METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

#stdrums Travel

18/11/2022:#STDRUMS + nakaitoshifumi at 京都RAG 〜通過〜 #RBJT2022

投稿日:2022年11月19日 更新日:

ツカ邸の朝は早い。5日連続ライヴの3日目を迎える男は8時頃にスーツを着て出社。束の間にて暫くパソコン作業。

三条駅からRAG へ到着。暖かく迎えてくださるアキバさんとノジさん。ここのステージは床が硬く、ベースドラムが動いてしまう事態に苛まれていたが、なんとゴム製のドラムマットを導入してくれたらしい。ホスピタリティー極まりないなかノジさんと茶化し合いサウンドチェックを進行。『ハナシが早い』数少ないエンジニアの1人。

今日は来場数も見込んでnt のお知り合いが物販をお手伝いして下さることとなった。設営も終えて近所の中華で食事をすれば開場。

気分
落ち着いている。不必要なわだかまり。

ギグ
#STDRUMS:形式としては福岡gigi 以来・そして着席が標準である会場のRAG。ビートを受けて身体を揺らすことを狙っているパフォーマンスに於いて対岸に位置するような環境(勿論立ち上がってはいけないというルールは存在しない)での演奏はまた新しい提案を与えてくれる。落ち着けたのはある意味『不必要なわだかまり』によるものであり、最前列で目を瞑り続けるオーディエンスの現実でもあり、如何なる場所でもファンキーで在り続けるべき男の通過点である。

nt:「1曲目の途中から入ってきて欲しい」というご注文を解釈して、STOP MAKING SENSE 的アプローチで Orand から始まるセット。トラックにも微細な変化あり。本人が言うほどに喉の影響は感じられないが、満足できない結果を生んでしまったのであれば、それはツアースケジュールそのものに問題がある。
中盤、軽快なトークに驚くばかりであった。ランダムな他人同士が集まる場所だと思っているライヴハウスで「この話題は皆さんご存知の通り」といった共通見解を前提とする信頼と掌握力。ツーマンだから得られる選択肢であり、着席とはじっくり話を聞ける状態でもある。パフォーマンス・受け取り方には様々な選択肢と自由があるから表現は面白く、意図が伝わるとは限らない。アンコールを受けて様々な形でやってきたセッション曲を2人で披露。今更ながらこれはとあるカバー曲。

思い返せば2020年。突如の繋がりでライヴが決まり、向かう数日前に世情がRAG初の無観客配信ライヴに変えさせた。あれから2年半程経過し、こうして満席を迎えられたことは喜ばしくあり、同時に #STDRUMS そのものの能力(広義として)の低さを感じざるを得ない。ツアーコーディネーターとしてではなく、アーティストとしての力量を蓄えていきたい。違う環境でしっかりと音楽を伝えられる数少ない会場であるRAG。また必ず。

物販はご協力のお陰でスムーズな進行。終演後は関係者で集まって飲む。5月末の伏線を回収しまくり、こうして11月3日から始まった約3週間の旅路は、灰になった男と引き換えになんとか締め括られた。RICH BUDDIES JAPAN TOUR 2022 関西編完遂。ありがとう御座いました。

それでは、続きはwebで。チーン。

RICH FOREVER TRADITION 2022 開催決定!#STDRUMS + Bi-syu (河内大和×横井翔二郎) 12月27日 渋谷RUBY ROOM

#STDRUMS – SATURATIONS (with 原昌和 / the band apart)

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