METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Travel

14/06/2022 Busking in Highbury & Islington / Bad Luck day / #STDRUMS U.K.TOUR 2022

投稿日:2022年6月15日 更新日:

やはり8時前に目が覚めてしまう。シャワーの音が彼らの寝室に響いてしまうらしく、起きるまで使うことができない。それにしては活動が遅すぎるのが難しいところ。

更に一点問題が発生。呼鳴手氏にフライヤーの制作をお願いし、水曜日に作業できると聞いていたものの、正しくは今日火曜日だったとのこと。針の穴に糸を通すようなスケジュールのなかで進行しているため、この瞬間しか作業ができない。しかし、肝心のライヴ詳細がまだ来ていないのだ。こればかりは仕方なく、Javi を起こして現状限りの情報を投げてもらう。その間ブログを作ったりなんだり…本当にブログばかりで空き時間が無いことにストレスを感じ始めるのもロンドン滞在序盤の定番。

情報の受け渡しに若干のタイムラグもあり、一旦フライヤー画像は完成。14:30頃に起きてきた彼らは予定がありロクな話もできず外へ。まさにその瞬間、呼鳴手氏側に一瞬の時間ができたためフライヤーを進行できるという…。生活ペース・様式・考え方・時差などの板挟み。自分の意思の居場所を感じる日が来るのもまた、ロンドン生活の定番である。

自分のことに着手できないまま、16時過ぎに家を出る。バスで Brixton まで向かい、UNDERGROUND へ。今回はバスを主流に使っているので地下鉄も少し久しい。それにしても車内はこんなに騒がしいものだっただろうか。窓が開いているためノイズが耳に刺さり、生暖かい。世情による換気が影響しているのだろう。

17時過ぎに Highbury & Islington へ到着。改札まで Johnny が迎えに来てくれた。NECRONOMIDOL UK ツアーを手伝ってくれたのをきっかけに、日本に来たときにもインビシブルマンズデスベッドのライヴを観てくれたりしている。彼は North London 側に住んでいるため、折角だからバスキングもしてみようとやってきたわけだ。

開けた駅前の場所を見繕いながらセッティング。斜めに分岐した場所に置いてみる…でもやはり、改札に向けての方がオープンでいいな。

序盤は反応もイマイチ。家を出るまでのゴタゴタもあり、なんだか演奏も落ち着かない。Johnny から差し入れてもらった GUINNESS もなんだか進まず、一旦冷静になろう…。ビーターに不具合が起きていたので細かく調整し、改めてアンサンブルを意識して演奏再開。

ピークタイムも過ぎて人々に立ち止まれる余裕も出てきた。街とのチューニングが合い始めてくる。

こうして18時〜20時と、マイペースに楽しくバスキング。メンタルは演奏に影響するのだと再認識。全ては気の持ちようである。終盤、夕陽と共に演奏できてとてもいい時間を過ごすことができた。

片付けながら Johnny に、お昼の事の顛末を伝える。運が悪い日(Bad luck day)だった。2時間以上、細かな気配りをしながら付き合ってくれて感謝。近所の Wheatherspoon でステーキと GUINNESS で乾杯。実は Wheatherspoon は思想的に諸々ある会社らしい。日本でもそういう居酒屋あるよね。

「日本人は自分の判断と意見を持つのが得意じゃない」という意見に対して「イギリス人は持ち過ぎだから複雑だ」という返答がとても印象的。つまり温度やオブラートなしに、例えば「今日のライヴはどうだった?」という質問に対して「最高だった!けど3曲目のアレが惜しかったね」などと冷静に言えてしまう。あれ、この感じ、どこかで…。そして我々の共通見解は「人は違うから面白い」であった。

その後公園に移動して chill out。日本人が遥かイギリス・欧米の音楽カルチャーに興味を持つのと同じように、 Johnny は当時、日本のカルチャー情報が全然イギリスに入ってこなかったのをキッカケにレーベルを始動。その後 Sister Ray への勤務なども経た手練れ。THE BEATLES の歌詞は全て覚えており、幼少期から馴染み過ぎているため “好きな音楽” と言うには複雑なのだそう。彼は『カルチャー(イメージ)』ではなく、そこに出ている音そのものだけを聴いている。肩書き・前書きではなく、今出ている音がカッコいいかという観点が素晴らしい。まだまだ私はジャンルに縛られているんだな。

22時過ぎに解散。次回は彼の家にもお邪魔したい。お昼の一連も反芻しながら帰路へ。そういえばケータイがない時代、人々はどうやってバスの道順を覚えていたのだろうか。暖房が効き過ぎた教室のような地下鉄を経て Brixton へ。バスの待ち時間を Mike & Rich が盛り上げてくれる。音楽を持ち運ぶ理由は『外で音楽を聴ける』以外に他ならない。つまり外でも踊ってしまっていいのさ。

最寄駅に到着してco-opへ。ひき肉とチーズをレジに持っていって、今日稼いだコインで支払おうとバッグを開けたとき、事件は起きた。Johnny から貰った GUINNESS 缶がアンプのスイッチに引っかかり、暴発。リュックがビールまみれに…。一先ず支払って急いで外へ。少しフロアも汚してしまって申し訳ない。やはり今日は “Bad luck day” なのである。

家に戻り機材の掃除。Javi たちはフライヤーデザインのアレンジを進めてくれていた。ふと提案したデザインが採用されて前進。途中で平沢さんの話しになり、24曼荼羅の映像を観てもらう。

”mind the gap” 映像をキッカケに繋がった【平沢進】とのライヴ記録を、MVの制作に大きく関わってくれた Javi に見てもらえたのは、私にとって強く意味のある恩返しだった(作品内でも彼の姿はたくさん映っています)。お互いにこれからも頑張っていこう。ビールまみれになりながら買ったひき肉でボロネーゼを作り “Good day” を締め括るのでした。

それでは、続きはwebで。チーン。
£93.7

#STDRUMS – SATURATIONS (with 原昌和 / the band apart)

【横井翔二郎とユージ・レルレ・カワグチのスーパーダイナマイトハウス】
season1-14
【ハマってる人を集めてデュエルさせたい編】

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