METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Daily

#STDRUMS【RICH FOREVER WESTERN JAPAN TOUR 2020 RE:福岡】Part.1:東京→博多四次元編

投稿日:2020年7月30日 更新日:

7月10日
前日は冷蔵庫内のクリンナップとこじつけてにんにくを大量消費。
明くる金曜日。起きたら15時。…え?フライトは16:30では…。
時計の針を反転して読み間違えたお陰(9時)で不意な早起きに成功。
F.O.T.K.の録音を確認しながら軽く朝練。
荷造りもある程度済ませており、思った以上に時間の余裕ができていた。

しかしそれでも、これからツアーで家を空けようとしている直前に部屋の改造は推奨しない。
ドラムゾーンの床に敷こうと、善行Zから貰ってきたグラスウール材。
放置していた対象に突然目が行ってしまい、気付けば電子ドラムを動かしていた。
思った以上にモコモコしており、何となく敷き詰めてみたもののうまく行かない。
あっという間に家を出る30分前。
急いで食事をとり、二進も三進もいかない中途半端な部屋を見捨てて外へ出た。

自身を乗り物に例えたところで積載荷重がオーバーしているのは明らかである。
スーツケースドラムに加えてライヴ機材。物販。着替え。練習パッド等々。
これでも検討を重ねた結果。ソロでのツアーはここが難しい。
海外以外にスーツケースドラムを持ってのツアーはこれが初めてではなかろうか。
パスポート不要。忘れ物をしてもいざとなれば買える。言語が伝わる。
保険と安心に包まれての西日本ツアーがスタート。

成田空港へ到着。
預け荷物は40kgまでのオプションを購入し、39.4kg。
一体何をしに行くのかはレルレのみぞ知る。
安堵もありまずは一杯。

機内は割と空いており、離陸してからも編曲の最終調整。
18時過ぎに福岡空港へ到着。コウちゃんが出迎えてくれた。
半ば無理矢理に機材を載せた車で一度コウちゃん宅へ。
夜の街を早速徘徊する。四次元へ一旦挨拶をしたあとSHOW-1くんと合流。
今日から日曜まではSHOW-1くんのご自宅に寝泊まりさせて頂く。

せっかく集まったということで資さんうどんへ。
ウエスト一択だった福岡に新たなる選択肢が現れた。
味は資さんうどんに軍配が上がると聞いていたが、昆布出汁が美味しい。

コウちゃんとはここで別れてSHOW-1くん宅へ到着。
なんと自宅から徒歩圏内1分にウエストがある好立地。なんのこっちゃ。
うどん屋のハシゴながらこちらではもつ鍋。
最強のTシャツとして出て来たのはDoyle Tシャツ。確かにこれは強い…。

ご存知の通りコスパ最強のウエストながら、私は発見してしまった。
焼酎ジョッキが400円…だと…?
これまで来福すること数度。今まで来ていた土地は何処だったのだろう。
もつ鍋に米焼酎ジョッキ。とうとう福岡デビューを果たしたレルレであった。
うどんでシメて、ご自宅にてもう少し飲んで就寝。

7月11日
昼頃に起床。天気は曇り。
噂通りの悪天候ながら、先週まではもっと過酷な状況だったようだ。
着替えているSHOW-1くんの腰回りを見て、愛用していた鋲ベルトを思い出した。
ボロボロ極まるまで使い続け、最後は崩壊してしまったWendy’sの3連。
またタイミングで欲しいなぁと思っている旨を話していたところ…。

奥から2連の鋲ベルトが出て来た。
サイズが小さくなってしまい(a.k.a.身体が大きくなってしまい)もうつけられないとのこと。
こうして来福して最初に手に入れたものは鋲ベルトであった。わらしべ長者のきらいアリ。

SHOW-1くんとの会議結果、中華系食堂へ向かうためバイクに乗る。
初のバイク二人乗り。死亡率が一気に高まる恐怖を感じながら、掴みどころがわかると楽しい。
海が近い環境は最高だな…。

糸島方面へバイクを走らせ『安全食堂』へ到着。
行列ができないことはほぼないらしい。食事のために並ぶのは数年振りだ。

入店すると、ラーメン・焼めし・ちゃんぽんとシンプルなメニューが並ぶ。
お昼のみの営業なのでお酒のメニューが無い。
SHOW-1くんレコメンドにてちゃんぽんと焼きめしをオーダー。

噂通りの量。昨夜飲みすぎたSHOW-1くんはグロッキーのまま焼きめしをお持ち帰り。
何故この店を選んだ笑。風情と共にガツガツいただく。
大変美味しゅうございました。

家へ戻りセットリストを作る。
曲の調整は既に仕上げてある。
今ツアーにはテーマをいくつか設けているが、最大の1つとも言える『全曲新曲ライヴ』。
この数ヶ月で作り続けてきた曲を一気に人前で演奏してしまおうという試み。
やるからには思い出づくりではなく『自身にとって意味のあるツアー』にしたい。
フィードバックを得ながらツアー中にも曲を進化させていくのが狙いだ。
家も静かで大変快適。
唯一、封神演義完全版が揃ってしまっているのが実に問題だ…。ノスタルジー全開。

さて姪浜から天神へ移動し。Public Space 四次元へ到着。
“RICH FOREVER WESTERN JAPAN TOUR 2020”
4月に予定していた当該ツアーは一部関西以外全て中止となった。
直後から再度7月に照準を合わせる。
当初は四国も交えたスケジュールを計画していたものの頓挫。
ではいっそ福岡を重点的に周ってみようと、今季の【RE:福岡】が決定した。
その連絡を真っ先にしてくれていたのが本日初日、博多四次元である。
他の会場も店長ケイタくんの計らいによりブッキングを組むことができた。

事前に電話で相談を受けていたステージ配置はDJキットと横並び。
ライドシンバルがロータム上に来るセッティングが事前にされていたことに驚き。
HEREで来たときのセッティングを覚えていてくれたのである。

早速サウンドチェックをしようと、機材を置いていくとスネアが違うことに気付く。
同じ12インチながら、ストリート用のものを持って来てしまったらしい。
音に問題は無いのだが、アタッチメントの融通が効かないため現セッティングとの相性が悪い。
少し高めになりながら半ば無理矢理配置。
音を作って行く流れで音質を理由にシンバルを交換してくれる気配りがあるのも四次元ならでは。
信頼の強さでサウンドチェック完了。

四次元presents “REWIND” は定期的に開催されているDJイベント。
お客さんがイベントを認知し、イベントのお客さんとして勝手に集まってくる理想的な形の1つだ。
アナログで回すケイタくんのDJをバックに不思議な国のアリスの映像が流れている。
なんと万能かつ、改めて眺めると凄まじい作品だ。今度改めてじっくり鑑賞したい。
徐々に知った顔が会場に集まってくる。

SHOW-1くんのDJを経て #STDRUMS の演奏開始。
この日へ向けての数ヶ月であった。準備期間としては充分相当。
だがそれでも、人前で演奏するのはスタジオでの猛練習とはわけが違う。
情報は情報に過ぎず、コミュニケーションは知識のみでは成り立たない。
一方的ではなくお互いの認識をイーブンにしていくのが交流の基本です。なんのこっちゃ。
ご覧いただいた方はご存知の『纏まらない13分』は今後どう進化していくだろうか。
アンコールを2曲もいただいてしまい、4月の雪辱を晴らせたようなライヴ。

肩の荷も降り、ビールと和平カレー。
ライヴアクトは #STDRUMS のみで、DJによる音楽と会話の時間が広がる。
様々な情報が錯綜するなか、柔軟で適切な対応を前提に活動するハコの姿が見れて嬉しい限り。

適度な時間にSHOW-1くんたちとロックバー”SINISTER ALLEY”へ移動。
まったりと飲みつつケイタくんらも合流。自然と打ち上げのような形に。
なんやらと話していれば朝5時にワープしていた。

おいおいマジかよ。
Smily Tinkyつつみと共にSHOW-1くんご自宅最寄りのウエストにて戦いは続く。
ここでも焼酎ジョッキを発動し、家に戻って更に一杯…。
朝方までのアルコール・オデッセイは寝落ちという強制終了によって幕を閉じるのであった…。

それでは、続きはwebで。チーン。

2020年8月9日(日) / 渋谷RUBY ROOM
#STDRUMS ワンマン公演
【GIG & CLINIC 2020】

#STDRUMS

OPEN -18:30 START -19:00
ADV -2000yen

【GIG & CLINIC 2020】#STDRUMS ワンマンライヴ開催!

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