METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

Daily

【平沢進+会人(EJIN) 24曼荼羅(不死MANDALA)】〜240000へのTimeline編〜

投稿日:2021年4月27日 更新日:

あれは陽気に汗ばみスタジオへ向かう4月の道中。
『Timelineの終わり』が流れると、月末のエンドロールが脳内に過った。
始まるとは、終わりに向かうこと。
具体的であれ不鮮明であれ、着地点があって初めて起点が生まれる。
楽しみであればあるほど、侘しさもまた、終わりと共に付き纏う。

【平沢進+会人(EJIN)】
〜 24曼荼羅 (不死MANDALA) 〜
“平沢進” twitterフォロワー数が24万人突破に因んで発動した当企画。
9万人突破で開催された “第9曼荼羅” 続編のドラマーとして参加が決定した。

企画の趣旨はスネアドラムにセンサーを仕込み打数をライヴ中に掲示。
設定した打数(フォロワー数)をライヴ中に達成することが目的とされる。
即ち “第9曼荼羅” では大阪・東京と計5日間のライヴで9万打を無事に達成。
(大阪は “会人TAZZ” によるスネア演奏で、東京は上領亘氏が参加している。)

今企画は僅か2日間で240000(90000から始まるため150000)が目標打数。
全編ブラストビートでのブラックメタルアレンジを以ってしても遠く及ばない。
そこで事前に様々な場所で打数をカウントし動画にして提出報告。
ライヴを併せて24万打到達を目指す、3月上旬からのロングラン企画となった。
https://www.susumuhirasawa.online/240000

至る場所へ撮影機材を持って行っては演奏と録画。(上記URLを参照されたし)
何度となくセンサーは振動により外れ、録画ボタンを押し忘れたことか。
健忘症の疑いを余儀無くされながら打数をカウントし続け、2021年4月。
春の訪れを予感させるこの時期。
全身の細胞が越冬を肯定的に迎え入れ祝福している。

ドラム演奏動画を作ればその分アイディアが生まれる。
自然の摂理に慣い、ソロの楽曲制作の深さは増すばかり。神は言葉ばかり。
楽曲を覚える時間を充分に取れないという文字通り本末転倒。
演奏予定の楽曲数を最終確認していると “Amputee ガーベラ” が抜けていた。
リハーサル当日初日の家を出る30分で形だけ覚えて臨むという始末。
やる気とは裏腹に身が入らない要因があったとは推察し難い。

リハーサルは5日間によって行われた。
力が入る初日、悩む2日目、少し掴み掛けた3日目。
通常連続で日程を押さえたいものだが、先の予約があったため2日間のオフ。
(状況から推察できる通り、リハーサルスタジオは変わらず忙しいようだ。)

この2日間のお陰で演奏内容を自身で纏め、久し振りの路上ライヴも完遂。
やはり録画ボタンを押し忘れ1万打以上ロストしつつ整ってきた4日目。

幾多の機材実験。
使わなくなった3つ目のスネア。
初耳のアレンジ。
割れ尽くすスティック・チューニングキー・フープ…。
5日目を終えて片付けをしているとき、既に公演を終えたかのような充足感があった。

多くの方がお気付きかと思うが、事前打数はある程度調整してある。
仮にスネアロールだけをし続ければ、24万打も1日で達成できる。
今回私は日常に沿った上でスネア打数を計測した。
普段ロールし続けるためにスタジオに入ることはなく、練習と作曲と発信がそれだ。
何度でも書くほど悔しさを伝えたい、録画ボタンの押し忘れも度々。
実際にこのままでは打数が足らないままリハーサルを迎えていた。

センサーの調整と実験を繰り返し、少し足らないくらいの数値で計測は終了。
あとは本番のヴァイブスでどう転ぶか。
達成しない場合の可能性も充分も予定されている。
本人も知る由も無い展開であるからこそ、燃えるのである。

ステージに立つ者のみならず、威風凛然と対応して下さるスタッフの皆さま。
付き纏う、世情の変化と乖離を目の当たりにしつつ荷造り。
ライヴへの期待と不安。
続くツアーへの準備。
様々なファクターを詰め込めば文字通りの大荷物となり、家を出る。

夢の新幹線移動。
身分不相応な旅の始まり。

前日は新宿の街へ出ていた。
フードの素材が痛んできたため取り替えるための生地素材を買いに向かった。
しかし当該店舗の一部が政府による宣言のため(ビル全体が)休業。
取り寄せることも不可能らしい。
冬という季節は、苦境や試練を乗り越える対象への比喩としてよく使われる。
『時間』は事実として、無情に進行し春の訪れを祝福している。
だが世情は1年間の経験と結果を以ってしても停滞を希望しているようだ。

こうして現地での任務を追加で抱えたまま大阪へ到着。
ホテルへチェックイン後、とある会食へ。

リーダーが大阪でお気に入りとのことらしいレストランへ。
ヴィーガンピザが美味しいという情報を得ていたのでチーズとアンチョビピザ。
ちゃんとアンチョビ風味だし、特にチーズが再現性が非常に高い。
再現系ヴィーガン料理は初めて食べたので経験としても実に美味しいひととき。
ところで盗撮はあまりいい趣味とは思えませんね。

さて皆さんとは解散して私は纏ってきた任務に移る。
理想に近しい生地素材を求め100円ショップへ。
1軒目:該当商品なし
2軒目:臨時休業
3軒目にてようやく入手。
高いものより安いものの方が薄くて助かる理論がここにある。

野暮用を済ませホテルへ帰還。
フードの改修工事をしなければならない。
裁縫道具を取り出すと、安全ピンが無いことに気付いた。
縫い物において我が必須アイテムである。

現状ままでも、ライヴ演奏に支障はきたさないレベルであろう。
だが、配信もあるライヴで衣装に穴が空いているのはいかがなものか。
保守か、挑戦か。
ポーズか、ロックか。
…後者しか、選べねぇ…。

こうして生地を解き、新しい素材を当てながら試行錯誤。
仮縫いと確認を何回もやり直しは繰り返し、気付けば早朝5時。
ここまで時間を掛ければ完璧な仕上がりだろう。
道具がなくてもなんとかなるもんだ。

おい!!
全然ダメじゃねーか!!!!!
途方に暮れて就寝。
【平沢進+会人(EJIN) 〜 24曼荼羅 (不死MANDALA) 〜】
大阪フェスティバルホールがいよいよ目前に迫ってきた。
重大な課題を放棄したまま…。

それでは、続きはwebで。チーン。

6月18日(金)
渋谷RUBY ROOM
RICH BUDDIES vol.6

#STDRUMS
Violent Chemical

ADV- 1500円 (+1D) / DOOR -2000円 (+1D)
*開演時間未定(予定19:00)

▼予約▼
https://www.rerure.com/blog2/ticket

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執筆者:


  1. 花田良江 より:

     待ってました!!レルレさんのブログ本当におもしろいっす。うすうすドラムの打数ロス多いだろうと思っていましたがここまでって………本当におつかれさまでした。
     私は2日間現地でライブ堪能しました!フェスティバルホールめちゃ音よかったです。久々に生ドラムのずず~んと足先から下半身に音が伝わって腹のあたりまでが気持ちよい夢のような時間をすごさせていただきましたよ。ありがとうございました。そしてまさかのフードが手作りだったのも初めて知りました。どうなる??次回!!興奮冷めやらぬ状態なのでなるべく早く続きお願いします(あ、冗談です!お手隙なことにお願いします)それにしてもトーサツはいけません!!ノーノートーサツ!!これからも応援してます。
     

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