METAL TRASHING FIT II

by Yuji "Rerure" Kawaguchi #STDRUMS

Travel

〜江丹別と東京が鹿児島で出会った九州前乗り編〜 RICH BUDDIES JAPAN TOUR 2022 #RBJT2022

投稿日:2022年11月2日 更新日:

10月31日(月)
4:25 … 起床
4:31 … 出発

なんぞやっている場合ではない。前日はサポートしている KLEPTO の企画ライヴ。イベントを終えて直帰を選べなかったのには訳がある。ただ今後の関係を盛り上げてしまっただけだ。深夜2時過ぎに帰宅し、事前の荷造りに念押して家を出る服装に着替えてから一瞬仮眠、一瞬で外出。事無きを得た。

品川駅での乗り換えを待っていると、見覚えのあるロゴ。KING CRIMSON のトートバッグを持つ若者が現れた。私のパーカーの内側にはREDが控えている。声を掛けてTシャツを見てもらうものの、その反応は著しく微妙なものだった。こちらの睡眠時間が足らなかったからであろう。

スーツケース本体の自重が影響し、中身を随分と手荷物へ移す羽目に。預け前に中身をスキャンされたのは初めて。手続きを済ませて6時過ぎに搭乗。美しい朝焼けが惰眠から意識を遠ざける。あれだけ沖縄で海を見ただろうに、飽きに強い男は今日もLED ZEPPELIN を聴いている。

前の飛行機が鳥と衝突したらしく、上空での待機を経て9時に福岡空港へ到着。FUK を背負う土地でコウちゃんと合流。まずはウエスト。ごぼう天うどんを食べて RICH BUDDIES JAPAN TOUR 2022、これにて完遂。残りの約3週間は出汁の余韻で過ごしていこう。

10時過ぎにコウちゃん邸へ。荷物の整理をしていると愉快な連絡が来たため、身軽な状態にして集合場所へ向かうと、そこに在る筈の無さそうな北海道ナンバーの車が停まっていた。

大村/monq design出会ったのは10月8日の旭川である。江丹別の住人となぜ福岡で再会しているのか。『はきだしの旅』と称された彼女の旅は北海道から車で新潟へフェリーで到着し、そのまま地続きのルートで九州へ辿り着いたのだという。底知れぬモチベーションと我々バディーの旅程が偶然にも重なり、お互いに何も知らない状態のまま11月2日にはライヴまで決まっていたのであった。

そんなトントン拍子に今季のツアー前乗りが影響してくる。兼ねてから横井翔二郎に誘引されてきた鹿児島にある温泉へ『わざわざ大分・宮崎経由の国道10号で景観を見ながら行くべき』という情報をそのまま受け止めての旅行に、コウちゃん&つつみ福岡チーム・そして大村ちゃんも加わってくれたのであった。タイミングを受け取り合った4人が集まり、かくして車2台・鹿児島遠回りの旅がスタートした。

道中は愉快そのもの。爆笑とシリアスを行き来し、大分を通過していく。

九州は県境こそ魅力があるが、宮崎県に入った途端にヤシの木が姿を見せ、道沿いに連立する姿は打ち上げ花火のような光景であった。

遠回りも功を奏して、宮崎の海を堪能。つい数週間前に沖縄で存分に見たと書いたばかり…。生ぬるい風が不思議と心地いい。

ここで大村ちゃんに仕事の時間が迫ってきたため、我々3人は一旦食事へ…歩いた近くに見つけた『鬼扇』へ吸い込まれていく。

かなりしっかりとした定食屋さんで、刺身定食をオーダー。皆さんは手分けしての運転があるため、一足先に頂きます…。

やってきたのは豪華絢爛。全てが絶品。特段鯛の刺身は10月に手さばきした北寄貝の美味さを乗り越え今年ナンバーワンに認定。去年は大分の鯛だったため、やはり九州の食事のクオリティーは群を抜いている。つつみの鳥南蛮も次元違いだったそう。

大村ちゃんへは天丼弁当を買って戻ると、まだまだ仕事が終わっていないそう…ここで4人が集まった意味合いが出てくる。運転を手分けして彼女には仕事へ集中してもらえることに。つつみの運転をコウちゃん・レルレチームが追いかける流れとなった。

21時。鹿児島県霧島市の『山翠』へ到着。九州では公共ではなく個人に充てがわれる家族風呂の文化があり、満席のため順番に通される。ビールを啜りつつキリギリスのハードな鳴き声に耳を傾けていると…

どういうことだ。「東京で活躍する親友の役者からこの場所を教えてもらった」という談話から発展、初めてお店に向けて書いたサインがここ鹿児島の山翠とは…。霧島の皆さまには是非チェックして頂きたい。

そんなわけで30分ほどして案内をして頂く。庭園のような囲いに円形の外風呂と内風呂の2種類。満点の星空とはいかなかったが極上の環境。内風呂はかなりの高温で、水で埋めるのが標準と云われていたが、限界ギリギリの熱さにして入浴→水シャワーを繰り返して自らの体温で適応させていくとしっかりと身体も暖まり、お湯がしっかりと身体へ浸透していく感覚を得られた。この内容で1800円とは抜群のコストパフォーマンス。この土地でしか体験できないエンタメ性も高い。4人とも大満足で旅の目的『山翠』を後にしたのであった…。


さて、街の方に向かうも24時も過ぎてしまい開いている店も少なく、消去法で『海鮮太郎』へ。いやしかし、そんな選択とは思えない料理の質にただ圧倒される。芋焼酎は『海』を水割りで注文したところ、熊本以来の衝撃。芋臭さを全く感じさせないのは水の良さであろう。やはり地元の素材で作り味わう地物は格が違う。

仕事の後処理をしていた大村ちゃんも少し遅れて登場し、旅の成功を祝福する。

26時に閉店。店外BGMはそれなりの音量で X – Celebration が流れており街の良さを確信。さて、ここからが曖昧な記憶。つつみ・コウちゃんと別れて大村ちゃんともう一杯と、ランダムに街を歩いているとバーらしい建物を発見。中を覗くとDVDが乱立しており、OPENという看板は景観に隠れてしまっている。知らない人が来て店主が驚いてた様子の『m’s bar』に到着。

マスターのこうちゃんはパンク好きで、ROSEROSEもご存知ということで意気投合。事の顛末を説明しながら飲んでいると常連さんが2名連れで登場。スナック経営者であるミケさん。『芋』と書かれたボトルの水割りはやはり美味しく、スイスイ飲んでいるうちに曖昧な記憶。どうやら会計は全てミケさんが払ってくれたとのこと。RICH FOREVERとは、例えば見知らぬ土地で初めましての人が飲み代と駐車場代を全額出してくれることを指す。奥さんを心から愛するこうちゃんに是非また再会したいものだ。こうして駐車場に戻った(らしい)。

11月1日(火)、昼頃に意識を取り戻し、記憶の回収をしながら熊本を目指す。どうやら駐車場にあったピアノを弾く大村ちゃんを見て泣いていたらしい笑。

14時前に市内へ到着し昼飯ということで、人気らしい勝烈亭に入ると順番待ち。予約システムを用いて少し街を探索していると…

この雰囲気。

というわけで急遽変更し老舗の『ニック』へチン入。名物のニック焼きはお好み焼きと焼きそばを相盛りした逸品。そして念願の水(水道水)!やはり熊本の水は抜群に美味い。隣の常連さんは焼酎を執拗に飲み続けていた。


道中のコーヒー屋さんを経て玉名SAにて一度撃沈。目が覚めると素晴らしい夕焼けに覆われていた。昨年7月の福岡でも似た景色を眺めており、やはり九州の空は一味違う。絶景にて体力を引き戻し、アイルランドでの留学、人付き合いの距離感といった話題を繰り広げながら19時過ぎに福岡は福津のスタジオクゥーへ。まさしく、1年前に夕焼けを見上げていた場所である。

明日のライヴでドラムキットをお借りするため、シンさん・ヒロシくんと再会。そのまま我々は簡単なリハーサルを行う。ここまで共に時間を過ごしてきて音を出すのは初めてなのだから実に愉快。すんなりとお互いの確認を終えて、機材をヒロシくんのレンタカーへ積み込みいざ出発…と、まさかの積み忘れたシンバルを車で踏んでしまい、ライドシンバルが逆反りしてしまうハプニングがありつつ近くの中華屋さんで明日の成功を祈願する。大村ちゃんとっておきのインターネットミームでひとしきり爆笑し、福岡市内へ帰還。

まだライヴも始まっていないと言うのに、これだけの情報量。これから先のツアーブログが思いやられる…。こうして感動が連鎖する弾丸鹿児島旅行を終え、地鶏のたたきは食べ忘れ、明日からいよいよツアーが始まる…。

それでは、続きはwebで。チーン。

RICH FOREVER TRADITION 2022 開催決定!#STDRUMS + Bi-syu (河内大和×横井翔二郎) 12月27日 渋谷RUBY ROOM

#STDRUMS – SATURATIONS (with 原昌和 / the band apart)

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