METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Daily

20210210 #STDRUMS ONE MAN GIG 〜RICH FOREVER SAPPORO TOUR 2021〜 札幌LOG

投稿日:2021年2月11日 更新日:

10日・水曜日。
午前中に床にて起床。
外は雪が散らついていて、二日目にしてようやく北海道らしさを味わっている。

今日のセットリストの制作や、軽くスティックを触ってウォーミングアップ。
アンディーさんは結局朝まで仕事となっていたらしい。
昼前に連絡をいただき、一緒に回転寿司へ行けることとなった。
今日もそこまで寒くはない模様。

6年振りの再会も束の間、除雪ダンプで寿司屋へ向かう異様な光景。
私たっての希望で、市外にある “トリトン” へ到着。

VICTORY。
これがツアーファイナルだと錯覚した。
北海道の回転寿司では蛸の頭と鰈が食べられるのが嬉しい。
レルレ調べではこの二品が特に美味しいのがトリトン。

無事に再会のアンディーさんと、昨日初対面とは思えないまさしさん。
また今夜の再会を約束し、一度まさしさん宅へ戻る。
会場入りまでまだ時間に余裕がある、

というわけでネットで探して銭湯へ。
慣れない雪道を20分ほど歩いて富士乃湯へ到着。
風呂・スチームサウナのみというオールドスクールvibes。
水風呂が凍えるくらい寒いのは北の大地ならでは?身体にいいのか悪いのか笑。

一度家へ戻り、来た道を機材を持って行く。
17時半頃に本日のライヴ会場、LOGへ到着。

分け隔てのないフロアとステージ。
DIYな空間。
マイキングされないドラム。
この空間を好きになるのに時間は掛からなかった。

折角札幌まで行くのでと、SL新保さんからLOGへ繋げてもらった。
いかんせん日程が近いため、対バンも吟味してもらったのちワンマンに決定。
#STDRUMS 札幌初上陸は実にヴォリューミーである。

この日のためにドラムヘッドを全て新品にしてくれていた。
ジャンキーなシンバル群から使えそうなものを選ぶ。
右手には敢えてチープな16インチを置いてアクセントとして使ってみよう。

今日のライヴは二部制。
換気の休憩中に流す映像を用意したものの、プロジェクターとMacBookが繋がらない。
Windowsならいけたものの本日はお店に用意がなく。
iPhone経由ならいけるが、音をスピーカーから出せなくなるそう。
事前確認をしっかりするべきであった。

DVDであれば音も映像も流せるらしい。
幸い自分のMacBookは光学ドライブがついている。
そして我らがセイコーマート。
こんなこともあろうかとDVD-Rが売られていた。
なんてインターミッション思いのお店であろうか。

可能性も束の間。
そうか、DVDを焼くにはライティングソフトが必要だ。
こういうときMacは融通が効かない。
なんとかソフトを導入し使い方を調べていると、スタッフ・ケイくんが見てくれた。
なんと彼は当時、映像系の学校に行っていたらしい!
右も左も分からないなか、DVDへの書き込みがなんとか始まったのは既に開場後。

開演時間になっても作業メーターの進みは遅い。
少し引っ張ってみるものの万事休す。
「演奏中に焼き終えることができたら再生します。」
ワンオペにも関わらずフレキシブル極まりない対応のケイくん。
数十分遅れにてサッポロリ…おっと、札幌 “生爆音ワンマンGIG” のスタート。

手先が鈍っているのは遠征の代償ともいえる。
開演までバタつき極まっていたのもあり記憶が曖昧だ。
久しく演奏していない曲も触れるのはワンマンならではの醍醐味。
気持ちを落ち着かせるためにも、セッションのような気持ちで演奏を組み立てていく。

第一部最後 “P.E.T.A.” の終わりと映像スタートの場所をケイくんと共有していた。
最後のハイハットが終わって、映像は…。
…流れない…!
…いやはや、この短時間で頑張ったものだ。
休憩は休憩として過ごしてもらおう。
「ちょうどいま焼き終わりました。いけます!」
演奏を終えた直後にケイくんの声が飛び込んできた。
針の穴に糸を通す如く絶妙のタイミングを縫っていく。
東京のワンマンでも流した、2001年宇宙の旅 with ECHOES。
70年代、音楽でのトリップ体験として実際に遊ばれていたものだ。
本当はレコードと映像を一緒に流したかったが、遠征先では合体版でご容赦を。
モノリスはここ札幌LOGにも突き刺さっていたのである。

このインターミッションが一番効いたのは、他でもない私であった。
深呼吸し、在らずだった心を呼び戻す。
映像に被せて始まった “THE OCTOPUS SAW THE SAME” は我ながら好演。
ようやくエンジョイし始めた頃、2時間のワンマンライヴは終わりを迎えていた。

よくもこの時期に、この場所に、この人数が集まってくださったものです。
未開の地に人が来てくれる喜び。
新グッズの廃スティックキーホルダーもご好評で何より。
ご来場ありがとう御座いました!

———-

#STDRUMS のライヴは音源でも体験できます。
2019年6月、LOTUS ROOT LPのリリースを記念したワンマンライヴ。
2枚組のヴォリュームをデジタルダウンロードにて無料(投げ銭)配信中。

LIMITED SPECIAL PACK! (LOTUS ROOT FLASH ART + BUSINESS IN SHIBUYA)

LPジャケットを切り抜いたアート作品との数量限定セットもあります。

またサブスクリプションサービス向けに限定編集したライヴベスト盤も好評リリース中です。

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(ワタクシとケイくん)
終演後、しょうたろう(昨日会ったばかりなのに来てくれた!)と雑談しながら片付け。
お迎えに来てくれるというアンディーさんの神の声を聞いたので待機。
札幌LOG、また必ず来ます。
完璧なご対応をありがとう御座いました。

まさしさんも途中合流して4人でアンディーさん宅へ。
遂に本来のプランが進行しようとしている笑。

相当お腹が空いていたのか、肩の荷が降りたからか、暴飲暴食の勢い。
ここまで無抵抗なネコちゃんも初めてだな…。
途中からDJレルレが止まらなくなり、ハイカロリーな音楽を聴きまくる。
一人、また一人と落ちていって私も朝方前に就寝。
明日はSPIRITUAL LOUNGEでのライヴ。

それでは、続きはwebで。チーン。

2月26日(金)
渋谷RUBY ROOM
RICH BUDDIES vol.3

#STDRUMS
RUINS alone (吉田達也)

OPEN – 18:00 / START -18:30
ADV- 1500円 (+1D) / DOOR -2000円 (+1D)

※開演時間変更にあたり、当公演は【対面交代式ノンストップギグ】となります。1台のドラムに向かい合ってセッティングし、1曲ずつ交代して終演(20:00)まで演奏を行います。

▼予約▼
https://www.rerure.com/blog2/ticket

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