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愛と友情に溢れるオスロの最終日。そしてベルリンへ… / #STDRUMS U.K. TOUR 2025

投稿日:2025年11月25日 更新日:

11月22日 (土)
昨夜の Får-i-kål の余りにキャベツを増して昼食。パンツは2本とも随分とくたびれてしまい、より崩壊している方の生地をもう片方に移植して穴を埋める。宇宙船が少しでも軽くするために酸素ボンベを切り離すような感覚で荷造りが進む。16時ごろにJuan と共に駅へ向かい、彼とはここでお別れ。Oslo の歓楽街の方面はクリスマスに向けてイルミネーションが点灯し、坂が多くトラムが走る街並みはカラオケのバックで流れる映像のような風景。レコードショップの Platebutikken Big Dipper にて Ola と合流。店内ではライヴも行われるらしい。

物価が高いのは前提として、レコード全体も安くはない印象。ノルウェジャンコーナーは流石の充実っぷりで、MAGNUS BERG や Apricot など、知っている名前が出てくるとオスロの滞在を実感する。その中で Ola がオススメしてくれたのは ECM からリリースされた Ralph Towner の Solstice。ドラマーの Jon Christensen はノルウェーを代表する伝説的なジャズドラマーで、数年前に亡くなってしまったとのこと。値段も手頃でちょうどいい。…買ってくれるの?????トレードした売り上げの余りが少しあるのと、Jimi 7インチのお礼だという Ola おじ。甥っ子パワー全体。このままだと他のレコードも買ってくれそうだったので物欲を抑える。他にも沢山の ECM 作品が置いてあり、Oslo のジャズシーンとの深い関わりを感じた。Todd Terje のアナログはいつか手に入れたい。

店を出て中心部の広場に向かうと…ここは、Why Kai のアーティスト写真が撮られた場所ではないか!うっかり聖地巡礼をして、インド料理屋でナンを引き取り、バスで目的地へ向かう。ポケモンボールみたいな郵便局と、アーメンブレイクが聞こえそうなDNB 銀行。電車やバスなど、このタイミングで色々利用。

こうして Kai 邸に到着。彼女の Cisser と Otto ちゃんにご対面。日本語の “Oto” の意味は知らなかったらしい。Kai お手製のカレーに合わせて買ってきたナンを食べる。スパイシーで非常に美味。Otto ちゃんの絵本でノルウェー語を嗜み、レコードコレクションも見せてもらってチルな時間を過ごす。こうして Ola とはお別れ。彼との出会いが奇跡を超えた奇跡のようなツアーを作ってくれた。TUSEN TAKK! Kai と一緒に再び Blå へ向かい Elias のライヴに間に合う。

ほぼ毎日違うバンドでライヴがある Elias。今日はまさかのニューウェーブ・パンク系のバンド!エクスペリメンタルなエフェクターを多用するギター、グラマーな男性ヴォーカルのバックでスネアをハードに叩く Elias は新鮮。こういう刺激がジャンルやスタイルを横断する大切さを教えてくれる。シンバルの音のよさが「バレてしまう」のもよかった。

一瞬 Elias と話し、Kai と共に Riksscenen へ。昨日会った Tuva による “Tuvas blodklubb” は毎月開催されているノルウェイジャン・トラッドが聴けるイベント。ステージには席が用意されており、奏者が1人ずつ数曲演奏していくスタイル。チューニングは耳で行うため静かにしなければならない。曲が始まるとまるでモッシュピットが起きるようにホール全体が蠢きはじめ、移ろいゆくような大きな動きで全員が踊り出す。音楽とダンスを通じて会場が一体化していく原体験。凄過ぎる…。ここまで連れて来てくれた Kai は早々にお別れ。本当にありがとう!1人になって、少し涙が出た。

11月23日 (日)
Tuva、昨日バックステージで会った人々にも挨拶でき、DJ タイムとなったため Blå へ戻る。もう帰ってしまったかと諦めた矢先に Elias 捕獲。彼もなにかを諦めたような表情だった。MANNEGLASS。この旅を総括して、数杯飲んだのち、スタジオへお邪魔して VALKYRIEN ALLSTARS のレコードを受け取る。更に、割れてしまったという Istanbul 製のスプラッシュシンバルを託してくれた。なんということだよ。SPD が4台も置いてあるこのスタジオとも暫くのお別れ。Espen 邸まで送ってもらってAM3:30。ありがとうブラザー!

どうしても重量過多となってしまい、一部の機材を Elias のスタジオへ預けられることとなった。最後の最後まで RICH FOREVER パワーで乗り切る Oslo の旅。4:30 に Espen 邸を離れて、始発電車にて空港着。事前に荷物超過分を買っておいたが、結果的意味をなくしてしまった。用意したサンドイッチを食べて、7時過ぎに搭乗。徹底追尾優遇してもらったノルウェー、本当に美しく、素晴らしい国と人々だった…。

午前9時にベルリンは Brandenburg 空港へ到着。搭乗時間は2時間なのに時差で3時間経過したことになっている。コウちゃんが言っていた「地味な1時間さの辛さ」を体感しつつ、ドイツの電車チケットの買い方もイマイチ謎のまま Ostkreuz へ到着。オスロより寒くないか?歩いて20分ほどで到着した家の前でケータイの電池が死に、今日からお世話になる Niv の家にようやく入ることができた。5階でエレベーターなし…流石に堪える。全ての選択肢を捨てて一度仮眠。

うまく寝付けず14時前に家を出る。電車に乗ろうとするとストライキ?が起きており、電車に乗れるのか乗れないのかわからない状態で、隣にいたDJ をやっているという男性と話しながら運よく電車に乗れて1駅。目的地に向かって歩いていると見たことのある字面…タイミングが合わずロンドンで断念した múm のライヴが、まさかのベルリンであるではないか。トンネルに貼られたポスターで見つけるアナログ情報というのもベルリンらしくてよい。

14:30ごろ ZENTRAUM へ到着。ドラマー Noam と会う。Niv と彼によるバンド Chakabalara が今日とLeipzig でのライヴを組んでくれた。基地のようなスタジオでのライヴになるので、マイキングやPA も自分たちで行う。サウンドチェックを経て、ロフトベッドのような場所で仮眠。オープン時間も曖昧で、物販を組み立ててライヴが始まる。

Google Map に出現しないこの場所は口コミとコミュニティーの広がりで支えられている。オーナー?のオムリによるエクスペリメンタルなピアノ弾き語りをじっくり座って聴いたり、タイムテーブルもないような状況で #STDRUMS は23時ごろに出演。Elias がくれたノルウェーサッカーチームのマフラーを添えてのセッティング。場所は変われど我々の魂は生き続けている。Chakanalara とわたしを繋げてくれた友達も来てくれて、会場は #STDRUMS をアットホームに迎え入れてくれた。重しの代わりにアンプを設置したもののキックが動いてしまい、フロアの皆さんに支えてもらって完遂。

受付はゆうすけさん、ドリンクは韓国人のヨンさまと、ロンドンよりも一層様々な人種が混ざっているように感じるベルリン。安価で手に入れたというピザ窯で焼かれる冷凍ピザとチーズに無限ルッコラ。物販を片付けているときに300と書いてある値札が出てきて、ふとノルウェーでの日々を思い出し人々に恋しくなるのであった。DJタイムも深夜まで続き、外に出ると雪が降っていた。タクシーにて無駄にボラれそうになりながら Niv と帰宅。長い長い1日を終えた。

11月24日 (月)
バスタブがある家なので塩を買ってきて入浴に成功。因みにNiv の兄弟で同居人の名前はイタイ。明日に急遽ライヴを決められたのでフライヤーのデザインなどを進めながら夕方に仲間が集まり簡単なホームパーティーが開かれる。食事をして Sonnenraum へ向かう。毎週?月曜日はこの場所でビッグバンド Omniversal Earkestra のライヴが開催されている。合計3〜4セットのライヴで、スタンダードから徐々にサイケな方向性へ…アフリカンなどもごちゃ混ぜで、今日はやや落ち着いた演奏だったとのこと。仲間たちは先に帰ったため、1人残って主催者?の女性をはじめ、ミュージシャンの Chris や周りにいた人々と仲良くなり、明日の宣伝をして撤収。暗いなかで別の階段を登ってしまい無駄なエクササイズ付きで5階に着陸。

それでは、続きはwebで。チーン。

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