METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

Travel

20210724 大分&別府観光編:蕎麦よし松・居酒屋ベンチ大分駅前店・水天・湯の里・焼鳥おおの ~RICH FOREVER TRIP 2021~

投稿日:2021年7月25日 更新日:

AT HALL楽屋の寝泊まりスペースにて起床。
エアコンの不調が噂されていたが、快適な眠りを得ることができた。
共有のスペースに次第と人が集まってくる。

機材を置いているホール側へ降りると、ヒロシくん。
声が枯れまくっていて何を言っているのか全く聞き取れない。
ひとしきりウケているとジュンジさん、ハルちゃん、フネさんと続々集合。
漫画のキャラみたいにそれぞれカラーがあるので、集まるだけで面白い。

今日は今日とて、gigiにてイベントがあるらしい。
“ALLESWITZ” ウトさんもカレーにて出店。
入り時間へ間に合わせるべく、やや急ぎ足で車へ荷物を積み込み。

私は大分の地へ残ることとした。
旅は1人で居る時間も、また大切である。
メンバー皆さんをお見送り、オススメされた蕎麦屋を目指して歩く。

マップで指定された場所に辿り着いたものの…閉まっている?
休業を疑いつつ、店舗の情報を調べるとこの建物の裏側らしい。

少し入り組んだ先に発見!『蕎麦 よし松』
早々に諦めず調べた賜物。2021年の夏。
既に数人のお客さんが開店待ちをしているタイミングであった。

十割蕎麦。
とろろなど、サイドメニューにも誘惑されつつまずは王道一直線。
そば粉のみなのに、しっとりとコシがあって美味い。
こういったお蕎麦屋さんは一杯やっても楽しいんだろうな。
外に出ると、アパートの一室からアンビエント音楽が流れていた。
束の間の休息。

歩いて行ける範囲の場所で見つけた RA’S DEN RECORDS。
丁寧そうな店員さんが迎え入れてくれた。
數十分物色。

どうやらコスプレの催し?が開かれているらしい。
本格的なスタイルから、お手軽な人たちまで。
周りには必ずカメラを持った方々。
「無断撮影禁止」といった看板を掲げるスタッフの人たち。
わたしゃブログ用に風景を撮りたいだけなんだよ。

さて大分駅へ到着。
乗りたい電車はあと30分以上待つ必要があるようだ。

居酒屋ベンチ大分駅前店、開店。
地元のカップ酒とマゴチのお刺身で一杯。
直射日光で痛んでしまう前に食べ切るのが居酒屋ベンチの作法。
磯の残り香を日本酒のアテとしよう。

というわけで雰囲気満点の日豊本線に乗車。
車内は意外とモダンな作り。
数十分の旅ということで、ここぞとばかりにブログ更新に励む…。

ふと車窓を見上げると、海の絶景がお出迎え。
おいおい…携帯に向かっている場合じゃねぇよ。
こんな事情が続き、殆どブログに着手できなかった本道中。
(一手遅く、海を撮り損ねたのが悔やまれる。)
九州は何処も景色がよく、ロンドンと通ずる居心地の良さを感じていた。

大分駅から数駅(一駅区間に結構な距離がある)を経て、別府へ到着。
仕事の都合でちょうど別府まで来ていたコウちゃんと合流。
彼の業務の終わりを待ちつつ、夕方に移動。

回転寿司『水天』は県外からも来客が絶えない有名店とのこと。
行列ができ始めるいいタイミングに入れたため、待たずにカウンターへ。

キター。
そりゃ寿司なんだから、美味しい。
それにしても、美味い。
このツアーですっかり焼酎にもハマってしまっている。
回転ネタはほぼなく、巨大なあら煮が定期的に回ってくる。
実は、あいつを肴に呑みまくるのが真の作法なのではなかろうか…。
一抹の疑惑をよそに、少し控え目に飲み食いしてお店を出る。

この土地、勢いがある水路が街中に張り巡らされている。
至る所から湯気が立ち込めているのが非日常的だ。
九州は地続きでありながら、それぞれ土地柄の特色が存在する。
排他的ともいえる、地域ごとのカラーが『外国感』を連想させるのかもしれない。

辿り着いたのは別府温泉の1つ、明礬温泉『湯の里』。
少し離れた場所にあるのでローカルらしいという前評判に期待。
入ればほぼ貸し切り。
Victory of 大正解。
驚いたのは、お湯の肌触りである。
いい温泉で云われる「お湯が違う」を初めて体験した。
シャワーがなく、お湯に浸かるため専用という強気の姿勢。
温度が調整できる内風呂も心地よかった。
噂に違わぬ温泉の街、別府。
湯上りの温泉卵もよいイベントでした。

一度(コウちゃんの仕事関係で)拠点にしている “negura” へ戻る。
バーにて情報を集めていると、従業員の清原さんから『おおの』の情報を得た。
オススメとして挙がる居酒屋でありながら、誰も行ったことがないらしい。
ブロガー・レルレの真価が問われる瞬間。
街の情報として、このブログのリンクを貼ってくれ。

焼鳥 おおの。
是非は如何に。
ちょうど奥の座敷席が片付いたため、待つことなく入店成功。

メニューの種類は実に豊富。
ビールと焼酎を同時に頼むスタイルにも慣れてきた。
(麦焼酎・鉄輪。1杯なんと350円。)

牛串

冷やしトマト

とろろ焼き
別行動しているのに “ハルちゃんセット” が出てくる。

ハツ刺し

らっきょうの天ぷら
沖縄vibes。

しいたけ天ぷら

そしてこちら、刺し盛り。
これまでの料理も全て、実に美味しかった。
特にしいたけ天ぷらの肉厚さ・香りよ。
しかしコメントを控えていたのは、それに付けても刺身が美味過ぎたためである。
鮪・蛸は、まず超美味い。
カンパチは中心の身の部分とハラミ(トロ)の2種類。
種類を分ける肴なのである。
トロ部位の旨味ときたら、異次元級である。

そして、鯛。

いや、もう、凄まじ過ぎて追い鯛ですよ。
そしたら、閉店近いからって、随分と盛ってくれたわけですよ。
写真で伝わるか、この透明度が。
たとえ九州・大分で獲れた鯛を東京へ持ってくるとしても、鮮度の限界がある。
超越したところで、仕込みで使う水のレベルが違う。
こうした「わかったふり」の予測を立てない限り、この透明度の説明が付かない。
甘口(うまくち)醤油が、塩が。

どのくらい美味いかを可視化する写真がこちら。

悶絶。

FATALITY.

まさしく、人は強い衝撃と感動を得ると語彙力を失う。
焼き鳥屋という看板を忘れるほど、刺身が美味かった『おおの』でした。
このクオリティが通常レベルだとしたら、別府はまた必ず訪れる価値がある。
ご馳走様でした。

夜道を歩いて車へ戻り、福岡へ向かう。
車内では運転を差し置いてもうひと宴会起こそうと買い出し。
気合い十分!

気が付けば福岡市内に到着。
悶絶を経て気絶。
大変失礼いたしました。
明日はライヴ最終日、小倉が待っている。

それでは、続きはwebで。チーン。

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