7月11日 (金)
昼過ぎに Mulele から連絡があり、車に乗せてもらって彼の家へ…というスケジュールの筈が、連絡なし。予定が通りづらい属性なため致し方なし。野菜スパゲティー美味し。
予定時刻に家を出て駅へ向かうとオイスターカードのチャージ不足。入金しようとするも現金を受け付けられるベンダーが使用不可。どうすんだい。更に遅延。到着時間が気になるのは予定が増えてきた証拠でもある。
The Five Point の野外ジャムセッションが行われるものの、急遽ロケーションの変更あり。前回と同じ Allen Garden、つまりBrick Lane へ到着。今回は初手からスーツケースドラムをセッティング。Mezzo, Sebastian, Jacob などなど再会の連続。メインのドラムキットに見覚えがあると思えば、なんと昨日会ったばかりのラヴィが貸し出しているのがロンドン。この再会はアツい。
19時頃から音出しが始まればノンストップ。JUBELのドリンクサポートは瞬く間になくなり、今日はフードの販売もある。「オレたちのロンドン」各々の思い描く理想が少しずつ形になってきているように感じた。
「どの位置にいるか」自由でありながら、注意深く見ていると現れる立場と関係。日本に於いての上下関係とは、気持ちだけではなく言語としても表さないとならない独特の文化であることも浮き彫りになる。
エスカレートしてきた後半、突如として現れたレゲエドラマーが凄まじかった。野外・そしてドラムという楽器に必要なものが揃ったような演奏。カルロスはドラムキットに座らない間も常にカウベルで進行をリードしている。テクニックだけでは「その位置」には辿り着けない。色々なミュージシャンが一堂に会するセッションは学びの連続である。これぞ5つ星。1000 EPIC POINTS.
Cosmo と仲間たちも来てくれて久し振りの再会。Alexander は今日もオモシロ少年。徒然に解散していきながら、メイン通りでヤングたちと喋りつつLiverpool Street 周りでCosmo, Laura とto be or not to be の新しい使い方を編み出して帰宅。
7月12日 (土)
昼前に起きて、食事を作ってPortobello Market へ向かう。距離的にバスが理想だが、学びを経て電車移動。Notting Hill からの路面が劣悪。
「細かく移動すること」というローカルルールに準じてスポット”A” にてバスキング開始。自治体・店・世話焼き好きの通行人から「うるさい」の三重苦。反応は非常によく、全ての需要には応えられないことがわかる。ちょうど次のバスカーもやってきて、やはり移動は必須のようだ。
スポット”B” は今季から続けている場所で、時間も少し遅いからか不思議と馴染みもよい。ルールに従いCDも出さずに演奏していると、そのルールに厳しかった自治体のおじさんが「稼ぎはどうだ?明日はなにしているんだ?」と尋ねてくる。日曜日はBrick Lane と伝えると「日曜日はもっと人がいるから来ればいいのに!」豪に入れば味方になるのがロンドン。Brick Lane ではCDが売れると言うと神妙な顔をしていたな…。
“B” も長時間演奏すると苦情が入る経験があるため、17時半頃に切り上げる。ニューヨークに住んでいるというキッズの飛び入りもあったり充実のバスキング。ダラダラ続けるよりも生産性があってよい。これは別の地域に移動してもうワンラウンドか…?
Notting Hill には罠が仕掛けてある。多くの人間は避けられるのだが、塩化ビニールを主食にする人種は別だ。こうしてMusic & Video Exchange に吸い込まれてしまい、明日も加味して帰宅を選ぶ。道中South Kensington を覗いてみるも土曜でこの様子。
ハンドル部分にクラックが多発し修理。もう一本シューグーを持ってくるべきだった。いかに日本の道路が整備されているかが伺える瞬間。スパゲティーにて就寝。明日でようやく一区切り。
それでは、続きはwebで。チーン。