METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums

【序章東京編】#STDRUMS & ZURITO “RICH FOREVER JAPAN TOUR 2023”

投稿日:2023年7月5日 更新日:

ようやく文章を書けるタイミングがやってきたっぽい。
なにか最近はずっと『説明』に囚われているような状態に苛まれており、
…いや、それ以上に作曲への半強制的な執着も影響し、優先してやるべきこと以外を遠くに置いておくような日々を過ごしていた。

ZURITO とのツアーを5月末に終えて、6月はほぼ福岡に居た。作曲合宿という名のもとの休暇を経て、気持ちはフジロックとワンマンに向けて整い始めている。

私はこれまでライヴや旅を記録として、ほぼ欠かさずブログに纏めていた。しかし今はライヴに向けての準備に占有され、書くべき内容はどんどん記憶から遠ざかり、次々に新しい記憶が近付いていくる。ではいっそ、今から振り返る内容として纏めていけばいいのではなかろうか。

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4月9日。日曜日にまで振り返る。この日は初台WALL でのイベントにお招き頂いて #STDRUMS。ツアーに向けての皮切りとして嬉しいタイミングのライヴだった。演奏途中ビールを持ってきてくれたのが佐藤龍くんで、驚いていたら今日TORO で出演という二重の嬉しいサプライズ。

もしかするとライヴハウスでの対バンは初めてだったのではなかろうか。求める世界観への敬意を感じる破滅的な演奏。天狗ロッカーズの『広さ』は初台WALL の受け口そのもののような、充実の夜であった。


カメラロールを振り返るとこの辺りは本当に余裕が無さそうだ…そんな4月13日、ZURITO 来日。予算の都合で南千住に宿を取った彼らと合流し、いかにもなローカル居酒屋で色々食べさせる。日本酒がイケるらしい。

4月14日。ROCK Inn DICE にてツアー初日。アコースティックな編成が功を奏してのライヴ。物販の設営もじきに慣れていくのだろう。ロンドンでは(特にローカルなバンドは)物販文化が薄いので、彼らは基本的に物販にはタッチできない。そしてモノの扱い方が本当に雑(概念が違う)ため、触らせるのも不安要素となってしまう。

下の階のラーメンを食べて開演。ロンドンの街や家で聴いていた音が日本で生演奏されている。UNDERGROOVELAND の初日と同じだ。こればかりは涙が出てくると予測していた。規格外のギタープレイにどよめくフロア。嬉しい反応だった。偶然フライヤーを配りにきた明日の叙景ヌノくん、元HELLFIRE ベースの黒木さんがハイライト。

#STDRUMS は回線面をマイナーチェンジしていたため、それらの実験 + スーツケースドラムということで久し振りのストリート楽曲も演奏。奇しくも Javi との出会いからこれまでの答え合せのような時間になってよかった。

この初日を経て気付いたのは、これはただの「友達との楽しいツアー」なのだろうと。しかし各所・特に最終日の新宿LOFT では集客という現実が待ち構えている。追加出演者はこの日に決定された。

翌日15日。高円寺SHOW BOAT にて東京2日目。主催 “Dannie B. Good” 谷やんは数年前、Javi の住んでいたシェアハウス(元ケアハウスの跡地)に宿泊したことがあるので既に友達。ロンドンに目覚めさせた男を現地と繋げられたのは意味深いものがある。Danny’s Devils Blues のシンガーもアメリカ人で国際色豊かなステージ。

ZURITO は演奏は勿論、人間として本当に素晴らしい。彼らがフロアにいるだけで今まで感じたことのないような盛り上がりとなるのは、太陽のようなエネルギーが全体を巻き込むからなのであろう。分析的に書けば、相手が外国人の場合日本語に於ける煩わしいものが無くなるため、コミュニケーションが根本的にスムーズになるのだと思う。英語の難しさは今回のツアーで痛感…いや、deepL最高。

そんなこんなで Dannie B. Good も凄まじい盛り上がりで土曜日を完遂。彼らは終電でホテルへ。ナカジマノブさんらと寿司で締め。ごちそうさまでした。序章東京編でした。

7月28日 FUJI ROCK FESTIVAL `23 苗場食堂ステージ。そして8月11日、金曜祝日のお昼、新宿ANTIKNOCK ドラム3台とライヴダブミックスによる #STDRUMS ワンマンのご来場をお待ちしております。予約はコチラからどうぞ。

それでは、続きはwebで。チーン。

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