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29/06/2022:LIVE AT THE OLD DISPENSARY / NEED A PRACTICE / #STDRUMS U.K.TOUR 2022

投稿日:2022年6月30日 更新日:

振り返っても曖昧な記憶。集合時間が明示されないまま家主の Ferrish から「5時には家を出てもらえないか?」と珍しい連絡がきた。家の賃貸更新についてミーティングがあるらしい。ライヴ当日にいそいそと家を出なければならないのは少しナーバスになる…いや、ただ曲が纏まっていないのが理由だ。

ライヴが決まってから奮闘していた新曲のアレンジも諦めざるを得ない状況となってしまった。アイディアとは焦っても時間が解決してくれるものではない。ライヴで演奏できる状態のデータを組み上げて家を出る。この国は大工さんをも Road Crew の一員と変えてしまうらしい。

ひとまずハコの近くへ向かおう。バスで Camberwell まで向かい、LIDL で買い物を済ませて COSTA へ寄ろうとすると18時には閉店とな。

しかし本当に諦めが悪い。道中で思いついたアレンジを最後の可能性としてトライ…いいかも…。ここ1週間ほど費やした時間は『枝分かれされた道の整理』であり、元々敷いていたルートが一番近道だった結果になるのだが、最後の最後に現在時点での最適解が生まれたようだ。どうしても変えたい『なにか反発的要因』が生じたのかもしれない。こうして McDonald’s で作業を追い込み、20時頃に編曲が纏まる。書き出し作業をしながら新しい展開を席で反復練習。何故いつもそうなのだ。ロンドンに来てもやるこた同じ。

20時半に The Old Dispensary へ到着。初日の光景と違うのは Rat Records は閉店していることくらいか。予想通り Javi はまだ会場におらず、マネージャーの Andy と簡単なやり取りをしながらセッティングを進める。

備え付けのドラムキットでここまで整備されている機材も珍しい小口径の Grestch. ペダルもビーターもお店にあったというオチは見逃しつつ、持って来た機材をなるべく生やす。ハイハットとライドは最高なのだが他にシンバルがなく、割れたハイハット・ストリートで使っているハイハットを重ねたスタックを並べて本番を想定。

Javi 達が現れたのは21時頃。Music Start 9PM というのはオープン時間的な話しらしい。果たして London time なのか、Spanish loose なのか…。

誕生日の George が履いているズボンで一生の笑いを取られつつ、彼らのサウンドチェックも始まり22時前に演奏がスタート。

ロンドン到着初日に The Howling Fiends をライヴを観に来た勢いでオファーしたら実現してしまった今日のライヴ。イラストは激務 of the year 呼鳴手氏によるもの。お店のバックフラッグが妙に印象的だった、この場所で今からライヴができるだと。

これまでロンドンのパブや Venue で何度かライヴの経験はあったが、自分の交渉で掴んだライヴ。「ここで演奏したい」と思ったあの衝動。初日のブログで私は今日を『夢』と記している。故にギリギリまで編曲に費やした。ZURITO のライヴを堪能したい気持ちを抑えて、バックヤードで最後の予習。追い込みを諦めた男の表情は如何に。

23時前にセッティングも済ませ、Javi が呼び込みをしてくれる。いざ衣装を被って開始…。なんとファスナーが破損。この、タイミング、で…!こうして兼ねてから試したかった衣装無しでのライヴが始まる。視界があるって最高。音楽に集中してほしいという理由でこれまで黒子を演じて来たわけだが、プレイアビリティに影響してしまっていては元も子もない。

あれほど練習した新曲は細かく失敗。初めて操作するパソコンを用いての進行は余計なボタンを押したらしく音が出ない。演奏も繋ぎも粗雑だが、空気と表情がカバーしてくれる。だからライヴなのだ。内輪ノリと言われればそうかもしれない。だからこの場所に集まるのだ。フロアはどんどんヒートアップし、杯は交わされ、見知らぬ人たちと仲間たちがステージまで踏み入り踊ってくれている。

最後の mind the gap 演奏中に24時を過ぎてしまったためカットアウト。仕方がないことであり、全ては自分の選択で今がある。諦めのタイミングと、困ったことを引きずらないことが大切。7年前、#stdrums として路上で始まったコンセプト “Anywhere Dancefloor” は、ここ Camberwell へ繋がっていたのであった。本当に幸せでした。

ライヴ後は様々なフィードバックを得る。特に多かったのは他のハコの紹介で、今後UKでライヴツアーを組める可能性が見出せたのが大きい。ドラムキットは喋っていた店員さんの私物で、SNS での活動も追ってくれていたようだ。次のバンドの方に GUINNESS を奢ってもらいながら降りた肩の荷を友達たちと共有する。Javi たち共通の友達からはこんなハットを頂いてしまったり。

こうして徐々に人が減っていくなか、3時くらいまで飲んでバスへ。任務完了。何かの終わりはなにかの始まり。今後の動き方にも強い影響を感じた夜でした。ZURITO, The Old Dispensary, Andy, 集まってくれた皆さま、ありがとう御座いました。

それでは、続きはwebで。チーン。

#STDRUMS – SATURATIONS (with 原昌和 / the band apart)

【横井翔二郎とユージ・レルレ・カワグチのスーパーダイナマイトハウス】
season1-17
【ゲスト編 #1 Dannie B.Good】

盟友とのラジオが始まりました。毎週月曜日朝7時更新。


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