7月3日 (木)
冷蔵庫に余っているカブを食べつつ、夕方に Dalston を目指す。Highbury からの乗り換えがピークタイムだったか結構な混み様。
Dalston Kingsland 駅では大音量で宣教者が演説しており、Dalston Junction 周りはバスキングには適していない。ふむ…絶妙なタイミングでLoner から入電あり、民の彼から地域について色々教えてもらう。Cafe Oto はここにあったのか。
結局両駅の間、ケータイを売ってる店の隣にセッティング。店員さんも寛容でなんとかなりそう。この地域はミュージシャンやアーティストが多いと聞いていたが、人通りは多くないものの、確かに反応がいい。
屋上から見てくれる人もいつつ、2時間ほどで警察がきて終了。通報があるのはやや難ありだが、木曜日のルーティーンが組めそうだ。
そしてDalston はALDI がある。この手の激安スーパーは自動レジで小銭が使えるので、ブラウンコインで40pのドーナツを買うのが盤石。この感じが楽しい。
荷物をまとめてThe Jago へ。22時なのにまだオープンしていないというのもユルくてよい。ミュージシャンはチャージフリーだが、ラッキーにもVIPリストバンドを手に入れてソフトドリンク飲み放題。サンバ、アドーラ、先週もいたアンドリューと繋がりが増えていく。
先週のドラマーはレギュラーではなかったのか、左利きドラマーのアレサンドロがホストらしく、まさか左セットのまま演奏するかと思いきや、律儀にもセッティング時間ももらって2曲演奏。休憩を挟んで2部構成が通常だが、オープンも遅かったので25時前のワンセットで終了。Loner も終盤にやってきてくれた。
終演後バンマスの Mulele から来週のディナーへご招待いただく。家には電子ドラムもあるらしく、コンゴの秘訣を教えてもらえるかもしれない。バスが来るまで時間があったので、Loner 宅に一瞬お邪魔したのち、この足でTottenham Court Road、Soho にある St Moritz へ到着。
We are the road crew.
すぐさま、ハイタッチしてくる女性。どうやらバスキングを見てくれたらしい感じだが、いかんせん早い。お陰様で荷物運びを手伝ってもらえたが、早い。こうしてYukio タソと再会。クラブかと思ったら全然ライヴやっている…!?
St Moritz の45周年がまさに今日ということで、John Mayall ご子息 Gaz Mayall のバンド “Gaz’s Rockin’ Blues” のライヴ終盤、1曲でも聴けてよかった。ごった煮の音楽。空調設備の悪さが老舗の象徴なのか、飲み物を売ろうとする商売なのか、サウナ級の蒸し暑いホールで踊りまくる人々。
終演後、写真に応じてくれる Gaz Mayall と、日本人だったメンバーの Megumi さん。FUJI ROCK – Palace of Wonder の DJ CREW である RUBY FLASHMAN とも仲良くなれたり。
今日の入場料を手渡してくれるYUKIO タソ。なんてことよ。(甘んじて応じる) そして一昨日のバスキングを経て、PSY を20年運営している経験を通じて、続けることの大切さを教えてくれた。「そういうときだと思うこと」だから、We are the road crew。全てのタイミングが重なり集まってしまうのがロンドンの木曜日。
7月4日 (金)
昨日の録音をチェックして練習。チキンウイングを嗜んで16時に Camden Town へ到着。またも宣教師たちが大音量で演説しており、17時頃の終わり見込みらしい。
時間ができてしまったのだから、Shoganai…。今期初確保。
駅前に戻るとちょうど終わりのタイミングで、出てすぐ左にセッティング。思い返せばこの位置で叩くのは初めてかも…?人通りが多過ぎて人が溜まれない&2曲で自治体が来て終了。やはりダメか。しかし宣教師の演説の可否については明確な理由が伝えられないまま。宗教の不思議。
近い位置にいるのでこのまま Highbury & Islington へ。やはり安定の Highbury。週末も手伝って反応もよく、いい時間が続く。もちろんその間にも面倒な酔っ払いや近づき方をする人もいる。
中後半、上機嫌にエアーギターなどで盛り上げて「ソウルブラザー」的なことを言いまくってくれる人が現れたが、アンプのバッテリーも切れて片付け中、最後の最後で「ホームレスなんだ」でたよ。こうしてブラザー商法で売り上げの折半をするわけもなく、また近づいてきたら少し面倒臭そうな予感。超いいやつではあるんだけどな…。
服装がカジュアルになっていたスコティッシュ超面白美男子 Alexander。遂に再会。Cosmo, Laura と一緒に遊びにきてくれた。相変わらずの頭の回転スピードでわらかしてくれる。24時ごろまで Botellón して帰路へ。充実の金曜日。夜食サンドウィッチを食べて就寝。
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今週頭、お世話になった方の訃報が届く。出国直前にご連絡をいただいたと思った矢先、容態が急変して逝ってしまった。いわゆる「死が想像できない」不死身タイプの人だったが、Chuck Berry や B.B. KING と同じように、必ず終わりを迎える時が来る。ロックンロールの真髄と根幹を彼から教わって、いまこうしてロンドンにいる結果、最後に会えなくなってしまったとはなんの因果か。あなたのロックはわたしの中で生きています。続けていきます。また勝ちに行きましょう。
それでは、続きはwebで。チーン。
🐈CATFORD🐈
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