているお店だった。店主のオススメで Galactic Supermarket Records に移動。店の奥にレア盤コーナーがあり、クラウトロックたちの名盤がなかなかの値段で落ちている…。

暫く物色していると店員さんが出てきて「まだあるけど、みる?」と通してくれた扉の先には… ASH RA TEMPLE の1st初版 や Guru Guru – UFO の初版など…不可能な盤が不可能な値段で並んでいた。もはや博物館。ドイツで手に入らないレア盤を持ってきてトレードする方法も手段の1つらしい。やはりECM は充実しており、リプロ盤もしれっと出していたりと目利きが試される。ドイツらしくBirth Control – Hoodoo man を入手。

電車を乗り継ぎ Das Gift へ到着。ケータイの電池が怪しかったため充電させてもらう。LGBTQ 系イベントの日らしく、その場にいる人々、ジャオ・テリーザと話す。Lawrence はGUINNESS を店員価格にしてくれた上に、アードベックの15年をプレゼントしてくれた。彼とスコッチの思い出はいいものばかり。近くの Agata でTheresa が働いているということで向かうと、ちょうどイベントが終了してしまっていた。Das Gift へ戻り曖昧な記憶。最終夜を彩ってくれたLawrence、そしてDas Gift に感謝!帰り道にケータイの充電ケーブルが折れる。

11月29日 (土)
午前中に起床し、シャワー。荷物の最終整理、レジェンドたちに別れを告げる。食材の余りを食べきり、イタイとお別れ。Niv は駅まで送ってくれた。悪路を乗り切り Ostkreuz 駅で Niv とお別れ。お世話になりました!ベルリンは改札がないので、切符買わなくても電車乗れるじゃね?と思っていたけど、車内で切符のチェックがあったので抜かりなし。

空港で外を見納めて、チェックインカウンターへ向かう。初めてのエジプト航空、荷物を預けて搭乗待ち。小銭で缶ビールを買ってPC 作業。14:30 過ぎに搭乗。さらばヨーロッパ。

帰りの飛行機は失神し続ければいいだけなので、アルコールの到着が待ち遠しい。遂に食事が運ばれる。飲み物は…なんとソフトドリンクだけとな。国際便でそんなことがあるなんて!こうして失神する手段を失い、5時間ほどでカイロ国際空港へ到着。オーセンティックコレクションを眺めながら、バーではドル・ユーロ・スイスフランクが使えるということで値段を聞くとスイスより高かったので断念。トイレは凄まじい汚れ方&混み方で、いざ手荷物検査へ向かうと日本人だらけ。エジプトって人気があるんだな…後ろの人たちは石の話しをしていたので、ビジネス対象も多い予感。

11月30日 (日)
1時間ほど遅延して離陸。長時間フライトへの可能性を期待したものの、やはりアルコールはなし。音楽はアルバム数枚ほどのみ、イスラム教徒のポエット多数。メッカポインターあり。映画はエンクスペンダブルズが充実していたので英語がわからなくても楽しめる。機内サービスは可も不可もなく、隣の日本人女性の従業員の扱い方に日本コミュニケーションの洗礼を早速受けるのだった。メッカに行ったのならば悟ってくれ。

暇の境地を乗り越えて、19時過ぎに日本へ到着。ズタボロになったスーツケースと増えた上着。換算すれば£1 の缶ビールで帰宅。

【#STDRUMS U.K. TOUR 2025】ノルウェーからドイツまでの内容がどうしても省略できず…時間がかかりましたが、無事に完結。なにかの終わりは、なにかの始まり。(当ブログは完全無料コンテンツです。記事末に投げ銭ボタンがありますので、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。)

それでは、続きはwebで。チーン。


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